北野輝一 陰陽師の独り言 -7ページ目

恋愛下手



交際経験が無い女性は、この文章を読まないでください。

ある程度の年齢(33歳~50歳)で、過去に本当の交際をしたことが無い女性の内、70%は何らかの因果か業の呪縛を受けているのですが、残りの30%、因果も業も関係無く交際下手な女性は重症と思ってください。

特にバブルに影響を受けた年代層に多く見られるのですが、あまりにも邪気が強く、それが当たり前だと思っているのです。

1 自分が仕事を続けたいから、結婚しても週末だけ楽しく過ごせばよい。

2 音楽を教えているので結婚するには広い家が必要。

3 自分の貯金は自分のもの。

4 メールを出して返信がないと愛されていないと感じる。

5 別れたあと、自分の過ちの言い訳をしたい。

6 自分より学歴・収入が下の男を見下す。

7 家柄を気にする。

8 結婚しているのに堕胎をする。

9 不倫を主人に告白する。

10 自分の家族を優先に考える。

11 自分の年齢を考えて結婚する。

12 デートの食事がラーメン屋では愛されていないと感じる。

13 他人の幸せが嫉ましい。

14 別れた相手に対し、自分と交際することが彼の幸せだと思う。

最後に、物事を自分中心でしか考えることができない。

上記、5つ以上、自分に当てはまる女性は、正しい形で邪気を祓わない限り、幸せはなれません。

ちょっと解脱

前章で書いた鎌倉仏教の開祖たちは、皆、解脱を目指しました。

解脱とは煩悩を捨て去り「恕」の心を持つことだと思います。

親鸞や道元は現代に生きていても最高の哲学者であり宗教家だったと思います。

しかし、彼らにして解脱の境地を得ることは叶わず、迷いの中で死んでいったのです。

ましてや私たちのような凡人が、現代のようなボーダレスの世の中で解脱を望もうとすると、

オウム真理教のように頭に意味不明の帽子をかぶらなければならなくなります。

人は煩悩に支配され生きてゆく動物です。

欲深く無節操で自分の事が世の中で一番大切です。

そんな私たちでも運良く「親」になれると少しだけ恕の心を知ることができるのです。

世の中で一番大切だと思っていた自分の命さえ、子供のためなら捨ててもよいと考えている親はたくさんいますし、

自分がほしい物を我慢しても正しい子育てをしている親もたくさんいるはずです。

所詮、私たちは解脱などできないのですから、せめて恕の扉を少しだけ開けられたことを

子供に感謝しなければいけません。

私が、幸せな恋愛をして子供を産み、正しく育てることを強く主張するのも、

皆さんに幸せになってもらいたいからです。

皆でちょとだけ解脱しましょう。



読書・日本版



今日は私の趣味でもある本に関する話をしましょう。

文学になりうる書物と一般的な本との違いは、文学の場合、読み手の年齢や環境によって、

作家が贈るメッセージが異なって伝わることだと思います。それはクラッシク音楽や絵画にも

共通するものではないでしょうか。

ですから文学書には何度も読み返す楽しさがあり、流行本ではそのような体験を得ることはできません。

私の好きな浅田次郎氏なども、文学の壁に突き当たり、今、もがいている最中のように感じられます。

最近の作家ではやはり川端康成が優れていて、私も10代、20代、30代と同じ本を読みましたが、

50歳を過ぎてやっと、彼のメッセージを正しく感じることができるようになったと思います。

ジャンルにとらわれず私の好きな作家を書きましょう。

芥川龍之介

彼の作品はどれもが繊細で若いころの私を大いに啓蒙しました。

川端康成

男のロマンを追及した作家です。現実ではあり得ない状況を独自の文体で見事に表現しています。

井上ひさし

彼はテレビの脚本家から作家に転向しました。昔、NHKで放送されていた「ひょっこりひょうたん島」は彼の作品です。特に、初期の作品がすばらしいのですが、「吉里吉里人」以降の作品は精彩を欠いたものになってしまいました。

五木寛之

朱鷺の墓までの作品はすばらしく、特に処女作である「青年は荒野をめざす」は、10代後半の男子、必読の一書だと思います。

しかし、最近は「大河の一滴」に代表されるように、かなり抹香臭くなっていると思います。

優れた作家は、自殺をするか、宗教に染まるしか道がないのでしょうか。残念です。

山崎豊子

初期の私小説から「白い巨塔」以降の長編まで、不出来のない作家です。

文学書ではありませんが、私の大好きな作家です。

塩野七生

「ローマ人の物語」で一躍、有名になりましたが、それ以前の作品もすばらしいものばかりです。本屋で著作を探すのが楽しみな作家です。

浅田次郎

現代を代表する流行作家です。特に「プリズンホテル四巻」は、通勤時間に読みにはもってこいの作品で、男女共に笑える内容です。

司馬遼太郎

彼は時代物専門の作家で、作品の多くがNHKの大河ドラマで放送されています。作品は決して文学書ではありませんが、彼の一貫したメッセージは私にとってどのような文学書にも劣るものではありません。

戦国時代から日露戦争までが彼のテリトリーで、彼の作品を読むことにより日本人の本質に近づける思いを強く持ちます。

彼が日本人に残したものは川端康成以上ではないでしょうか。

北野追記・流行作家の怖さ

戦前、戦後を通じ、大変著名な作家に「山本周五郎」がいます。私は10代の頃、彼の作品を全て読みました。読んだ私は大いに感化され、儒教の悪い部分だけを吸収してしまったのです。彼の作風は昭和20年8月(終戦)で大きく変わります。代表作の多くは20年8月以前のもので、女は苦労するのが当たり前、大義の為に死んでいくのは美徳、貧しさを我慢する事が良い人だとのメッセージで溢れかえっています。

全ての作品が「太平洋戦争」の応援文なのです。10代の私が作品の時代背景まで理解できるはずがありません。

私が彼のイカサマを知ったのは、それから十数年後、今は亡き先生に会ってからでした。