更新配備された消防車両達いろいろ | 北九州 緊車.net

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緊急車両を愛する管理人がお送りするブログです。

今回は2020年度に更新配備された県内各地の消防車両たちをいくつか紹介。

 

まずは中間市消防本部の新車。

中間市消防本部中間市消防署 資機材搬送車"しょうぼうなかま7"

2021年1月に納車された、日野デュトロベースの平ボディ型トラック。

ウイレン社製警光灯を採用したカッコいい車両。

 

車体後部はロング仕様になっており、小型クレーンを搭載している。

通常はゴムボート等の水難救助用資機材を搭載している。

同車の配備と同時に緊援隊等で使用する牽引型トレーラーも配備されているが、現時点で同本部に牽引するための機構を有した車両が居ないため今後整備予定とのこと。

 

今回更新対象となったのはコチラの平成3年度配備のいすゞエルフ。

中間市消防本部では最も古い車両だったが、今回の更新配備で引退となった。

 

 

続いては宗像地区消防本部

宗像地区消防本部福津消防署津屋崎・玄海出張所

こちらに配備されているタンク車及び高規格救急車が2020年度更新配備車両。

 

宗像地区消防本部 津屋崎・玄海出張所 タンク車"宗像タンク7"

MORITAレッドアーマーキャブ採用のタンク車。

 

車体後面シャッター部には緊援隊マークが貼られている。

 

続いて高規格救急車"宗像救急4"

3代目後期型トヨタハイメディックで、通称"6型"と言われる2020年改良モデル。

ドアミラー形状やフロントバンパーのセーフティセンサー部が前モデルとの異なる点。

管内で多発する救急事案に対応する為日夜走り回っている。

 

 

続いては粕屋南部消防本部

粕屋南部消防本部中部消防署 タンク車"粕南2"

2021年2月に更新配備された車両、NIKKI艤装のタンク車。

3月に入り本格運用に入っている。

 

同じく粕屋南部消防本部中部消防署 高規格救急車"粕南救急4"

こちらも先ほど紹介した車両と同じ通称6型と呼ばれるモデル。

2020年11月に更新配備されている。

 

前モデルとの大きな点であるドアミラー形状の変更。

横長形状から縦長形状に変更され、助手席用補助ミラーもピラー取り付け型からミラー上部取り付け型に変更されている。

隊員目線ではこちらの方が車体下部まで見えるので良いという声も多い。

 

 

最後は春日・大野城・那珂川消防本部

春日・大野城・那珂川消防本部 北出張所 タンク車"春北T31"

2021年3月に更新配備された、MORITA艤装のタンク車。

 

車体後面シャッター部には同消防本部設立50周年記念マークが貼られている。

こちらは2,000ℓの水を積載している。

 

同本部では本署配置の救助工作車も更新配備されている。

以前に既に紹介しているので今回は割愛させていただく。

紹介記事☞「春日・大野城・那珂川消防本部 救助工作車更新配備!

 

3月の新救助工作車運用開始後に再び訪問させていただいた際には、なぜか車庫に旧車両が止まっていた。

この時は色々あって新車はメーカーへ戻され点検を受けていたようで、廃車寸前だった旧車両が再び災害出場に備えていた。

 

2020年度も多くの車両達が役目を終えて勇退していった。

年々進化する多種多様な災害に対処する為、2021年度も多くの車両が更新配備されるだろう。

出会いと別れの春。

 

2021.3.28 kitakyu_pc