今日の「BS映画」は
「たそがれ清兵衛」
2002年作品 129分
あの「寅さん」の山田洋二監督が
「時代劇」初監督作品である。
主役は真田広之・宮沢りえ、
という豪華版だ。
山田洋次監督が、10年以上の構想を費やし、時代考証に一年以上を掛け、満を持して挑んだ山田洋次監督初の超本格時代劇。
圧倒的な人気を誇る時代小説の第一人者・藤沢周平の原作を元に仕上げた。主演は演技派俳優・真田広之。そして映画賞総ナメの宮沢りえ、で当時を思いだし、偲ぶには十分すぎる
さらにエンドロ-ルと共に流れる
「井上陽水」が歌う主題歌に、
ノスタルジックで感傷的になるのは
自分だけだろうか
人間味・人情味、葛藤や迷い、
優越感や劣等感に喜怒哀楽
をふんだんに取り入れた
山田洋二独特の内容展開の手法は、
観てる自分を液晶画面に吸い込んで、
ジ-ンと熱くなる胸に涙を誘ったのである
- 【キャスト】
- 真田広之、宮沢りえ、田中泯、丹波哲郎、
- 岸惠子、小林稔侍、大杉漣 他
- 2002年作品 129分
この映画の時代背景は、明治政府を樹立した薩長同盟を中核とした新政府軍と、旧幕府勢力が戦った「戊辰戦争」(慶応4年/明治元年 - 明治2年(1868年 - 1869年))と呼ばれる頃である。
一人の下級武士に焦点を当て、
その日々の生活の中で起こる出来事を
絶妙に描写するヒュ-マンドラマである
最後のシーン、つまり藩命を受け、
嫌々ながらも「お命頂戴!」に、
出かけた清兵衛(真田広之)が
相手を打ち倒して命からがら
家に戻って来た時に、
「朋江」(宮沢りえ)が出て来た時の
クライマックスは泣ける
一気に涙で目がウルルンとなる。
この辺が「監督・山田洋二」のなせる業である。
今から22年前の作品であるが色褪せは全く無い
時代劇だが、内容展開は現代ものに通じるものがあり、
観て良かったと思う今日この頃・・・