気が遠くなるような未来であるが、人類は特に進化はしていない。
相変わらず、会議をしている。
怪獣出現により棲みかを追われた人類が、地球に戻るストーリー。
公式のあらすじさえもネタバレ状態である。
なぜなら、これがほとんど全てだから。
なんてシンプルな映画なんだ!
会議が長く、一瞬、寝落ちしてしまったのは当方の不覚。
アニメならではの独特キャラクターも登場。
私事ながら当方、アニメ界にハマり中につき、声優陣の声に萌えた。
ムッキムキのゴジラを二度見した。
ゴジラの咆哮は猛々しく、肩がビクッとなった。
2万年の進化の果てだ、可能性は無限大。
重ねて私事ながら、今回の主戦場は、当方が育った神奈川県丹沢山系の麓。
見る影もなく、呆然。
それも含めて、ぃや、これ、悪くない。気がします。
錚々たる声優陣である!大興奮!
なのに、宮野真守の大事なセリフを聞き逃した。無念。
櫻井孝宏は、よすぎませんか。
小野大輔は、イケボ(イケメンボイス)すぎませんか。
山路和弘がツボすぎて、声に至ってもジジ専かと、我ながら感心。
梶裕貴も諏訪部順一も、すっかり判別できるようになった自分の耳に乾杯。
花澤香菜の声もまた、ツボすぎてたまらん。
静野孔文監督は今年のコナンが少々、合わず。
瀬下寛之監督の『亜人』シリーズは観ていなかった。
主に期待と不安が交錯したのは、原案・脚本・構成の虚淵玄(むろぶちげん)である。
『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズで、日本を驚愕の坩堝に叩き込んだ人。
絶望を操る達人である。
今回も3部作とのこと。ここからの暗黒が、気になりまくり。
世間の不評も目にしていたからか、逆に加算点が多い。
作戦がスル~ッと進んだり。
オマージュなのか、バトルにデジャヴュ感があったり。
宇宙人とはいえ、その髪型は5万周くらい回って新しいのかどうなのか。
まず、独り言が多い。
といったツッコミどころも、ありつつも。
つまりは序章ゆえではないか。
1作目としては、パンチ力は抑え目。
キャラクターも少し、控え目。
まさに虚淵玄の作風だ、溜めて溜めてからの大爆発が待っているかもしれない。
とんでもなく化ける気がしてしまう。
『シン・ゴジラ』と『君の名は。』の超絶大好評に気をよくした東宝が、いっそ、二つの要素を足してしまおうと。
そんな裏側が丸見えの、新作アニメ版ゴジラ。
これが意味するのは、アニメファン以外も観に行くだろう、ということだ。
自然と、世間の目は厳しくなる。
そこを乗り越えての2部3部が、大いに楽しみ。
出来るなら、女性キャラ増量を希望です。
スクリーン
2017年・日本
監督:静野孔文、瀬下寛之
原案・脚本・構成:虚淵玄
声優キャスト:宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、小野大輔、三宅健太、堀内賢雄、中井和哉、山路和弘
※鑑賞の感想です。情報に誤りがございましたら御一報頂けましたら幸いです。