完成から相当年数が経過した、公衆トイレのため建物の外観は新しくはありません。しかし中はきっちりと清掃が行き届いていました。
清掃は久喜市の委託を受けた民間の方が行っているはずですが、お花を飾ってくれたのは恐らくは「業務」を超えた「心遣い」。
一輪のお花から『業務』に『心遣い』を乗せる『仕事』の本質を教えてもらった気がします。
心を打たれたのは僕だけではない様で、トイレはとても綺麗に使われていました。
トイレと言えば、最近では公衆トイレの名前を売る「ネーミングライツ」がちょっとしたブームのようです。
http://withnews.jp/article/f0150419000qq00000000
先進自治体(和光市)の例としては、命名権に対価(金銭)を発生させるのではなく、改修や定期的な点検を条件に命名権を譲渡する契約の方式。
福岡ドームが「ヤフオクドーム」になったり、東京スタジアムが「味の素スタジアム」になったり、競技場の名前を企業広告に使われることは珍しくありませんが、「トイレ」を企業広告に使う逆転の発想は本当に見事だと思います。
これからの地方自治体に求められるのは税金を集めるだけでなく、事業を興し自ら稼ぐ姿勢であることは間違いありません。
実は久喜市でも、公共施設のネーミングライツを売却(貸与)する事業が行われています。
http://www.city.kuki.lg.jp/shisei/jigyo/houjin_z
プロ野球やJリーグの本拠地でもない限り、大きな箱モノの命名権に大企業から参入を得るのは難しいのが現状ですが、トイレや道路等、身近な公共物がネーミングライツ事業の対象になるのは維持管理の向上からも有効と考えます。(参入障壁も低そうだし。。)
経営者の方!久喜で活動する団体の皆さん!久喜の公共施設を企業認知、企業イメージの向上にご活用下さい。