ちょっと、私は出遅れてしまっていましたが、もう、ソチオリンピック (2014年) 用のプログラムの構想は形作られ始めていたのですね。
浅田真央さんも、世界選手権が終った直後のインタビューで、オリンピックシーズンも、ショートの振り付けをローリー・ニコルさん、フリーをタチアナ・タラソワさんに依頼すると言っていたそうです。
MSN産経ニュース、(2013.3.18)
浅田真央さんの、シニア一年目のショート、ショパンの “ノクターン” は、私も、今でも大好きです。 何と言ったらいいのか、衝撃さえも覚える、フィギュアスケートのイメージが全く変わってしまった、心奪われる演技でした。
技術を超えた芸術性を、彼女は表現出来る、素晴らしいスケーターだなぁ、と、目が釘付けになりました。 彼女が滑っている間は、本当に、彼女から放たれる、その、この世ならざる世界に心酔して行くことが出来ました。
ローリー・ニコル という振り付け師の名は、その浅田真央さんの魅惑的な演技と共に、脳裏に入ってきました。
シニア二年目のショート “ラベンダー” も、曲が鳴り初めた途端に、一気に雰囲気が締まって、彼女の美しさは知っていた筈なのに、又、新たに目を見張らせられる想いでした。
私なりに考えることは、ローリー・ニコルさんの振り付けは甘く、タラソワさんの振り付けは、険しい、というような印象がある、
・・・タラソワさんは、芸術は、けして、怠惰な官能的なものではなく、強く、今を切り開く力を孕んでいるものだと、解釈しているのだと感じます。
バンクーバーオリンピックの時の “鐘” こそ、至高、唯一無二、世紀の、人類史にも残るような芸術でした。 やっぱり、又、見たいと欲する。
“鐘” に勝るものは、ありませんでした。 それなのに、銀、でした。
先日も書きましたが、そのオリンピックでは、四回転ジャンプをやらなかったエバン・ライサチェックさんが、男子シングルで優勝し、そして、その得点を見て感激をしているライサチェック選手の横に、ローリー・ニコルさんが居ました。
この度の世界選手権でも、浅田真央さんより上の銀メダルを獲ったカロリーナ・コストナー選手の側に、ローリー・ニコルさんが居ました。 (男子シングルの銀メダリストの横にも居ました)。
私個人の思いとしては、ソチでは、ローリー・ニコルさんを排して、浅田真央さんが金メダルを獲ってこそ、バンクーバーと、ロンドン世界選手権のリベンジになる、
ー ー と、そんな気持ちなのですが、
でも、今にして思えば、バンクーバーの時には振り付けから外れてしまった、カナダの有力者ローリー・ニコルさんが、今度こそは、やってくれる、と云うのならば、バンクーバーで叶えられなかった、浅田真央さんの理想のプログラムが得られることになって、その方がいいのかもしれません。