さて今回はタイトルの通り。
福岡県警察としては最後の1台になっていた豊前PS交通課の170系クラウン交取覆面が、2022年6月をもって退役した。
福岡市内某所の県警廃車置き場。
左端に写っている。
北九州 300 め 88-31。
2022年6月まで豊前PS交通課"豊前62"として活躍した170系クラウン交通取締用覆面。
これで県内から170系クラウンの交通覆面は絶滅したことになる。
同車は北九州市警察部機動警察隊に配置され、その後折尾PS交通課に移管配置された。
写真は折尾PS時代の同車。
針金アンテナ仕様だった。
170系クラウン後期型パトカー専用グレード。
塗色はスーパーホワイトⅡ。
170系クラウン交通覆面が製造・納入されたのは2002年度から2004年度の3年間。
2004年度製造個体としても17年程度経過していることになる。
末期は足回りから走行時にｷｼｷｼ音がしていたことも懐かしい。
アナログ感の溢れる車内。
シートも経年を感じさせるほどボロボロになっており、ガムテープ等で補修されていたのも懐かしい。
同車は2018年度まで折尾PSに配置され、その後豊前PSに移管配置されている。
懐かしきオートカバーを装備した覆面パトカーもゼロクラの数台のみになった。
豊前PS交通課移管後の同車。
ホイールキャップが社外ホイールに履き替えている。
ビニールテープを貼ってスポークに擬態するように艤装されたオートカバーも特徴だった。
また2021年にはIPR無線システム移行に伴い、針金アンテナからユーロアンテナに交換された。
2022年になってからは再び純正ホイールキャップ仕様に戻され運用されていた。
リアガラス越しだと二段ミラーなどを容易に確認できるが、後席ドアのガラスのみスモークフィルムが後貼りされており確認しづらくなっている。
2022年春。
交機隊本部から赤灯点灯状態で颯爽と出ていく同車。
赤上げシーンを見ることが出来たのは結局この時が最後だった。
"そろそろ"だろうとは思っていたが、その時が来てしまった。
エンジンを唸らせて違反車を追いかけることはもうない。
今は福岡市内でひっそりと最後の時を待っている。
最後の配属となった豊前PS交通課。
約3年間 豊前の地で活躍した同車。
現在は北九州市警察部機動警察隊から今夏移管配置された210系クラウン交取覆面が配置されている。
こちらは2021年夏頃まで朝倉PS交通課に配置されていた170系クラウン交取覆面。
今回退役した豊前PSの個体とほぼ同じだが、オートカバーにビニールテープは貼られていなかった。
元気さを感じさせるフル加速でカメラの前から去っていく。
久留米PS城島庁舎（城島警部交番）に駐車された170系クラウン無線警ら車。
3～4年前まで各所に残っていた170系クラウン無線警ら車も、恐らくこの個体が県内最後の個体になっていると思われる。
現在廃車されているかどうかは確認されていないが、まだ現役だったとしてももう先は長くない。
また一つ時代が終わったような気がする。
そして先ほども出てきた廃車置き場。
170系クラウンの他に180系クラウンも多数置かれており、遂に200系クラウンまでも。。。
右から2台目の180系クラウン交パは折尾PS交通課個体。
2009年度国費配備として北九州市警察部機動警察隊に配置された個体。
2017年には折尾PS交通課に移管配置されていたが、今回退役の対象車両になった。
こちらは城南PS地域課200系クラウン交パ。
元々は高速道路交通警察隊太宰府分駐隊に配置されていた個体で、その後早良PSに移管配置。
今年の4月には城南PS開署に伴い同署に移管配置されていたが、約2ヶ月後の6月に退役となった。
2011年度国費配備 交通取締用四輪車(高速Ⅱ型)仕様。
前面警光灯がハロゲン仕様で、今後同じくハロゲン式の物は廃車になっていくと思われる。
200系クラウンで事故や故障を原因としない年数や走行距離を考慮した廃車はこの車両が初めてと思われる。
170系クラウンカッコよかったけどなぁ...。
170系クラウンありがとう。そしてお疲れ様。
これからは180系クラウンもたくさん撮らなくては...
2022.7.16 @kitakyu_pc
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