稲刈りが終わった後は | 「きたえちご米店」の店長 高崎美由貴のブログ

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金助農業㈱での農作業報告や農政のこと。それと、子育てを通して思う教育のこと。興味のおもむくままに行動する私の日常と感じたことを綴ります。

稲刈りが終わった後は、
直売の米発送と地代支払いに追われます。
ネット販売でも、個人売でも予約注文を受けていたので、
それをひたすら送る作業に取りかかります。
こちらの地方では、自宅に米用低温倉庫を持っている人が多いので、
30kg玄米を一度に10袋以上とか持っていきます。
ネット販売は精米で少量なので、
精米、箱詰め、発送と一人でできますが、
集落内は2tトラックにパレット積みした米袋を
数人で運びます。
30kg米袋、これはなかなかの代物。
最近では宅配業者も嫌がるようになり、
25kgを超える物は普通には受け付けてくれなくなりました。

集落に配達する場合の多くが、所納米といって、地代として米を納めるというものです。
この先一年間で消費するであろう米を教えてもらい、米で納めています。
恐らくずっと昔からやってることだと思う。
基準は変わってきてるとは思うけど。

うちらの当りでの地代の相場は、
1000㎡当り30kgの米袋3つ分。お金で支払うとしたら¥21,000。
これを高いと見るか、安いと見るか。

…高いだろ。

収穫した米代金が入っては来るけれど、
それを上回る費用と地代の支払いに追われる日々。
10月末でやっと支払いに目処がつきました。