メガネが壊れました… | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社

 犬村大角/姥雪与四郎役で出演させていただきました、吉田です。

八犬伝公演も4回目となりました。相変わらず気の抜けない情勢の中、劇場まで足を運んで下さりありがとうございました。御礼申し上げます。

 

 今回、新兵衛の活躍が多く語られましたので、犬士としての出番よりも与四郎の出番が多かったような気がします。八犬伝シリーズ2回目の公演でも演じた役です。新兵衛に付き添って叱咤激励したり、体を張って新兵衛を守ったりと、強いお爺さんでした。

年齢を重ねた故の知見や、与えられた使命への忠誠心など、なかなかおいしい役どころだった思います。

大角の方は、場当たりの際に殺陣の開始位置を間違えてしまったので、一人だけ盛大に目立ってやらせていただきました(笑)。今後は頭脳戦で活躍するそうです。あと、題名にある通り、公演後に衣装のメガネのフレームが折れてしまいました…運転時にも使っているものなので早急に買い換えますが、次回は今までと違ったメガネになります。ご容赦を(そこまで見ている人はいないと思いますが)

役者としては、大小さまざまなミスの自覚がありますので、反省しつつ次回に活かしたい所存です。

 

 また、前回同様に、舞台の設営と殺陣の振付を担当させていただきました。舞台は、前回と同じ小屋、前回とほぼ同じ舞台装置でしたので、スムーズな設営ができたのではないかと思います。お手伝いいただいた小屋入りスタッフさんに感謝申し上げます。次回公演も同条件かつシリーズ完結とのことですので、それにふさわしい舞台を作りたいですね。

 殺陣の方は、今回初登場となる新兵衛の武器「鉄扇」の殺陣を主に付けさせていただきました。当初は「鉄扇…?」状態でしたので、ひたすら参考動画を視聴してインプットの日々でした。鉄扇は本来護身用の武器ということで、目くらましや関節への打ち込みなど、鉄扇本来の用途に加え、新兵衛の怪力要素を程よくミックスさせていただきました。次回は…どうなるのでしょう。さすがに引き出しがもうないです(汗)

 

 長く続いてきた八犬伝シリーズもいよいよ完結となります。これまでの公演の経験を忘れず、気を抜かず、最後まで走り抜けたいと思いますので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。ありがとうございました。