最近、ある方のメルマガをご紹介させていただきます。
世の中は不公平なんです。でも、だからこそ修行はおもしろいんだって、一人さんは次のように言います。
たとえば兄弟が二人いて、弟が「兄さんばっかり可愛がって不公平だ」って言うけど、この世の中はもともと不公平なんだよね。口ではみんな平等って言うけど、それは建前なんだよ。世の中は建前どおりじゃないんだよ。
学校の先生だって好きな生徒と嫌いな生徒がいるんだよ。俺なんか可愛がられたことなんか一回もなかったんだよな。なぜかっていうと、可愛くないから(笑)。それって問題ですかって、何の問題もないんだよ。
だから、「兄貴は可愛がられてるのに、俺は可愛がられなくて損だ」じゃなくて、俺は可愛がられなくても生きられるんだって思えばいいの。兄貴は可愛がられなきゃ生きられない人なんだよ。
可愛がられてたやつの方が大体、頼りないんだよ。さらに言えば、親は可愛がられなかった方に世話になって死んでいくって法則があるんだよ。だから、お前はつべこべ言わないで働けって。なぜかっていうと、親の面倒をみなければならないからなんだよ。
それを、兄貴ばかり可愛がって、自分を可愛がってくれなかった」って言うからダメ何だよ。「お母さんは兄貴を可愛がってあげて。俺は頑張るから」と言って、やさしい弟になればいいんだよ。
幸せとは“可愛がられる”ことじゃないの。 面倒を“みられているやつ”と“みているやつ”では全然違うんです。
幸せの観念が違うし、構成要素も全然違うんだよ。自分が可愛がられなかったとしたら、可愛がられなくても生きていける人間なんだよ。だから、「俺も兄貴も自分が面倒みなきゃいけないんだから働くんだ」って言ったとき、人生が全然、変ってきちゃうの。
よく、「僕は成功者になりたいんです」って言う人がいるけど、普通の人と同じように考えて行動したら、普通のことしか起らないんだよ。普通じゃないことをして、初めて普通じゃない現象が起きるんだよ。
ようするに、あなたを構成しているものは何ですかっていうこと。
「妹ばかり可愛がってた両親を私は恨んでる」って言うより、「ウチの親は妹みたいなのが好きだから」って、思っておけばいいの。それって、犬を飼ったり、猫を飼ってたりするのと同じなの。
可愛がられない人間はせっせと働くの。それで兄弟の面倒も親の面倒も見るの。それを得だと思うか、損だと思うで構成要素が変ってくるの。そこが大きいんだよ。
「斉藤一人 原因と結果の法則」
遠藤忠夫さん
PHP出版より。
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あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます