ようやく気付いて、諦めた | 高機能自閉症のユウト君とアスペルガーの母ちゃん

高機能自閉症のユウト君とアスペルガーの母ちゃん

高機能自閉症中学生のユウト君。中学受験を経て、某私立中学に在学。
多分アスペルガー&ADHDの母ちゃん。
少数派2人のドタバタな毎日です。
アメンバーは現在募集しておりません。

ご訪問ありがとうございます。

皆様、こんにちは。しあわせ母ちゃんです。


久しぶりにバイオリンの話題。

ユウト君は4歳になったばかりの頃から、バイオリンを習っています。
どうしてもバイオリンを習いたいと何度も言われ、それならばと教室を探しました。

生まれる前から音楽が大好きなユウト君。
それは今でも変わりません。
音に対して敏感で、音楽的にも「耳がいい」と先生によく言っていただけます。
しかし……
楽譜が読めない!
もともと音楽が好きで、楽器を習いはじめてまもなく6年目に入ろうという小学生が、未だに楽譜が読めないのですアセアセ

スズキ・メソードは最初に「音を捉える」ところから始まり、楽譜にとらわれるより、耳で聞きなさい、という指導法です。そこから徐々に読譜へと導きます。
「まあ、だいたい4巻くらいになれば読みはじめるのよ」
と、以前、先生はおっしゃっていました。
ユウト君は既に4巻を終えています。先生も以前から少しずつ読譜の指導をしてくださっています。それでも楽譜を読むことができない。

恥ずかしいよ、もう!プンプン
と母ちゃんは思っていたのですが、大事なことを思い出しました。

ユウト君は空間認知が苦手!


ユウト君の脳は、「空間全体」で処理するのが苦手なんだった……。
楽譜って、
音符が五線のどの位置にあるか
を把握しなければ読めないものじゃないか!

5本もある線の何本目が関係しているのか、線の上に黒い玉があるのか線と線の間にあるのか、玉は黒いのか白いのか、ホクロみたいな点が近くにあるかないか、棒の先に旗がついているかついていないか、旗は何本ついているか……などなど、空間認知が苦手な子にとっては、気の遠くなるような難度の高さに違いありません!!
耳がいいユウト君が、読譜を放棄して耳に頼るのは当然のことですショボーン


ユウト君が片付けられないのは、空間全体を把握することができず、物が一つずつ独立して認知されているので「散らかっている」という感覚がわからないから。
ユウト君の言う「◯◯さんに似ている」は、顔のパーツがそれぞれ別々に認知されているが故に「ある部分だけ」が似ているにすぎず、「顔全体」や「雰囲気」で判断する人達には伝わらない。
↑こんなことは何年も前からわかっていたのですが、その対処に慣れてしまっていて、他の「苦手」に応用するのを忘れていました。
ああ、慣れって恐ろしいガーン

もし、ユウト君の脳が
5本の線の1本1本
音符の玉
玉についている棒
棒の先の旗
様々な符号
をそれぞれ独立した物として認知しているのだとしたら……!

ああ、ごめんよえーん
バイオリニストになるわけじゃないし、楽譜は読めるようにならなくていいよ。
学校の音楽の授業で使うくらいはわかっていてほしいけれど、バイオリンの練習は音を頼りに進めればいいよ。

ユウト君が楽譜を読めない理由にようやく気付き、
読めないのは情けないことじゃない!
諦めよう!
と思えた母ちゃんでした。


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