むかしむかし。
あおちゃんに2017年に書いていた手紙のことを書いたブログを読み返してしまいました。
(昔に書いてたよ!とアプリが教えてくれたので)
なんとも強気というか、率直というか、正論だし、しかし、去年よりも客観的だったのですよ。
昨今は、あおちゃんに言ったところでどうしようも無いことばかりだと思っていたので、がんばれーとか、見守ってますーなんていう、自分でも何やってんだろう、と思うようなものばかり。
メッセージというものを届ける事ができず、率直な言葉を伝えることもできません。
(率直なことを言うのも悪い気がして)
ですが、この前の横浜FC戦、気になったことがありました。
その前の鳥栖戦でもそうだったんですが、あおちゃん、なんで後半のこり20分くらいになるとバックに入ってしまうんですね。
なんでなのでしょう?
そこからだれかが前に入ってるのかもしれないのですが、リンクマンが居なくなるから崩れ始めるんですね。
崩れた上に交代が入ると、なぜか余計に崩れてしまう。
フレッシュなメンバーは周りとの調和を考えながら動かないとならないはずなのに、元気だからと周りを置き去りにするもんで余計でもギャップができてしまい、失点するんですね。
あおちゃん、なんとか体力を保持しながらボランチにおられんもんでしょうか?
あんなに狩りにいかなくてもポジション取って相手を抑えられると思うんですが、いつの間にかできなくなったんでしょうか?
やはりポジション取ってフォーメーションが整わないと整っているチームにはやられてしまいますよね。
ついには今年は一勝しかし無いチームに負けてしまいました。
ほんと、横浜のほうが整ったサッカーしていました、
こちらにチャンスが多い時間もありましたが、守備は横浜のほうがオーガナイズされてましたからうちのようなバラバラと行くような攻撃なんて怖くなかったと思うんですね。
むかしむかし、浩司くんはボールを持たなくてもサッカーができる選手でした。
オーガナイズして周りを見てボールをもてば味方の位置を確認して前へ走り込む。
カズさんもしかり。いや、あの年代のうちの選手はスピードを上げなくてもサッカーができていましたから試合数が増えても90分で続けられる選手がたくさんいました。
むかしむかし、なんですよね。
今はこういう真ん中でガチガチやるのが主流なんですかね。
どうもしっくりこないけど、他のチームはじっくりやってるしな……
むかしむかしに戻ることは出来ないから、未来未来が見えるサッカーをして欲しいなぁ。
さて、あと1ヶ月どうなるかなぁ。
素直に応援したい。
この試合でいくつかの自分の気持ちに気づきました。
2本、あおちゃんから柏君へのフィードが決まりました。
全体を見回すと相手の守備は広がっていましたし、前線にはスペースがありました。
以前なら絶好のチャンスです。
しかし、だれも前線を気にすることもなく、たぶん、柏君はボールを下げて終わったのだと思います。
そういうシーンが2回。どちらも好条件でありながらそのことにほかのメンバーは気づくことなくオフェンスが終わってしまったのです。
そもそも現体制では自分たちに「流れ」が来ていることに気づく選手が少ないのです。
ああ、今、ていねいにやれば、その逆の今攻め急いだらカウンターを食らうぞ、とか、試合の流れ、相手の流れがわからないのです。
こういうことは、外から見ている方がわかるものです。
いま、ここにパスをだせば、とか、なんでここシュッといけないの、とか、観戦歴が浅くても思うことがあるでしょう?
スタンドから見ると意外に試合の「流れ」というものは、冷静に見えるものですが、実際のピッチ上でそれのすべてを冷静に判断するのは相当な視る力がないとならないのですね。
ほとんどの選手がすべて見えているわけでなく、周りからのコーチングでそれを教えてもらっているわけです。
キーパーからバックラインのポジショニングや相手FWの動き、ボランチから前線へのコーチング、守備に回れば前線から中盤への声掛け、監督は、全体観を持って、その時間のチーム状況をコーチング、ポジションがずれていれば、誰だれ、こっち、あと少し向こうなど疲れてくると崩れがちなフォーメーションを整えるコーチングをします。
少なくとも森保さんのコーチングは、主にポジションを整えたり、攻撃のスピード、強度について細かく、全員に指示していました。
ゆえにチャンスが来れば自然に自分たちの流れをつかむことができていたのです。
同じくピンチにしても、自分たちのどこか緩んでいるか、DFこそ個人技とスピードが必要なポジションですから、攻守にわたり中盤から上のメンバーをコントロールしてきていたこと、水本君千葉ちゃん塩くん、それ以前はイリアン、ミシャのころから広島のDFこそ頭脳の集積でなくてはならなかったと思い起こしました。
柏戦、確かに勝利しましたが、走ることは実際当たり前なのですね。
強いチームは、もっと走っています。サイドのスプリントもうちの数字とおなじくらい走って、なおかつポジションを取り、流れを判断し試合を有利に進める。
今のサンフレッチェは、走ったことだけでがんばった、と終わってしまっているわけです。
前線まで走り込んだだけ、攻撃に人数をかけただけ、中盤で守備をするために走っただけ。
走れば試合に出られますから、結果がどうであろうが、フォーメーションがどうであろうが、走って相手を詰めて、ボールを奪ってサイドに流して放り込むんです。
これでセンターフォワードに得点をさせてあげられるのか?私の思いは、NOです。
柏レイソルさんも低迷してうちと同じようなサッカーをしていましたから、お互い点がとれずにおわりそうだったところ、代表帰りでモチベーションも技術力も思考力もアップした佐々木さんがいいクロス性のシュート、じゃなくて、シュート性のクロスが相手に当たって入ったわけです。
佐々木さんがそこで勢いのあるクロスを打ち込んだ時当たらなかったら、きっと前線はスルーでしたでしょうし、イレギュラーなコースにならなければ一昨日の柏のGKなら、しっかりとはじいて止めていたでしょう。
私は、決してサッカーで上回った試合ではないと思ったので、勝ちはしましたが、それでよかったとは、思いませんでした。
そして、あおちゃんのことですが、なんで今年は、自分の中でここがいいな、とか思えないんだろうか?と思っていたのですが、その答えが柏君への2度のフィードにあることがわかりました。
あおちゃんのパスで一発、局面が変わるという、あおちゃんがパスを出したところからゴールする軌跡がわかるという、あの、組み立ての起点のパスが見られなくなってしまったことなのです。
中盤で走り回るあおちゃんを見ていて、この人は、こんな選手だったかしら・・・と思うのです。
後半になるとみんな疲れてきますから、パスで構成したくなるのか、ボランチで散らすこともあるのですが、ほとんどが中盤で奪って、駿君に渡して駿君がもちこんだり、サイドに振ったりです。
柏君に出したフィードが攻撃のスイッチになるようなサッカー、駿君に出したパスが攻撃のスイッチになるようなサッカー、そのためにポジションを取り、フォーメーションを作るために走るサッカー、そういうものの積み重ねで強くなっていくのがチームというものではないのでしょうか?
今の代表や川崎もそうですが、チームのメンバーのマリアージュが見えた時のドキドキするような気持ちが今のサンフレッチェにはなくなりました。
残念ですが、自分の好きな選手のサッカーまでもが、魅力を失っていく様を見続けることができるのか?
年齢を重ねて体力が落ちていくなかでも技巧や頭脳でまた違った魅力が見られると楽しみにしていたのです。
この楽しみを奪われた感覚、これは、私の一人よがりなのでしょうか?
素直にサッカーを楽しみたい、素直に心から応援したい。
今は自分のメンタルと身体を守るため一旦、離れるべきか、ここでこそ辛抱するべきか、というところまで来てしまいました……
どうなる?サンフレッチェ……
上司が行き当たりばったりで細かい事をチェックするけど方向性は示してくれない人だと、後先考えずに実現性の無いことをやらそうとして、そのチームは破綻するんですね。
実際は破綻しても辞めるわけにはいかないので、なんとか形にするのですが、それはそれは自分で作ったと言いたくないものになるわけです。やるにゃやるけど、やる気がないし、出来れば逃げたいし。
だけどね、背負ってるものがあるから「できない」じゃあ、済まされないんだよ、そんなところです。
私もサンフレッチェも。
この監督は自分のメガネにかなわない選手を干すだけでなく、全く違うポジションを押し付けてなかば失敗するのは当たり前の状態にするようです。
何年か前にも紅白戦に絡ませない、やらせたとしても専門外、それは「人数が足りないから」というようは、練習要員という扱い。
そういう選手を他の選手が見ると監督の言うことを聞かないと「ああなる」と思うでしょうね、というのが練習見学が見られた頃のサンフレッチェの雰囲気でした。
ある日の試合前日など居残りメンバーの所へ行き、いきなり怒鳴り散らして帰って行ったという話も聞きました。
今はチョウさんのパワハラ問題が大きく取り上げられましたからそういう事はしないのでしょうが、昨日のメンバーがあきらかにコンビネーションできない練習しかさせてもらえてなかった、というのは、明白ではないでしょうか?
その前に天皇杯の前日にスマホサイトに上がっていた監督コメントを見て、愕然としました。
「サイドバックがウイングバックを追い越して、中に絞れば相手DFが食いついて反対のサイドバックが空く」などと書いてあり、ちょっと待て、サイドが4人で攻撃して前やボランチバックはどうしてる?
サイドバックとウイングバックが混在するサイドでアゲアゲにあげてサイドスカスカにしてカウンター食らうだけじゃないのか??と、思い、いやいや、これば何かの間違いだ、きっと、記事自体間違って書かれたんだ、と思ったのです。
間違っていて欲しいと思ったのですが、それは、間違いではなかったんですね~~~
東くんがボールを持ってそこで絞らなくても前が居ないのだから上がりきってしまえばいいという状況でもバイタル横でやたらと中に絞ろうとする、トップ下が流れてきたので、追い越していいものか、迷ってしまう東くん。そんなふうに何がしたいのかわからないプレイをしていたらホームの芝で滑ってカウンターをくらう。
ほんとうにそれでもやらないとならないという、この悲しい状態。
試合に出ている選手もいるけれど、やっと出られた選手や怪我明けの選手が混在する中、そもそもレギュラーチームもポジションを取るサッカーをしてないのに、このメンバーが即興でポジションが取れる訳もなく2失点。
なんとか1点返すも、3失点目。
いやー残業すらないのかー、と言っていたら、4失点目、5、あるよ、ある、と聞こえてきて、待って待ってと思っていたら入った。
相手は昼間は仕事をして、仕事終わってから練習をしている人たち。
当日入りかもしれない。
移動にもアドバンテージもあるのに、なぜ?
しかし、なぜ、と問うたところでですよね。
何も出来ないようにしたのは監督で、最後の最後に
「やれよ!やれよ!」と私たちはだせない大声でおらんでましたよ。
コーチングではないですよ。叱責?その他はほとんどベンチに座ってたし。
選手もファンも監督の前では人じゃないんだろうなぁ、とおもうのです。
早く監督を変えて、人らしい扱いがわかるようなサンフレッチェになってほしいものですよ。
井の中の蛙大海を知らず。
どんどん見せ場のないチームになっているのが手に取るようにわかります。
とりあえず負けないための3バックですが、この3年でサンフレッチェにとって大事な「頭脳」に、そっぽを向かれたというのは、否めません。
ここに千葉ちゃんがいたら、ここに稲垣君がいたら、松本君がいたら、岳ちゃんや壮也くんにしてもですが
考えることがそんなにいけないことなのか?と思うようなチームになってしまったと思います。
恐ろしいころに自分でもびっくりしたのですが、2年前に試合の最後に放り込みをしたとき、さすがに腹が立って「こんなことやらせるために練習してるんか!」と思ったのに、今、最後に「とりあえず放り込んどけ!」と思ってしまっている自分がいたんですね。
やばい。これは本当にやばい。
ファンの声を見ると、今は、「ゴール前で作りすぎ、ミドル打てばいいんだよ」とか「バックからの縦がよかったボランチは何もしていない」や、ちょ、ちょっと待って、バックからパス入れてもいいけど前整ってないよ?
ミドルって何度も引っかかってカウンター食らってるよ、など、見る方もちょっとどうしたのになっていることに自分を含め危機感を感じたのです。
(ほかにも「点が入らないのは寿人のような能力のある選手がいないから」とあったのですが、それが寿人が一人の能力でなんとかしていたかのような言いぶりで、いや、まずそこから認識まちがってるよ・・・)
3年もこういうチームに触れていると「中位上等」「降格しなければいい」というメンタルになるんですね。
いや、別に優勝をというわけでなく、結果残留でした、ということなんだと思うんですよ。
一つでも上の順位で終わるために強くあってほしいと願うことが間違っているのか?
強くあるためにチームとしてのサッカーを願うことがまちがっているのか?
そう思ったのです。
今の監督のサッカーは前述の「寿人のような能力のあるFW」がと同じ考え方なのだと思います。
マリノスがなぜサントスさんにどうやって得点させていたのか、それもわからないのにただ連れてきて
トップに置いて、守備して走ってサイドからくるボールに合わせろ、というのでは、彼が得点を積むことは
今シーズンないと思います。
サイドが上がったり下がったりするだけのサッカーで中盤は、布陣を作ることもできません。
なによりボランチに求めているのは、布陣をオーガナイズすることでなく、走ってボールを奪ってサイドに流すことなのですから。
ボランチがバトルしている間、両チームのバックはバトルに負けた方の後処理に追われます。
うまくしのげればですが、結果延々とカウンターの応酬をくりかえすか、中盤でバトルを繰り返しお互い攻め手なくドローです。
前線を崩すこともせず、サントスさんだけでなく、ほかのFWにも個人技だけで得点しろというのは、ちょっと素人目に見ても日本のトップカテゴリーのサッカーはいつこんなつまらないものになったのか?と思わせるものです。
昨年、ならずも今年のマリノスも相手DFに対して前線とウイングのポジション、動きでスペースを作りストライカーに得点をさせています。
序盤、負けがなかったのは、あまりにもこちらが想定外の動きをしていたからであり、それが、なんの中身もないものとわかれば全く怖くないチームということになり、ルヴァンの大敗へとつながったわけです。
川崎に初見で引き分けたものの、次戦は「何点取られるのか」と思わせるほどの圧倒的な力の差を見せつけられました。
川崎さんは、モチベーション維持のため、力量に大きな差のあるチームを無駄に攻めたりゴールを取らないようにしているようにも見えました。
今年後半戦もこのように選手のチームになる力を奪い、個人技を並べただけ、走って埋めるだけのサッカーをしていては、この監督が去ったあとに、サンフレッチェがこういう指導をしてきたという不信感を持ってしまった選手が残ってくれるのか?
こういうクラブに来てくれる選手がいるのか?ということも、視野に入れなければなりません。
私は、外から見ると早くしないと、どんどんおかしくなっていくよ?と感じるのですが、実際やっている人たちは、良心を持ってクラブをよくしようと考えているけれど、やり方と手段と方向性が外から見て「良い」と思われる方向でないだけで、がんばってないとは思いたくないのです。
ファンのためによりいいサッカーを見てもらおうと日々考えておられるのだろうと、思っていますし、そう信じています。
だけど、結果がついてこない、観客動員数が上がらない(コロナ禍の前から)努力が実を結ばないだけだと思っています。
しかし、そんなときって、どうなってるのか?
今のコロナ禍で自粛やテレワークでなんとなく人と人との距離が開くと、思うことがあったのです。
「自分のできることだけやっていればいい」ということになっていないか?
いままでオフィスに集まって今よりたくさんの情報を処理していたころと比べて少ない情報でなんとなくアウトプットしていないか?
ほんとうは、もっと広く直接アプローチしなければならないことをメール一本の一方通行になっていないか?
たしかに集中できるので、ワーッと作りこむのですが、そのあと、いろんな人に見てもらうと、いかに自分の領域が狭くて独りよがりだったのかを思い知らされるのです。
井の中の蛙、大海を知らず。
常に自分の現在地を知るようにしなければ。
なかなか、自分以外を見渡せるようになるのは、難しいとわかってはいますが……
フィジカルと技術
https://sakanowa.jp/topics/44491
松本と栃木の試合でGK頭部へのキックがあったことを松本GKが昨今のJリーグで起こっている
「球際の厳しさとファールの違い」について言及したとの記事である。
かく言うサンフレッチェも「スパイク一足分の寄せ」や「球際の厳しさ」という激しいサッカーを監督が提唱しているが結果、ミシャや森保さんのころのような技術で相手を翻弄するようなサッカーは見られなくなってしまった。
ミシャや森保さんは考えること、自分の技術が相手に通用するなら使っていい、成功しないならやるな、といい、成功させたいと思えば、考え、技術を磨くようになった。
技術を磨く、思考を整理する、となると、どうしても成長する選手は限られてくる。
技術的に素養があり、頭のいい人でなければミシャや森保さんのサッカーにはついていけず、できない選手は、できる選手がなにを考えているかすら理解できない状況に陥るため、どうしても残るメンバーは決まってしまうので今回のような17連戦などという体力を消耗するようなスケジュールについていけなくなってしまう懸念はあったと思う。
しかし激しく、厳しく、オールタイム走る、というのを選手に課すると、あまり考えなくても監督がコントロールしやすいという側面もあると思われる。
攻める場所やプレイする場所を限定せず、相手から奪い、走り、ゴールへ向かえばいいのである。
オールコートマンマークディフェンス、オールタイムランニング、オールタイムオフェンス。
切り替えは誰がやってもいい、だが、だれかが切り替えたら全員がそちらに向かわなくてはならない。
全体で上下をくりかえしながら、ひたすら走る、というのが今のサンフレッチェのサッカーであり、Jリーグ全体のサッカーの傾向であると思うのです。
今回は、日曜開催だったので、土曜の昼は、レジーナの試合を見て、夜はJの他チームのサッカーを5時ごろから時間ずれしているのを何試合か見たのだが、どのチームもファールまがいのタックルが多く、技術的にというところがなりをひそめているように感じた。
そういう試合を見たのち翌日のセレッソとサンフレッチェの試合なのですが、お互い調子がよくないのもあり、交錯するようなシーンもあり・・・必死なのはわかるのですが、3バックにしたとしても、結局内容は変わらず、得点はセットプレイと、これは、セレッソのセルフジャッジ(荒木君のハンド疑惑に対して)からリスタートが遅くなったところをサントスさんが飛び出して雄也くんのゴールとなったのですが、これはサントスさんの機転と常に狙っている雄也くんの技術で取った得点とすると、やはり、頭脳と技術が根底にないと相手を上回ることはできないと思ったのだ。
レジーナの試合を土曜日に見て、フィジカルの強いジェフのDF陣を90分かけてサイドに広げていき、最終的に自分たちのプレイできるスペースを作り出し2得点流れからのゴールで勝利した、そのサッカーの90分通しての展開の面白さを見た後だったのでよけいでも今の男子サッカーの「フィジカル頼り、頭を使わせないことで監督が選手をコントロールしやすいチーム作り」に辟易としてしまった。
単純に勝てばいい、勝てばファンは喜ぶだろうというところがまだまだ抜けていないサンフレッチェ。
WEリーグが広島で見られるようになったこれから、結果が出てもフィジカルのないぶん技術で勝負する女子サッカーと比較されることを考慮し、ファンが熱望する「面白いサッカー」で勝負できるチーム作りに転換することをどこよりも先に始めないと、マリノスやフロンターレとはどんどん水をあけられてしまうということを今回のフォーメーション変更を機に考えてほしいと思った。
ひっくるめて言うと、4バックだったとしてもやってることは変わらない、セレッソもひどかったから勝てた、ということで、いまだ3バックの効能ではない、ということを肝に銘じてほしいと思う。
効能が見え始めるのは、早くてF東戦、休止の間にしっかりフィジカル重視でないサッカーをおり込めるなら天皇杯、できれば休止後には構築するサッカーが見られるようになっていれば、と期待できる。
でも、正直3バックと聞いた時、あおちゃんが「自分たちから穴をあけている。」という中国新聞の記事を読んだとき、なんだか、やっと、話が通ったんだな、と思い、結果が出たことで選手の言い分も通り始めるのではないかと期待している。
佐々木君、あおちゃん、がんばってチームを支えてほしい。
と、期待半分、まだまだ半分のセレッソ戦の感想であった。