2024年7月5日

いつの間にか部屋に侵入したクサギカメムシが南側の窓ガラスに止まっていました。

カメムシは触るとかなりの悪臭を発します。

これから秋のかけて夜部屋の明かりに誘導されて飛び込んでくる厄介な昆虫です。

 

2024年6月23日に越後湯沢の高半という旅館に宿泊しました。

この旅館は川端康成が宿泊して小説「雪国」を出筆した霞の間の部屋が保存されています。

宿泊した時は外装を改修中で、保全の網が張られていました。

 

 

宿はしたのは6階の部屋で、夜カメムシが飛んでくるので窓を開けないでくださいと注意書してありました。

そういえば「雪国」の中にもカメムシについての記述があります。

川端康成が宿泊していた時にもカメムシが部屋の中に飛び込んできたのでしょう。

 

「秋が冷えるにつれて、彼の部屋の畳の上で死んでいく虫も日毎にあったのだ。

翼の堅い虫(カメムシ)はひっくり返るともうおきあがれなかった・・・・・。

季節の移るように自然と滅びていく、静かな死であったけれども近づいて見ると足や触覚を震わせて悶えているのだった。

それらの小さい死の場所として

八畳の畳は大変広いもののように眺められた。」

 

男と女の関りを描く中で川端康成が抱く自然に対する畏敬の念のようなものが感じられます。

 

誘蛾灯とか「飛んで火にいる夏の虫」のことわざがあるように、昆虫は灯に誘引される傾向があります。

 

住んでいる団地近くに雑木林があり、そこから夜の階段灯に多くの昆虫たちが飛んできます。

それらの昆虫が朝階段に落ちています。

ゴマダラカミキリ

 

ミヤマカミキリ

 

ノコギリクワガタ

 

その他にもカブトムシやコクワガタなども飛んできます。

印西市は人口10万人の街ですが自然が結構残されていて、住みやすい環境です。

 

虫繋がりで、

ゴミステーションに止まっているウラギンシジミのオス

 

家庭菜園で撮ったヤマトシジミのメス

 

家庭菜園のオルレアについているキアゲハの幼虫

 

 

ダリアの花に乗っているウマオイでしょうか、ヤブキリでしょうか?

 

熊蜂の仲間でしょうか?

 

分りずらいのですがテングチョウです。