タンロン工業団地
ハノイ3日目は、ノンバイ国際空港に近いタンロン工業団地にあるTOTOの工場へ
まずは駐在員の方からレクチャー
・TOTOは欧米、中国、東南アジアなど世界各地で現地生産している
・今後はブラジル、ロシアにも進出
・ベトナムは1975年以前は、米軍の備品として輸出していた。ベトナム戦争後途絶えたが、
その後再開、2004年には工場を操業
・ベトナム国内向けと日本向けがそれぞれ40%づつを占める
・現在従業員2000名、毎月その5%が辞めるので、常に新規に採用している
・ベトナムは賃金が安い分、国内と違って人をかけて製造することができる
・製品の歩留まりは20%~30%で、良品率が低いのが課題。定着率が低いのも原因。
・不良品は破砕して埋め立てなど廃棄物処理。リサイクルはまだ進んでいない。
型をとった粘土を人がひとつひとつ張り合わせ
意外とこの作業は自動化が難しく、世界中どのメーカーでも手作業とのこと。
粘土は湿度や気温によって微妙に変化するので機械化できないそうです。
TOTOのマークを付けているところ、えっこれも手作業なんだ~
窯に入れて焼成。完成後は15%近く縮むそうで、それを見越して型を作る
そうですが、乾燥の仕方、火の当たり方、形状により伸縮が変わるそうで
最後は職人の勘と度胸が勝負だそうです。
検査工程、TOTOでは全品検査を実施。品質へのこだわりが感じられます。
このタンロン工業団地は、住友商事が開発、1990年代に開発したが、2001年に
キャノンが進出したのをきっかけにあっという間に埋まったそうです。
パナソニック、デンソー、ヤマハなどの工場が集まっています。
現在第2タンロン工業団地を開発中。
この工業団地では、工業廃水を工業団地側が責任をもって処理、電力や水などの
供給も安定しています。
空港までの道路はODAで整備。
ベトナムにはこういった工業団地が250カ所あるそうですが、平均の入居率は
40%程度、ワンストップでサポートするというところは多いが、ここまでしっかりして
いるところは少ないそうで、中には周辺の土地の値上がりを狙った乱開発もあるそうです。
ハノイ市内観光
ダイアン工業団地近くの高層ホテルのレストランでランチ
森本さんと、ハイフォン港を特別に見学の手配をしてくれたロジテムの方も同席
ランチの後は日曜日ということもあって、最後は簡単な市内観光
さすがに若い国民だけに、3時間のハイフォンまでの道すがら10組くらいの結婚式を目撃、
町の中にもウエディングドレスのショールームがいたるところにあるなどブライダル産業
花盛りという感じ。
町の中を走る車の4割くらいは日本車、特にトヨタ車が多いです。トラックや建機などは
韓国製が多いようですが、乗用車は日本製が頑張っています。
黒塗りの高級車はほとんどがトヨタカムリ。人気があるようです。カムリが高級車というのも
経済成長段階が分かります。上海のようにアウディーだらけではないようです。
車の取得には贅沢税として100%の税金がかかるそうで、カムリといっても600万円します。
渋滞緩和のためにも自動車の取得を制限しているそうです。
ベトナムの歴史とホーチミンについて、ホーチミン廟前で熱く語るガイドのロンさん
ベトナム人のアイデンティティの象徴、一柱寺。初代王朝の太宗が子宝に恵まれた
お礼に観音菩薩を祀ったのが由来。
夕食には、ツアー参加者の西鉄奥村さんの後輩で、ベトナムに駐在中の熊井さん(左端)も同席
JICAの派遣で公共バスの改善プロジェクトを支援しているそうです。
ツアー参加者の小川さんの紹介で、日本人向けフリーペーパーを発行する週刊ベッター
の三好さん(右側)も参加。28歳でベトナム滞在1年ながら、1万部を発行する日本人駐在者に
なくてはならないフリーペーパーになっています。
ベトナムには1回も来たことも、ベトナム語もしゃべれないままビジネスアイデアだけを
持ってきたそうです。何とたくましい日本人青年でしょうか!
同じく小川さんの紹介で、増岡組(ゼネコン)の大庭さん(右端)も同席。
ベトナムでサービスアパートメントを土地取得(使用権)から開発を進めています。
生々しい苦労話も、いや本社にコンプライアンスって言われても韓国とか欧米に
勝てませんよ~だそうです。
その夜は、遅くまで現地駐在員の皆さんにお世話になりながら飲んだ後、
お腹がすいたのでバーでフォーをいただきました。
なんでベトナムに来てフォーが出てこないんだと文句をいっていたら、
フォーは朝ごはんだから晩飯には出てこないんですよとのこと。
ハイフォン港、ダイアン工業団地見学
ベトナム・ハノイ2日目は、3時間かけて、ハノイの外港であるハイフォン港へ
ハイフォン港は、フォン川の河口を利用した河川港。
浅いこともあって、1万トンの船までしか入港できないのが大きな課題。
ベトナムには現在大深度の国際ターミナルになる港がないとのこと。
ハイフォンは河口にそって30kmも港湾施設が続いているとのこと。
ここで、小話。
福岡市はハノイ市と、北九州市はハイフォン市と友好都市協定を結んでいる
のですが、ハイフォン市は治安のいいベトナムにしてはめずらしくマフィアが
支配している町だそうで、「こんな街ですが大丈夫ですか」と北九州市の担当者
に恐る恐る聞いたところ、北九州の担当者から「大丈夫ですよ、うちも同じですから」
と答えたとか。
つづいて、ハノイとハイフォンの中間地点にあるダイアン工業団地へ
ダイアン工業団地では、元野村証券で、ファイフォンにある野村証券が開発した
野村工業団地(野村証券がこんなこともしてるんですね)の責任者をして、現在は
ここの顧問を務める森本氏と工業団地のプオン社長がお出迎え。
今回ツアーに同行しているキャピタルパートナーズ証券が企業誘致をしていること
から、日曜日にも関わらず対応いただきました。
・ローカルにしてはインフラ投資がしっかりしている
・ハノイ、ハイフォンの中間地点で高速道路が完成すると便利になる
・住宅開発も進めている
・プオン社長は政府の高官と友人関係にあり、何かと頼りになる
ここは、地元の企業家が共同出資して開発しているそうです。プオン社長は女性
ながら、とても貫禄があって、ちょっとした政商といった雰囲気。
役人が賄賂を要求してきたり、電力を優先的に確保してもらったりというためには
政府との太いパイプが必要。やっぱりまだまだ新興国!って感じですね。
森本さんは、娘さんがベトナム初の日本人弁護士だそうです。
ベトナム進出全般のお手伝いもしているそうです。最近はサービス業進出の話も
増えているそうで、消費者金融の話もあったとのこと。
ベトナムでは不動産で財をなす人が多いそうで、ハノイ証券取引所に上場している
企業も不動産関連が半分ちかいそうです。


ジェトロハノイにて
10:30に福岡を発って、現地時間13:00にハノイ・ノンバイ国際空港に到着
時差は2時間。30分近く予定より早く着きました。首都空港にしては福岡空港の
国際線とかわりないくらいの規模。
ここで東京組と合流して、1時間ほどでハノイ市内のジェトロへ。
土曜日にも関わらず、ジェトロの山岡所長がレクチャーをしていただきました。
山岡さんは東京の本部にいたときに、中国ビジネスに関する報告書のとりまとめ
を担当。その座長をつとめたのが、今回の団長である国吉先生。
そのご縁があって、いろいろと無理も聞いていただいています。

・ベトナムの人口は8693万人、2020年には1億人を突破。
・若年層が圧倒的に多く、人口構成ではこれから30年間が成長に適した時期
・ハノイは650万人、ホーチミンが740万人の都市人口
・平均月収は、都市で190ドル、農村で120ドル
・民間セクターからの歳入は18%程度しかない、通関税歳入が23%を占め依存度が高い
・経済成長率は6%~8%、インフレが10%~20%で推移。経常収支は45億ドル赤字。
・原材料・部品等の国内調達率が低い、成長率でインフレをカバーできていない。
・2009年から不動産投資加熱、2011年2月金融引き締め、2012年3月から利下げに。
・普及率(都市部) テレビ91%、パソコン32%、洗濯機36%、冷蔵庫57%、エアコン16%
・バイクは83%、登録台数2400万台、出荷台数270万台。
・インフラ整備で日本のODAが貢献2011年で2000億円実績。
・日本からの投資は、2011年は過去最高、実行額では国別でもトップに。
・電力不足は深刻、水力から石炭ガスへ移行。
・ワーカーの賃金上昇と採用難がみられる。
つづいて、元住友商事で現在はJICAから派遣されてベトナムの投資アドバイザーを務める
辻尾氏からレクチャー
・政府の高官は南部、中部、北部でバランスをとっている
・ベトナムはコンセンサス社会なので時間がかかる
・2018年のASEANの関税がゼロになるとタイ、インドネシアと競争が激しくなる
・法人税は基本25%、特区などには優遇税制があり10%、4年間は免税など。
・原材料を海外に依存(国内調達2割)、電力不足などが課題
・部品や素材など裾野産業の育成が必要
・小泉政権時代に日越共同イニシアティブを開始、国内の課題を日本企業が指摘して
解決方法まで日本で提供するというもの。課題の8割を解決。
・インフラ整備などは財政が不足しているので、民間資金の活用に積極的。
・中国の華南地域で部品を製造して、ベトナムで組み立てて欧米に輸出(キャノンのコピー機など)

フランス、アメリカ、中国と戦争して負けない国~ベトナムへ
さて、2泊4日の弾丸ツアーでベトナムの今を感じてきました。
実践アジア社長塾のオプショナルツアーとして、ベトナムのハノイを訪問、
多くの日本企業などを訪問して来ました。
はじめに今回のツアーの感想を申し上げますと、
①海外で戦ってる日本人がとてもたくましく感じました。
②ベトナムのハノイはちょうど20年くらい前の上海といった状況でこれからの成長が十分
期待できそうなこと、と同時に解決すべき課題がまだまだ多くあること
③ベトナムの人はとても人がよくて、コンセンサスを重視するところなどは
日本人と通じるものがあります。
④ハノイはまだ資本主義に毒されてない。
⑤とにかく若いっていいな。(国民の平均年齢25歳)
⑥食事は日本人の口に合って、中華もフランス料理もあってバラエティに富んでる
といったところでしょうか。
ただ、いっけん大人しそうに見えるのですが、その根性は半端ではありません。
なんといっても歴史上、つねに中国からの支配や圧力を受け、そのたびに跳ね返し
フランスの支配を100年間受けたものの独立を勝ち取り、アメリカとロシアに南北を
分断されながらも最終的にアメリカに勝利して統一を成し遂げ、中越紛争でも一歩も
ひかないという国家です。
このおとなしそうな国民性のどこにそんな根性をもっているのでしょうか?
今回のツアーを通じて、正直ベトナムがとっても好きになりました。
その歴史も含めとっても興味深い国です。



欢迎你来福冈
DB九州メルマガ(平成24年3月13日発行)
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株式会社ディー・ブレイン九州 岸原様
ディー・ブレイン九州メルマガ編集長の岸原です。
今日は中国ビジネスに関するイベントを2つご紹介いたします。
ひとつは、浙江省・嘉興市と日本通の中国人企業経営者の交流会「3Win」が主催
する中国進出セミナー&交流会。3Winの凌(リン)会長は中国でモバイルコンテンツ
の配信などを手掛けています。ご自身は上海大学を卒業後、名古屋工業大学に留学
、富士電機、NEC杭州の総経理などを経て、日中のモバイルビジネスの最前線で活
躍されています。「3Win」は、日本に留学経験がある、日本企業とビジネスをしている
中国人経営者が300社集まって交流している民間団体です。
凌会長とは、何度か福岡に来きときにお会いしていますが、杭州と福岡との歴史的
つながりや福岡の風土、食事などが大変気に入られて、今回、わざわざ東京訪問の
ミッションに福岡を追加しての開催となりました。嘉興市は上海市と、IT企業が集積す
る杭州市との中間地点に位置する歴史ある都市です。この交流会を通じてぜひ、連携
の可能性を探ってみてはいかがでしょうか?
もうひとつは九州・アジア/中国ビジネス研究会の第62回研究会の案内です。
日中の中小企業の情報を熟知した中国中小企業情報網 日本支部長の仇堅女史に
よる「政策と商習慣を踏まえた中国ビジネス成功のポイント」をテーマにした講演があり
ます。貴重な情報が得られる機会ですのでぜひこちらもご参加ください。
●INDEX
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□イベント案内
■1. 「中国市場進出・創新交流会in福岡」 4月6日開催 案内
主催: 浙江省嘉興市秀洲区人民政府 3Win
■2. 九州・アジア/中国ビジネス研究会 第62回 3月27日(火)開催
「政策と商習慣を踏まえた中国ビジネス成功のポイント」
講師 中国中小企業情報網 日本支部長
日本フーロン株式会社 代表取締役社長 仇 堅 女史
主催 一般社団法人九州・アジアビジネス連携協議会
■□イベント案内(1)
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「中国市場進出・創新交流会in福岡」 4月6日開催 案内
主催: 浙江省嘉興市秀洲区人民政府 3Win
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浙江、福岡、3Win企業、友の方々、私と九州の繋がりをもっと拡げるため、また
2012年は近代日中国交40周年の年でもあり、創立11年目の3Win日中企業創新
連合会の活動として、「中国市場進出・創新交流会in福岡」第1回を企画しました。
皆さんのご光臨、心より、お待ちしております!
3Win日中起業創新連合会 会長 凌 晨(リン チェン)
●浙江省概況・・・
上海と隣接した中国では歴史悠久、経済豊か、文人輩出
戸籍人口5500万人、出稼者人口(外来):2500万人、
面積は日本国面積の1/3、GDPは中国国内でNo.3
中小企業、民営企業は主要産業とし、もっとも商売活気溢れる地
●浙江省・嘉興市概要・・・・
上海南方向と隣接した浙江省の地級市、人口320万人
上海虹橋空港から嘉興市中心部まで車で1時間、新幹線で18分
新産業に特化し市政府の方針、
新エネ、新素材、環境産業、精密機械・電気、車部品産業、ソフトウエアオフショア
開発、デジタルコンテンツ製作、モバイルインターネット、Eコーマス等
「日本創新産業パーク・嘉興」を特別設置し、日本企業の誘致に特化
●3Win概要・・・
2001年9月2日創立した日中企業連合会一般社団NPO組織、300社規模
日本通の中国人企業経営者の交流会として、
近年、主に日本商品・技術・サービスの中国国内市場での販路拡張に特化
【開催趣旨】
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1.福岡・九州企業の中国市場進出での新チャンスについて
2.福岡・九州企業の中国での投資誘致(浙江省嘉興市)
3.福岡・浙江・3Winの人の輪・人脈の拡張
【プレゼンテーション】
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1.嘉興・日本創新産業パーク 曹主任
テーマ「日本創新産業パークの誘致」
2.3Win、凌会長
テーマ「新時代の中国市場進出・モバイルインターネットについて」
3.3Win、鐘副会長
テーマ「新時代の中国市場進出・IT関連」
【開催概要】
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■日時 2012年4月6日(金曜)10:00~11:30(受付は9:30から)
■場所 ソラリア西鉄ホテル・福岡 http://www.solaria-h.jp/
■参加対象者 中国市場進出に興味持つ方々(企業関係者、政府・社団関係者)
■参加費 無料
■浙江・嘉興市代表団参加者
1.徐 永良 、浙江省嘉興市秀洲区人民政府副区長
2.陳 雄飛 、浙江省嘉興市秀洲区安全生産監督管理局局長
3.? 加?、浙江省嘉興市秀洲区人民政府?公室副主任
4.曹 麗娟、浙江嘉興秀洲工業園区管理委員会副主任
5.施 福定、浙江嘉興秀洲工業園区管理委員会財政所所長
6.竺 傑、浙江嘉興秀洲工業園区管理委員会主任補佐
■3Win日中企業創新連合会
1.凌 晨、3Win日中企業創新連合会会長
浙江省・嘉興市人民政府高級顧問
アモイ漫楽網楽有限公司専務CSO
浙江漫楽移動有限公司専務CSO
2.趙 明、3Win日中企業創新連合会副会長
上海文思信息技術有限公司、副総裁
■主催 浙江省嘉興市、3Win日中企業創新連合会
【お申込先】
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参加希望される方は、当社から主催者へ連絡をいたしますので、当社まで会社名、
役職、氏名、メールアドレスを記載の上、ご連絡ください。
<連絡先>
ディー・ブレイン九州 info@d-brain-kyusyu.co.jp
(本メールへの返信でも結構です)
■□イベント案内(2)
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九州・アジア/中国ビジネス研究会 第62回 3月27日(火)開催
「政策と商習慣を踏まえた中国ビジネス成功のポイント」
講師 中国中小企業情報網 日本支部長
日本フーロン株式会社 代表取締役社長 仇 堅 女史
主催 一般社団法人九州・アジアビジネス連携協議会
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開催日時:2012年3月27日(火) 18:30~20:30
開催場所:エルガーラ 6F 601-2号室 久留米大学サテライト教室
※注意 開催場所が天神のエルガーラに変わりますのでご注意ください
【テーマ】 「政策と商習慣を踏まえた中国ビジネス成功のポイント」
要旨:
1.何故、中国ビジネスはうまくいかないのか?その理由は?
2.提携に当って中国企業は何を望み、何を心配するのか?
3.政策と独自の商習慣を踏まえた中国ビジネス成功のポイント。
講師は中国の政府の動きや中小企業の実情を把握する立場にあり、日中ビジネス
に必須の要素と「中国中小企業情報網」の活動内容について語ります。
【講師略歴】
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中国中小企業情報網 日本支部長
日本フーロン株式会社 代表取締役社長 仇 堅 女史
中国上海出身。中国上海大学計算機応用学部卒業、航空航天工業部所属研究所
入所、プロジェクトマネージャーとして約10年ソフト開発に携わる。北京愛恩電子有限
会社副社長、金科グループ技術部長など歴任後、2002年金科グループ日本代表とし
て福岡に赴任。2004年には北京フローレン日本代表に就任し、2007年日本フローレン
株式会社設立、代表取締役に就任。
2008年には中国中小企業情報網日本代表を務め、翌年同ネットの日本支部を設立
支部長に就任。一方、2006年から中国政府関係者、中小企業情報網の各機関及び
多くの中国の民営企業社長と直接情報交換をしており、中国関係者の日本訪問に
同行したり、中国政府中小企業局の責任者や同社本部トップと共に頻繁に中国の地
方を訪問し、会議などに出席して「日本政府の中小企業に対する支援策」、「日本の
中小企業のIT化」、「日本企業との付き合いのポイント」などを講演して回っている。
■中国中小企業情報網
中国政府・国家工業情報化部主管の中小企業に対する主導・管理・支援・補助など
を行う”サービス・プラットフォーム”で、2001年に設立された機関。
中国各地のビジネス情報を入手できると同時に、日本からビジネス情報を中国全土
に発信することができる。加えて中国全土の行政機関とも連携しながら、日本企業と
中国企業とのビジネス連携を強力にサポートしている。現在、300万社以上の中国
企業とつながりがあり、1日のアクセス数は平均42万件で最大100万件のアクセス
実績を持っている。
【会費・お申込先】
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会費:参加希望者は以下にお申込み、登録の上、当日会場入り口で会費1000円を
お支払いください。
申込先:株式会社アジアソリューション 中山芳美 宛
電話 092-741-9338 e-mail yoshimi@asol.ne.jp
<主催> 一般社団法人九州・アジアビジネス連携協議会
JASDAQフォーラム
先週の金曜日はJASDAQフォーラムが福岡で開催されていました。
福証との共催ということで、名称は「福証Q-Board・大証JASDAQフォーラム」となっています。
福証を先にするところが、大証の気の使いようが伝わります。
野村総研の大崎氏が新興市場の活性化について講演。
アメリカではSOX法は上場後1年間は適用しない運用になってるそうです。日本でもそうなるかは
議論されているとのこと。
海外への上場を考えている企業がいるが、単純に基準が低いと思っていったら失敗するので
やめたほうがよい、あくまでも海外に上場する正当な理由がある会社でないと難しいのでは。
TOKYO AIMは沖縄でJ-Nomad設立の動きがあり、海外から資金を集めるスキームが検討され
ているとのこと。
その後は、福証、JASDAQ上場企業と上場希望企業、証券市場関係者の交流会。
今年は上場希望企業の参加が少なかったとのこと。
交流会の後は、なんと3次会まで。取引所間の論争に巻き込まれ明け方4時まで!
証券市場の熱い議論が始まるといつまでも終わりません!MさんNさん元気ですね~
このときもそうですが、最近、グリーンシートがなぜ失敗したのかと聞かれることが多いです。
そのときは私はこのようにお答えしています。
企業と投資家がミスマッチであることと、エンジェル投資家を育成してこなかったのが原因ではないかと。
グリーンシートに株式公開するようなヨチヨチ歩きの会社には、それを暖かく見守って
くれるような投資家が必要です。しかしDBがやってきたように縁故だけでは、資金調達に
限界がありますし、あまりに相手の善意に依存しすぎています。
グリーンシートのような市場は新興企業に対する投資のリスクと、企業が育つことの社会的な意義を
理解した本来のエンジェル投資家がいなければ成り立たないのではないかと思います。
投資をしてもらいたい企業は沢山います。企業を呼び込むために上場基準を緩めるのはまったく意味が
ありません。厳しくする必要もありませんが。
それよりも、新興ベンチャー企業にマッチした投資家を育成することが一番大事なことではないかと思います。
そういった投資家にはもっと税制上のインセンティブを与えるべきです。
ちゃんとした投資家が株主になれば、企業だってその期待に応えようと思うでしょう。
短期売買で掲示板で文句ばかりいう無名の個人株主のために一生懸命働こうという気持ちには
経営者はならないのです。
利益しか考えてない投資家に、利益だけを還元しようとして無理なM&Aや粉飾をするのも
企業と投資家のミスマッチが大きな原因ではないでしょうか。
あとはそれぞれのプレーヤーが本来求められている機能を発揮しているかどうかも重要です。
市場にはやはり流動性が必要ですし、グリーンシートにおいて証券会社には不誠実な企業が
株式公開しないかの審査と継続的な指導が求められるでしょう。この点DB証券及び他の取扱
証券の能力には反省すべき点が多いのは率直に認めたいと思います。
悪貨は良貨を駆逐する。
企業が先か投資家が先かは議論がありますが、誠実な企業と社会的な意義を理解した投資家
が集まって好循環が生まれるようなマーケットが作れないものかと思うのですが。
ほんの一握りの会社でも市場の評価を下げてしまうようなことがあると、全体の信用が下がってしまう
というのは金融の難しいところですね。
Android携帯からの投稿
Q-Boardセミナー大盛況!
何年ぶりでしょうか!?
Q-Boardをテーマにセミナーをやるなんて!
いまさら、Q-Board、IPOなんてセミナーをやっていったい何人の人が
参加してくれるんだろう?そんな不安を抱えながらのセミナーでしたが、
ふたを開けてみると、何と、満員御礼!用意した資料が足りなくなるほどの方
に参加いただきました。
しかも、こういうセミナーはだいたい支援者が半分以上なんてことが多いの
ですが、今回は上場希望企業さんが結構参加されています。
少しづつですが、上場意欲がまた高まってきているようです。
親会社だったディー・ブレイン証券(現みどり証券)は、引受けの免許がなくなり、
上場主幹事が実はできなくなって、Q-Boardに上場したい企業あっても実現できない
という状態にありました。
そこに救世主のように現れたのが、エイチ・エス証券さん!
そうHISの澤田さんが会長を務める、ベンチャー企業のIPOを積極的に推進してきた
証券会社です。
ちょうど、一度休止せざるをえなかった引受け部門の再構築をしようというときに、当社
からQ-Board案件の主幹事を打診するということになり、こころよく引き受けていただく
こととなりました。
その推進役が野村証券で審査部や引受部を経験され、HISの担当者でもあった井熊本部長。
ご自身がHISでIPOによる企業成長を目の当たりにしたこともあり、IPOによる企業の成長支援を
非常に前向きにとらえて取り組んでおられます。
グループとしても、ハウステンボスをはじめ、九州産交など九州に力を入れていることもあり、
今回のQ-Board主幹事進出を決めたとのこと。
福証さんからは、Q-Board10社の実績についてアピール。
他の新興市場に比べて不祥事がなく健全であること、小さいながらも着実に成長
している企業が多いこと、10社中7社が配当を実施するなど投資家に還元もしている
こと、1社平均で1億7000万円の資金調達を行い、上場後のセカンダリーでも同じ額を
調達していることなど、そこそこ頑張ってるじゃんQ-BoardというところををPR。
地元の支援者ネットワークの皆様を中心に懇親会を開催。
ワイン片手にちょっと違った雰囲気で。
これをきっかけに福岡証券取引所を盛り上げて、ベンチャー企業の成長に貢献し、
地域経済に貢献することを通じて、ここ数年厳しい環境にあったIPO関係者の活躍の
場が広がることを願ってやみません。
やはり、公認会計士・弁護士さんや、キャピタリスト、証券会社の引受部門などの
知的サービスを活性化することが、日本の競争力の強化に繋がるのではないでしょうか!
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韓国と九州との戦略的金融提携の可能性
ファンドクリエーショングループの元上場担当者で現在は顧問を務める小川氏の
紹介で、韓国から投資会社の社長や、政府の中小企業投資・M&Aを手掛ける外郭団体、
投資銀行業務を行う現代証券の方などのアテンドをさせていただきました。
韓国進出を加速している九州の中小製造業の会社を訪問したり、金融関係先を訪問したり
福岡アジアビジネスセンターなどを訪問して、今後、韓国との戦略的連携がこれから加速
していく可能性を感じました。
韓国の方からは、道中、韓国の競争社会の苦労話なども。
子供を塾に行かせるために親が借金するのは当たり前。
車は2000cc以上のものを乗っていないと負け犬といわれる。
TOEIC840点なんて当たり前、900点以上ないと頭が悪いと思われる。
苦労して借金をして大学に入っていい会社に入っても、給与はそれほど高くない。
韓国は企業中心に回っている。
日本はゆとり教育をやめたが、韓国のようになったら大変なのを知らない。
韓国の方はみんな流暢な英語と日本語を話します。人口が少なく、国が個人の
面倒まで見てくれないので、世界に出て生き残るためには必要なことなのでしょう。
韓国は日本以上に少子化がすすんでいます。韓国に学ばなければいけないところも
多いのではないかと思います。
現在東京に駐在している李副支店長は来年までの任期で韓国に帰る予定だそうですが
東京からソウルに帰ったほうが、実は福岡からは近くなるということに気づきました。
家に帰って、北朝鮮のTV報道を見ながら、南北の境界線も実は東京より近いことにも
気づき、そうか北朝鮮なんて遠い国のような気がしてたが、東京よりも平壌のほうが近いのか?
日本のこの快適な生活の有難さを感じますね。
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