やっぱり待てなかった 『トンイ』①
4月に入って、ずっとブログ更新していませんでした。
なんでかというと、『同伊 』(2010年)を一気観してしまっていたからです。
あれほどゆっくり観ていこうと思っていたのに、次回が気になって気になって、結局1週間が待てませんでした。
そういえば『太陽を抱く月 』(2012年)も待てなかったのでしたっけ。
キム・スヒョン主演作は “待てない” ということです。
さて、ドラマ 『トンイ』。
よかったーっ
韓流よろしく、主人公チェ・トンイ(ハン・ヒョジュ)が これでもかってくらい謀に翻 弄されるんですけど、それでもこのドラマはどんよりしません。
私は時代劇ドラマをあまり観ていませんが、この作品は相当明るいドラマではないでしょうか。
それって、ライティングもさることながら、天真爛漫なハン・ヒョジュの明るさがそうさせるのでしょう。
大変な目に遭いながらも殿下 に対して「テヘッ」って顔をするヒョジュ、カワイイんです。
さて、全60話もある『トンイ』ですが、キム・ユジョン演じるトンイの幼少時代は第4話まで。
第4話の終わりから、掌楽院の 奴婢の時代が始まります。
キム・ユジョンの涙誘う時期と変わって、奴婢の時代は掌楽院直長の ファン・ジュシク(イ・ヒド)、同じく掌楽院の楽師パン・ヨンダル(イ・グァンス)の凸凹コンビの参戦で、ドラマのトーンが明るくなります。
そして彼女の才覚と機転によって、国王粛宗( チ・ジニ)の側室であるチャン・オクチョン(イ・ソヨン)を助け、トンイは一気にステップアップ。
身分が変わります。
奴婢からいきなり官女へ 。
第11話の終わり、低音の迫力あるテーマミュージックが高らかに流れ、トンイは監察府の 女官となるのです。
「ネガ(私が)?」
この場面は感動的でした。
監察府という役所は宮廷の内部監査機関で、内部犯罪などの捜査を行う部署です。
私は最初、この部署の専門性がドラマで描かれるかについては、特に期待していませんでした。
韓流コンテンツの面白さは、とにかく謀略とかイジメとか、主人公が追い詰められるところにありますから、所属環境なんかどうでもいいんです。
と思っていたのですが、ここからが監察官トンイとして様々な事件に遭遇し、そのたびに才覚と知略によって事件を解決していくんです。
「あ~『トンイ』ってこういうドラマなんだ。『新・別巡検2 最期の導き』(2008年)みたいな事件簿的な面白さも採り入れているんだ」
と思い知るわけなんですね。
最初は冷遇されるトンイですが、だんだん周囲の理解を得ていきます。
観ているうちにだんだん監察府の仲間を見分けることができてきて、彼女たちがまたけっこう魅力的だったりして、作品が華やか
監察府の中にいながら、張禧嬪( イ・ソヨン)の配下として暗躍するウングム(ハン・ダミン)とシビ(オ・ウノ)。
背信者で
す。
顔でトンイに負ける先輩女官のエジョン(カン・ユミ)。
この人は『天使の誘惑』 (2009年)でも、力自慢のこんな役でした。
そういえば『トンイ』は義兄役 のペ・スビンといい、イ・ソヨンといい、『天使の誘惑』キャストが勢揃いしていて、楽しいです。
そのイ・ソヨンですが、やっぱり気品と威厳に溢れた、スゴい女優さんです。
彼女のクライマックスである第53話から第55話は、主人公のトンイが霞んでしまうほどの迫真の演技を見せてくれました。
まー、この人は何でこういう悪女が似合うんでしょうかねぇ。
第56話以降、トンイは正一品相当の淑嬪と して、ヘンに謀略家じみてきます。
「宮廷では私も古株ですから」
なんてセリフが出てくるくらいです。
これじゃあ、結局第2の禧嬪 ママじゃん・・・なんて思えてきますが、トンイの信念と行動は子ども時代から変わっていません。
父の教えはずっとトンイのなかに生き続けているのです。
そして最終回の最後のシーン。
髭に白いものが目立つ義兄チャ・チョンスと少女トンイ(もちろんキム・ユジョン)。
びっくりするようなシーンですが、意外過ぎていて ネタバレにはならないでしょうねぇ。
もちろん回想シーンではないですよ。
女性の一代記。
とても尊く重い人生でしたが、最後まで、明るく爽やかなドラマでした。
ハン・ヒョジュ、よかったです。
オマケです。
ドラマ『アクシデント・カップル』(原題:ただ 見守っていて (望んで 見て) 2009年)より、チュンジョンママ。
なんでかというと、『
あれほどゆっくり観ていこうと思っていたのに、次回が気になって気になって、結局1週間が待てませんでした。
そういえば
キム・スヒョン主演作は “待てない” ということです。
さて、ドラマ 『トンイ』。
よかったーっ
韓流よろしく、主人公チェ・トンイ(ハン・ヒョジュ)が これでもかってくら
私は時代劇ドラマをあまり観ていませんが、この作品は相当明るいドラマではないでしょうか。
それって、ライティングもさることながら、天真爛漫なハン・ヒョジュの明るさがそうさせるのでしょう。
大変な目に遭いながら
さて、全60話もある『トンイ』ですが、キム・ユジョン演じるトンイの幼少時代は第4話まで。
第4話の終わりから
キム・ユジョンの涙誘う時期と変わって、奴婢の時代は掌楽
そして彼女の才覚と機転によって、国
身分が変わります。
奴婢からいきな
第11話の終わり、低音の迫力あるテーマミュージックが高らかに流れ、トンイ
「ネガ(私が)?」
この場面は感動的でした。
監察府という役所は宮廷の内部監査機関で、内部犯罪などの捜査を行う部署です。
私は最初、この部署の専門性がドラマで描かれるかについては、特に期待していませんでした。
韓流コンテンツの面白さは、とにかく謀略とかイジメとか、主人公が追い詰められるところにありますから、所属環境なんかどうでもいいんです。
と思っていたのですが、ここからが監察官トンイとして様々な事件に遭遇し、そのたびに才覚と知略によって事件を解決していくんです。
「あ~『トンイ』ってこういうドラマなんだ。『新
と思い知るわけなんですね。
最初は冷遇されるトンイですが、だんだん周囲の理解を得ていきます。
観ているうちにだんだん監察府の仲間を見分けることができてきて、彼女たちがまたけっこう魅力的だったりして、作品が華やか
監察府の中にいながら
顔でトンイに負ける先輩女官のエジョン(カン・ユミ)。
この人は
そういえば『トンイ』は
そのイ・ソヨンですが、やっぱり気品と威厳に溢れた、スゴい女優さんです。
彼女のクライマックスである第53話から第55話は、主人公のトンイが霞んでしまうほどの迫真の演技を見せてくれました。
まー、この人は何でこういう悪女が似合うんでしょうかねぇ。
第56話以降、トンイは正一品相当
「宮廷では私も古株ですから」
なんてセリフが出てくるくらいです。
これじゃあ、結局第2の
父の教えはずっとトンイのなかに生き続けているのです。
そして最終回の最後のシーン。
髭に白いものが目立つ義兄チャ・チョンスと少女トンイ(もちろんキム・ユジョン)。
びっくりするようなシーンですが、意外過ぎていて ネタバレにはならないでしょうねぇ。
もちろん回想シーンではないですよ。
女性の一代記。
とても尊く重い人生でしたが、最後まで、明るく爽やかなドラマでした。
ハン・ヒョジュ、よかったです。
オマケです。
ドラマ『アクシデント・カップル』(原題: