当ブログは同人映画「ゲゲゲの謎」の矛盾点まとめブログです。
詳しくは「ゲゲゲの謎」は矛盾だらけにまとめています。
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このブログを読んで「ここに書いてあることって本当かなぁ?」と思われた方。
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「ゲゲゲの謎」批判において、水木先生の「儲かればいい」という言葉はまるで最強の「はい論破」のようにしばしば使われます。
なんの反論にも論破にもなってませんが。
「儲かればいい」という言葉の一人歩きの記事にも書きましたがその言葉は免罪符にはなりません。
今の水木プロといい、水木先生の名言を都合よく利用しないでほしい。

水木先生は、あのホンガラカとした飄々とした態度、生にすら執着しない達観したその性格から、
何をしても怒らなそうな好々爺、
作品を加工可のフリー素材にしても怒らないおっちゃん、
原作をぐちゃぐちゃに踏みにじられてもゼニにさえなれば許してくれるおっちゃん、
というイメージを抱いている人が多いのではないかとすら勘繰ってしまいます。
果たして本当にそうなのか。
今日は他の巨匠の目から見た水木先生の姿を紹介させていただきます。
〇9で割れ!

その巨匠とは矢口高雄先生です。
昭和の大自然の秋田で育ち、銀行員を勤めながら投稿漫画を描き「バチヘビ」「釣りキチ三平」をヒットさせて日本中に釣りブームとツチノコブームを巻き起こした大巨匠です。
その生き生きとした自然描写は水木作品の背景にも負けていない、芸術と見まごう程のアートです。
その矢口先生の自伝漫画「9で割れ!昭和銀行田園支店」に我らが水木大センセイがご登場します。
(※なお「9で割れ!」は明るく朗らかな自伝と思いきや1巻には凄惨な殺人事件、2巻にはお食事中注意なお話がありますので苦手な方はご注意ください…)
〇白戸三平先生との出会い
あるとき矢口先生は漫画雑誌ガロでかの白戸三平先生の名作「カムイ伝」に出会い、あまりの壮大なドラマに斧で脳天をカチ割られたような衝撃を受けます。
(「9で割れ! 昭和銀行田園支店」3巻収録 FILE17 衝撃の一冊)
そして渾身の短編「現代相撲考 無敵」を描き上げ「ガロ」に投稿します。

しかし残念ながら「無敵」はボツになってしまいした…。
(「9で割れ! 昭和銀行田園支店」3巻収録 FILE21 ボツになった『無敵』)
納得できない矢口先生は有給を利用して上京し「ガロ」編集部に突撃します。
「ガロ」の長井編集長はまず相撲と言うテーマが当時の東京の若者にはウケない事、絵のダメ出しをします。
幼い頃から絵に並々ならぬ自信をもっていた矢口先生は更にへこんでしまいます。
矢口先生は話題を変え、憧れの白戸三平先生の仕事場見学を希望しました。
しかし白戸先生は大の人嫌いでその願いは叶いませんでした。
そこで長井編集長は
「とは言ってもわざわざ遠い秋田から来てくれたのに…」
と、代わりのプロ作家を紹介してくれました。
その先生こそが、我らが水木大先生だったのです。
(「9で割れ! 昭和銀行田園支店」4巻収録 FILE22 ボツになった理由)
前半だけで長くなってしまったので続きはまた後日書かせていただきます。
