腸内細菌が水素を作る
ソーコ(桑子)さん
「身体の中で水素ができるって、どんなふうにできるんですか。」
マルベリー(桑)先生
「日本人の野菜の消費量は少ないって言われているでしょ。」
ソーコさん
「そうです。1日消費量は300gにもならないそうですね。350gは食べなさいと言われていますね。」
マルベリー先生。
「でも、何のために食べなきゃいけないのか、理由は言われていないですね。」
ソーコさん
「そうなんですね。ビタミンとかミネラルを摂るのに必要なことはわかりますが、大便の材料を増やして便秘を防ぐためですか?」
マルベリー先生
「えぇ、それもあります。野菜が大事な理由は、実は、腸内細菌に十分な餌をやることにあるんです。野菜を食べると食物繊維が消化管の中に充満することになります。やがて、腸内細菌が食物繊維を食べて、水素を作るようになるんです。」
アルミパウチの容器なら水素は逃げません
ソーコ(桑子)さん
「どんな容器の水素水なら大丈夫なんですか。」
マルベリー(桑)先生
「これについては、いろいろ調べられています。」
ソーコさん
「で、どんな容器がいいんですか。」
マルベリー先生。
「パウチって知ってますか。」
ソーコさん
「ええ、知っています。プラスチック製のしっかりした袋に先端部分にねじ式キャップがついているものですね。」
マルベリー先生
「そう、アルミパウチ容器がほとんど水素の漏れがなかったことが分かっています。アルミ缶も調べられているんですが、これもダメでしたね。アルミ缶なのにどうして漏れるんでしょうね。ふたの構造のせいなんでしょう。」
ペットボトルの水素水には水素は含まれていません
ソーコ(桑子)さん
「どんな容器の水素水なら大丈夫なんですか。」
マルベリー(桑)先生
「水といえばペットボトルを思い出すでしょう。水素水の場合、これが一番ダメなんです。」
ソーコさん
「どうしてダメなんですか。」
マルベリー先生。
「ペットボトルはポリエチレンテレフタレートというプラスチックでできているんですが、実はこのプラスチックいっぱい小さな穴が開いているんです。」
ソーコさん
「穴があるんですか。水を入れておいてもちっとも減らないし、穴が開いているなんて信じられませんわ。」
マルベリー先生
「そうでしょうね。水素というのは一番小さな分子で、それに比べると水分子はかなり大きいんです。ペットボトルの穴は水分子は通さないけれども、水素分子は通ることができる大きさなんですよ。ペットボトルの中に水素を入れて保存するなんて誰も考えたことがなかったんでしょう。水素水が売り出されたころは、みんなペットボトルを使っていましたよ。その結果、ただの水を高いお金を出して買わされていたんですよ。」
市販水素水の中には水素が含まれていないものが?
ソーコ(桑子)さん
「水素水ってものが売られています。なにか役に立つんですか。」
マルベリー(桑)先生
「そりゃぁ役に立ちますよ。水素水を飲んだら、胃や小腸で水素は血液へ移って行って、全身に運ばれるんです。」
ソーコさん
「すると、水素水を飲んでおくと、身体の中で発生する活性酸素をつぶしてくれるんですね。」
マルベリー先生
「そうなんですが、売られている水素水の中には、ほとんど水素がないものもあるんですよ。」
ソーコさん
「へぇー、だましですか。」
マルベリー先生
「いや、そういうわけではないんです。たしかに容器に水素水を詰めているんですけど、水素分子っていうのは非常に小さいので、容器にある小さな穴からだんだん水素が抜けていくんです。長いこと店の棚に並べておくと、売れたころにはほとんど水素がない状態なっていることがあるんです。」
身体によいことづくめの水素
ソーコ(桑子)さん
「水素が注目されていますね。身体に非常に良いそうなんですね。」
マルベリー(桑)先生
「そうです。今から10年ほど前に、身体の中の水素の役割がわかり始めたんです。」
ソーコさん
「人間の身体の中に水素があるなんて、なんか不思議な気がします。」
マルベリー先生
「大腸に住み着いている腸内細菌の中には、水素を作るものもいるんですよ。この水素生産菌はたえず水素を作っているんです。」
ソーコさん
「水素って、あのアドバルンに入れて空に浮かべるためのガスでしょ。それが、お腹の中でできているんですか。いっぱいできたら、身体が浮いてくるのかしら。浮かばなくても、なんか体重が減りそうに思えますけど。」
マルベリー先生
「あのね、体重が軽くなるほどの量の水素が作られるわけではありません。量は少ないのですが、水素ができると体内の活性酸素をつぶしてくれるので、健康にとって非常に良いことをしてくれるんです。」
運動も大切です
ソーコ(桑子)さん
「温泉に浸かっていると、二酸化炭素が身体の外から入ってきて、血流を増やすんですね。でも、身体の中の細胞から、栄養を消化しつくした最終産物として二酸化炭素が出てくるのではないですか。」
マルベリー(桑)先生
「そうです。二酸化炭素が身体中のあらゆるところから出てくるんです。」
ソーコさん
「その二酸化炭素は結局血液に溶け込むんですよね。」
マルベリー先生
「そうです。身体の各所から出てくる二酸化炭素も同じように血液に溶けて、血流を強めているんです。」
ソーコさん
「すると、あまり二酸化炭素ができない状態、例えばほとんど運動をしていない状態では血流も悪くなってしまうんですね。」
マルベリー先生
「そうなんです。食べ物に気を付けることと運動することがいかに重要かわかるでしょ。身体のうちで二酸化炭素がたくさんできるような身体にしておかないと、血液の巡りが悪いので、病気になる可能性は大きくなりますよ。」
二酸化炭素を肺から放出して血液のpHが下がるのを防いでいる
ソーコ(桑子)さん
「二酸化炭素は血液に溶けると、重炭酸イオンになるんですね。」
マルベリー(桑)先生
「そうです。二酸化炭素は水と反応して重炭酸イオン(陰イオン)と水素イオン(陽イオン)になります。」
ソーコさん
「血液のpHは非常に厳密にコントロールされているそうですね。温泉に入って全身から血液めがけて二酸化炭素が押し寄せたら、血液のpHが狂ってしまうんではないですか。」
マルベリー先生
「そうですね。血液のpHはきちっと守られないといけないので、過剰になった重炭酸イオンを肺から放出して、pHの変化を食い止めているんです。」
ソーコさん
「あぁ、それで血液が大量に流れるようになって、その結果として身体が温まるわけですね。」
マルベリー先生
「そうなんです。二酸化炭素は水と反応して重炭酸イオンになると弱酸性を示します。血液が酸性に偏ると具合が悪いので、肺から二酸化炭素を放出して、血液pHが下がるのを食い止めているわけです。」
体温より低い温泉でも身体は温まる
ソーコ(桑子)さん
「温泉って、きらいな人はいないでしょうね。」
マルベリー(桑)先生
「そうでしょうね。」
ソーコさん
「温泉に入った後は、いつまでもホカホカして、身体があったまるって感じがします。」
マルベリー先生
「体温より高い温度の温泉なら、身体も温まるのは当たり前ですが、体温より低い温度の温泉でも身体が温まるんです。」
ソーコさん
「なぜかしら。体温より低い温度の温泉なら、どんどん体温が奪われるはずなのに。」
マルベリー先生
「そこが面白いところですよ。たとえ、体温より低い温泉でも、温泉に含まれる重炭酸イオンが皮膚からどんどん身体へ入ってきて血液に入りこむんですね。すると、重炭酸イオンを排除するために血流が増えて、過剰の重炭酸イオンがなくなるまで、この状態が続くんです。そのため、いつまでも暖かく感じるんです。」
二酸化炭素は血流を増やし体温を高める
ソーコ(桑子)さん
「血液に二酸化炭素が溶け込むと、私たちの身体は二酸化炭素を取り除いて、酸素を充満させるんですね。そのために、血流が増えるんですね。」
マルベリー(桑)先生
「血液中では、二酸化炭素は水と反応して重炭酸イオンになっているんです。」
ソーコさん
「二酸化炭素はガスの状態で溶けているのではないのですか。」
マルベリー先生
「ガス状のものもあるんですが、イオンになっている方が多いんですよ。」
ソーコさん
「すると、重炭酸イオンがヘモグロビンにくっついて、肺へ運ばれていくわけですね。重炭酸イオンがヘモグロビンに結合したとき、持っていた酸素を放出して細胞の生命維持に使うんですね。」
マルベリー先生
「その通りです。何しろ一定割合以上に重炭酸イオンが増えると身体は酸素不足と感じてしまって、大量の血液を全身に送るんですね。その血液は心臓から出てくるわけですから、温度は心臓と同じなんですね。だから暖かくなるんですよ。」
お腹の調子が良ければオナラは臭わない
ソーコ(桑子)さん
「オリゴ糖や水溶性食物繊維が大腸の中に充満していて、短鎖脂肪酸なんかもたくさん作られているとしたら、代謝の最終産物の二酸化炭素もたくさんできませんか。」
マルベリー(桑)先生
「その通り、たくさんの二酸化炭素が発生します。」
ソーコさん
「その二酸化炭素はオナラになって出ていくのではありませんか。」
マルベリー先生
「いや、そんなことはありませんよ。二酸化炭素は血液に溶けますから、ヘモグロビンがもっている酸素といれかえて肺へ行き、そこで呼気として放出されます。オナラになる分は、かなり少ないと思います。」
ソーコさん
「あぁ、よかった。オナラが活発に出るようだったら、野菜を食べる習慣がやっと身についたと思っていたのに、野菜を食べるのを控えないといけないんじゃないかと思ってしまいます。」
マルベリー先生
「オナラも少しは多く出るかもしれませんが、特に困るようなことはないと思いますよ。むしろ、オナラの臭いがお腹の調子が良いかどうかを教えてくれますよ。臭わないオナラが出るようだったら、お腹の調子は非常にいいんですよ。」
