キングスマン

『キングスマン』 KINGSMAN: THE SECRET SERVICE 2014年・イギリス 


こんなにも楽しい殺人があるだろうか。

バンバン、人が死ぬ。もうバンバン!
その有様が実に痛快であり、胸がスッとするのであり、これで喜んでいる自分は人でなしなんじゃないか。
そう思うヒマも無いから、快感にただ身を委ねる幸せ。

スパイ養成学校である。
入学から独り立ちまで、である。
課題は過酷、実戦も過酷。
だがしかし、なんという軽快!なんというワクワク!

ああ、こんなにも美しい虐殺を初めて観た!
なんて愉快なのかしら!


凄腕スパイ役がコリン・ファース。コリン・ファースがアクション。思わず二度見だ。
ところが、これが最高!!!カッコよすぎる・・・!
コリン・ファースに萌える日が来ようとは・・・っ!(ファンの方すみません)

スパイ学生の新星タロン・エガートンはレオナルド・ディカプリオによく似ており、可愛くて精悍。この人は売れる・・・!

重鎮スパイがマイケル・ケインで、いつも通り。
サミュエル・L・ジャクソンは、『ジャンゴ 繋がれざる者』ほどフザケていないので安心。

マーク・ハミルに気付かない観客が多数という、ちょっとした悲劇。
好き俳優、マーク・ストロングが教官で嬉しい。

マドンナ御用達のマリアンヌ・フィリップス担当の衣装は、100%英国製。
どれも猛烈に可愛く端正で、アクションでも乱れることがない。クーッ!

マシュー・ヴォーン監督を、英国の宝に認定。
製作だった傑作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』も思えば、この人の手によるものだったのだ。
ヴォーン監督と袂を分かってからのガイ・リッチー監督の惨状を見たら、よく分かる。


メイキングを観ると、コリン・ファース氏はやはり(失礼)キレキレではない。
となると、目くるめくアクションの数々はカメラ・編集・振付・特殊効果によるところが大。
これぞ、マシュー・ヴォーン魔法!
テンコ盛りアクションが、青天井。

弾けたキャラもたっぷり。
選曲も最高。
小道具のワクワク度は、初期の007を思い出す。

英国紳士だ。イギリス映画だ。ブラックも濃厚。基本的に人が悪い。だから好き。
あの傘が欲しい。
あの訓練服を着たい。
しかも、だ。

続編は、日本が舞台と今、知った。(一句)マジですかーーーっ!失禁!


キングスマン


映画 スクリーン

[関連作品]
マシュー・ヴォーン監督 『キック・アス』『X-MEN: フューチャー&パスト』(製作・原案)
コリン・ファース 『裏切りのサーカス』『英国王のスピーチ』



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