北九州市消防局 新車紹介②ポンプ車 | 北九州 緊車.net

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緊急車両を愛する管理人がお送りするブログです。

前回に続いて今回も北九州市消防局に更新配備された新車を紹介。

 

今回はポンプ車を紹介。

今回配備されたのは2023年度に入札が行われた分で、年度を跨いで2024年5月に5台が納車された。

 

 

北九州市消防局 戸畑消防署

CAFS付きポンプ車 ほくしょう850

 

今回納車されたポンプ車は5台。

うち1台が泡消火システム"CAFS装置"を搭載した仕様で、それがこのほくしょう850

なおCAFS装置の有無にかかわらず、全ての車両が800ℓ水槽を搭載。

 

車体側面。

キャブはMORITAのハイルーフキャブ"レッドアーマーα"を採用。

車体後部はオールシャッター仕様で、上部に三連梯子やとび口などを搭載。

補助警光灯は前面・側面・後面共にPATLITE製LED警光灯LPT、側面作業灯はバー型LED作業灯を採用。

 

後面はホースカーや酸素ボンベなどを収容するスペース。

荷台上部へは車体後部の梯子か、側面の足場を使用して昇降可能。

三連梯子昇降装置も後面に設置。

 

納入業者である㈱Dryのエンブレム。

 

納車と共に運用を開始し、様々な事案に出動し活躍している。

 

それでは他の車両も見ていこう。

 

 

 

北九州市消防局 八幡東消防署枝光分署

ポンプ車 ほくしょう613

 

枝光小隊運用のポンプ車。

仕様はこちらもCAFS装置が無い以外は同じ。

 

枝光小隊はポンプ車の他にタンク車Ⅳ型化学車の3台を乗り換え運用しているが、普段はポンプ車を運用していることがほとんど。

今後の活躍が楽しみ。

 

 

北九州市消防局 八幡西消防署黒崎分署

ポンプ車 ほくしょう710

 

黒崎小隊運用のポンプ車。

黒崎小隊は他にタンク車梯子車の乗り換え運用で、普段はタンク車をメインに運用。

狭隘路等への出動はポンプ車を使用することも考えられる。

元々"ほくしょう710"はタンク車だったが、サイズを小さくしてポンプ車として更新された。

黒崎分署には数年前までポンプ車が配備されていたが、折尾分署へ配置換えされて以降はタンク車と梯子車の2台になっていた。

数年ぶりのポンプ車配置の復活となった。

 

 

北九州市消防局 八幡西消防署折尾分署

ポンプ車 ほくしょう718

 

折尾小隊運用のポンプ車で、通常タンク車をメインに運用する折尾小隊なので稼働率は低め。

 

シャッターを開けている状態。

後方寄りに吸管などを収納、前方寄りシャッター内にはポンプ装置の操作部がある。

 

今回の車両は車内も若干仕様が変っており、サイレンアンプのマイクが助手席側に1個・後部座席用にも1個取り付けられている。

サイレンアンプはPATLITE製SAP520。

 

 

もう1台まだ撮影出来ていないが、若松消防署石峯分署にも配備されている。

 

そして今回役目を終えた車両達を紹介。

 

若松消防署石峯分署ポンプ車 旧ほくしょう511

 

元々は藤ノ木分署に配置されており、藤ノ木分署の移設により石峯分署へ配置換えになったポンプ車。

藤ノ木分署の車庫の高さの関係で、近年配備のポンプ車ではレアな非ハイルーフ仕様の個体だった。

 

 

八幡東消防署枝光分署ポンプ車 旧ほくしょう613

こちらは北九州市消防局では唯一のトヨタダイナがベースのポンプ車だった。

 

 

戸畑消防署ポンプ車 旧ほくしょう850

更新が1年先延ばしにされていた個体。

最後は戸畑消防署大谷分署に置かれており、あまり稼働していなかった。

 

 

八幡西消防署非常用タンク車 旧ほくしょう710

元々は黒崎分署に配置されていたが、新車のタンク車配備により八幡西本署非常用車両へ配置換えされた個体。

2021年3月に八幡西区で発生した建物火災現場で消火活動を行っていた同車は、火災の熱により前面が溶けてしまい数ヶ月間運用を離脱していた。

 

新品部品への交換や他車からの部品移植等により復活したが今回運用を終えた。

 

散光式警光灯のエアロブーメランも載せ替えられたもので、北九州市の文字の下にうっすら載せ替え元車両の「510」の文字が残っている。

 

 

隣に居るのは若松消防署非常用タンク車 旧ほくしょう506

 

八幡西消防署折尾分署に配置されていたが、その後若松消防署島郷分署へ移管配置。

 

島郷分署移管時に"ほくしょう506"へコールサインが変更されている。

 

移管配置された頃から北九州市消防局の車両の文字表記に関して大きさが定められ、側面の数字も小さくなっている。

最後は若松消防署非常用タンク車になっていたが、今回廃車となった。

 

"ほくしょう506"の新車は入って居らず、折尾分署配置だったポンプ車”ほくしょう718”が若松消防署非常用ポンプ車となり"ほくしょう506"に変更されている。

 

 

また小倉北消防署に配置されていたタンク車"ほくしょう311"が八幡西消防署へ移管配置され、非常用タンク車となっている。

 

 

 

※画像はイメージです

今年度はⅡ型救助工作車や輸送車・大型化学高所放水車などの納車も予定。

今後どんな車両が入ってくるのか...

 

 

※画像はイメージです

そして今年度は北九州市消防局としてはかなり久々の日産パラメディックも配備される見込み。

こちらも楽しみ。

 

 

 

引退が迫る車両の動向にも注目したい。

 

 

2024.6.28 @kitakyu_pc

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