四大陸選手権が終わって、私が 一番 印象強く思った演技は、実は、アダム・リッポン 選手の、フリープログラムでした。


ジャンプ構成は変更されてあって、四大陸の冒頭のジャンプは、サルコウ の四回転でした。


ー ー ー 失敗でした。

曲が、G線上のアリア から トッカータとフーガ に変わる後半のクライマックスで、彼は十八番である トリプル・ルッツ を、両手を挙げて、カッコ良く決めます。 そこでのジャンプの失敗は、殆ど 見たことがありません。


多くの人が、彼は ルッツ が得意なのだ と、思っています。 

そして、彼なら、クワド・ルッツ も きっと 跳べる、そういう期待を人が抱くのは、考えてみれば、当然のことかもしれません。


今月の世界選手権では、挑戦してくるでしょうか。


 もし、今期は駄目でも、きっと、ソチ・オリンピック までに出来るようにしようと思っているのではないでしょうか、



アダム・リッポン選手も、オリンピックでのメダルを目指している、そういう選手の一人なのだ ということを、ひし と、感じています。



・・・・・動画は、予定にクワド・ルッツを入れて挑んだ 全米選手権の時のフリー演技です。





四大陸選手権も終わって、とうとう、次は 世界選手権 です。


やっぱり 私は、浅田真央さんの持っている力の、最も優れたところは 美しさ だ と思います。



容姿も美しい、ポジションも美しい、ジャンプも美しい、(性格も美しい)、



誰もが一目置く 美しさ。 一番が相応しい美しさ。



彼女に振り付けをする人も、衣装をつくる人も、皆が、その 美しさ を認めている と、感じています。



フリーの ‘愛の夢’ の衣装、前のデザインは、太古のヴィーナス、“アルテミス” の像を元にしているようでした。


新しい方のデザインは、古代ギリシャのアフロディーテの石像のようです。

ヴィーナス、美の女神 ・・・・・ 、究極の美 です。

2010年に、彼女が雑誌 “ヴォーグ” のモデルをした時、その写真を眺めて、私は まるで、ルネッサンスの絵画、モナ・リザ のようだと思いましたが、その印象を、彼女は成長しながら、より、究めていった と、この頃は つくづく 思います。

世界選手権で、私がより期待するのは、ですから、美しい浅田真央さんを見ることです。









以前・・・2008年 の 浅田真央さんの 3-3 の コンビネーションジャンプ を あらためて見返しました。

この、‘月の光’、素晴らしいですね♪。 衣装の、背中が大きく開いたデザインと色は、‘愛の夢’ と、同じような印象を醸すものです。

風にそよぐように、スッスッと滑って行く姿には、初めて ‘ノクターン’ を見た時の衝撃が 瞼に呼び覚まされるようです。

彼女のスケートの美しさは、このシーズンに大きく、そして強いものになりました。 美しく、芸術的に極めて優れた演技をする、そういう点に於いて、唯一無二のスケーターの領域に、この時 既に彼女は行き着いていたのではないでしょうか。

他の選手を寄せ付けないプログラムとする為に、この後、3-3 のコンビネーションジャンプは、3A-2 のコンビネーションジャンプに変えられて行きました。 それは、女子の現役選手では、今だに、浅田真央さん以外の誰も やっていない、いえ、出来ないものです。

難度の高い技術を習得して行く、彼女には、それを成し得ることの出来る 類稀な才能もありました。 


彼女は、正真正銘の トップクラス のアスリートです。