昨日は、久喜中のPTA総会に参加をしてきました。
学生時代から「PTA」という言葉は、頻繁に聞いてきましたが、実際の活動の様子は正直言ってよく理解できていないのが現状。(申し訳ありません!!)
大変貴重な勉強の機会となりました。
写真のようにPTAの活動は、多岐にわたっていますが、今回着目をしたのは
「制服リサイクル」。
「制服リサイクル」とは、卒業生から在校生に制服を受け継ぐシステムのこと。
考えてみると、制服なんて限られた期間しか着ないわけだし、成長期でサイズも確定しないし、どうせすぐ汚れるし、実に合理的なシステムだと感じました。
ちなみに僕は、3つ上の兄がいるため学校用品はお下がりがデフォルト。
新品の制服を着たことはありません。
入学式初日は周りが光り輝く新品の中、ちょっと気おくれしましたが、それも最初の3日だけ。
豪快に汚せる分、むしろ過ごしやすかったほどです。
制服に限らず、習字道具や、画板等、卒業したらあまり使わなそうな学校用品にもこの制度が波及すれば、もっと便利になるのかなとも思います。
例えば、環境教育にも、よっぽど説得力が出るのではないでしょうか。
このリサイクル制度、子供服を網羅し子育て支援策のひとつとして行政を挙げて取り組んでいる自治体もあるようです。
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/kurashi/gomi/genryou_recycle/kodomofuku_reuse/index.html
もちろん「新品」にこだわるのも一つの価値観。しかし選択肢を広げるという意味で、子ども用品全般のリサイクルが進む事は大いに価値のあることだと感じます。
ところで!!
PTAとは何の略称かご存じでしょうか?
P-Parent
T-Teacher
A-Association
つまりは、父母と教師の会。
日本では第二次世界大戦後、連合国軍総司令部(GHQ)側の提案から文部省が奨励して設立されました。
PTAの設立にはGHQが関わっていたのです(=゚ω゚)ノ
設立から60年。PTAを取り巻く環境は大きな変化を遂げています。
まず、昨今の課題となっているのが「参加者の不足」
働く女性が増えたこと、PTA活動への熱量の変化により、参加者は減少。
毎年同じ方に活動の負担がかかり続けているのが、全国的な流れの様です。
実際に久喜中のPTA総会でも、「全員参加」をどのように促すかがひとつのテーマとなっていました。
このような問題を受け、リクルート出身民間人校長で注目を集めた杉並区の和田中では、PTAの形態を大きく変更。
「PTA」という名前にこだわらず、学校OBや地域ボランティア、大学生によって構成される「地域本部」に「在校生保護者」として参加する形に進化をさせたのです。
「地域に開かれた学校」に舵を切った教育行政において、この取り組みは、大いなる前進ではないでしょうか。
地域には、会社をリタイアしたけど、まだまだ元気!!という方がたくさんいらっしゃいます。
私の選挙でも会社をリタイアされた多くの方が力を貸してくれました。
例えば、電通に勤務していた70代の方は、さすがは電通マンの圧倒的な分析力で目から鱗のアドバイスを数えきれないほど授けてくれました。
久喜で実施されている「放課後こども教室 ゆうゆうプラザ」では多くの高齢の方が力を発揮して下さっています。
若輩者の私が言うまでもなく、人生を生き抜いてきた先輩方の「経験」は社会全体の財産。
その財産を還元して頂く場所のひとつが「学校」であれば、これほど素晴らしいことはありません。
【文部科学省 地域本部への取り組み】
http://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/004.htm
これまでは「PTA」という名のもとに、保護者の方に全てかかっていた負担を、地域(大学生ボランティア等も含む)で共有出来れば、活動の可能性はますます広がる事は間違いありません。
あと、バラエティやお笑いに対して、PTAの理解が深まると嬉しい。僕はロンハー、めちゃイケ大好きで、10年以上見ています。。。(小声)
次代を育てる「教育」は地域の根幹!!引き続き研究を続けて参ります!!!!