キングスマン ゴールデンサークル

 

サークルに加入できず

この映画をお好きな方には、これからブッこきます失礼の数々、本当にすみません。

 

まるでハマれない…

どうしよう…

1作目の『キングスマン』は相当にハマった。

マシュー・ヴォーン監督を、英国の宝に認定したほどだ。

 

待ちわびた続編は、スタッフもキャストも変わらない。

なのに、このハマれなさは…敗北だ。

圧倒的、敗北だ。

 

英国のスパイ機関、キングスマンの活躍である。

今回は、USAスパイと手を組む趣向。

英国紳士を標榜するキングスマンと、ザ・カウボーイ丸出しのアメリカン。

 

まず、アメリカ度をイジリまくるコーナーがある。

その辺りでハマれないと、乗り遅れてしまう。

当方、乗り遅れまくった模様。無念だ。

 

 

犯罪者に利あり

ハマれない最大の要因は、悪役が正しく見えたからかもしれない。

悪側が主張する、お前らが欲する物を提供しているのに悪というのは違うだろう理論。

これは至極、真っ当な気がしてしまった。

 

その設定が、実は、上手い。

アメリカや西洋の矛盾を突いている。

全てマルッとひっくるめて、皮肉が過激に充満している。

 

当方はイケナイ犯罪者の応援者では決してないけれど、そうだそうだと。

悪いのはどっちだ、と思ってしまった。

悪側についてしまった。

となると、どんな映画であっても、カタルシスは得にくいものだ。

 

そして、エルトン・ジョン問題もある。

英国のピアノ大先生、エルトン・ジョンが出演しているのだけれど、想像以上に、はしゃぐ。

お元気すぎる。

いつもキラキラだけれど、いつもより、眩しい。

ナゼか、当家の正月の酒宴も思い出した。

出番も多い。困惑。

 

などと、サーSirの称号を持つエルトン・ジョン先生にまで悪態をつく始末。

本当にごめんなさい、だ。

 

 

レギュラーとニューフェイス

スパイ先輩、コリン・ファースが苦しそうなので、可哀想に。

 

スパイ後輩、タロン・エガートンの生活が好転しており、一抹の寂寥感。

 

アメリカ側はジェフ・ブリッジスハル・ベリーと豪華!

チャニング・テイタム登場にときめいたが、活躍量の切なさよ。

 

英国執事的スパイ、マーリン役のマーク・ストロングが印象深い、相当に、猛烈に。

 

女帝役に、ジュリアン・ムーア

この人はメリル・ストリープに匹敵する力量を持ちながら、仕事選びの基準が我々寄り、つまりオタク度が高い。

今作でもすっかり、ジュリアンの味方になってしまった。

 

マシュー・ボーン監督は、いつもながらの早回し光速アクション。

映像は華やかで、弾けてもいる。

が、見慣れずぎてしまったのか。

1作目キック・アスシリーズに比べてしまうと、物足りなさも、あり寄りのあり。

うむ。だいぶ、あり。無念なり。

 

 


映画 スクリーン(2018年鑑賞)

 

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『キングスマン ゴールデンサークル』
Kingsman: The Golden Circle
2017年・イギリス
監督・脚本・製作:マシュー・ボーン
脚本:ジェーン・ゴールドマン
原作:マーク・ミラー、デイブ・ギボンズ
出演キャスト:コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、エルトン・ジョン、チャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス

 

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