4月16日 | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
こんにちは、帝です。
久しぶりの稽古はやっぱり平日練です。
しばらく見ぬ間に某大学も桜がすっかり散ってしまっておりました。
忙しいとはいえ、花見するくらいの余裕は持ちたいものだ。少なくとも来年は。
という決意を抱きつつも、夏に夏らしいことをする余裕は無いだろうな、と思う。
夏は入滅しないように頑張ります。

さて、日中の稽古はいつもの如く某大学で行いましたが、今回はいつもの面子にまじって中宮も参加してくれました。
稽古では初顔合わせの中宮さんですが、やはり舞台経験者は違うのか。
すでに自分の中での中宮像を掴んでいるように思いました。
公演までの間にどれだけ磨きあげられるのか、すごく楽しみです。
今回は絡みのある相手がほとんど居なかったので代役ばかりやってもらい、代役相手の稽古になってしまって申し訳なかったですが、金曜午後の講義がぽっかり空いた時にでも、また来てくれるとありがたいです(笑)

稽古自体は教室内で動きをつけるわけにもいかないので、ひたすら読み合わせでした。
久しぶりなせいか初めは中々帝な感じが戻って来ませんでした。
一通り読んでからの再度読み合わせてようやく戻ってきたような感じがしました。
脚本家曰く「目指すはどこに出しても恥ずかしい帝」です。頑張ります。


夜の稽古は佃区民館にて。
仕事帰りの三条の上が温かく見守る中、右大将との稽古に励みました。
二日後の日曜日には久しぶりに正規の稽古に参加するので、それまでに動きをしっかり確立しましょうということで、セリフよりも動き中心です。細かく挙動の一つ一つを三条の上に確認してもらいながら、より美しく見えるように修正していきます。
すでに見られることへの気恥かしさなぞ皆無。
むしろ誰も見ていない中で稽古する方が躊躇われると思います。
突然他の区民館利用者が入ってきたりしたらと思うと怖すぎます。
事実、隣の部屋の団体さんが舞台のチラシを求めに入ってきました。

稽古中じゃなくて良かった。普段着の三条の上がいて良かった。心から思いました。

とりあえず動きについては大体固まってきましたが、まだ「決められた動きをしている」
だけで余裕が無いようです。
セリフを覚えて、動きを覚えて。それはあくまでも前提で、大事なのはそれをどれだけうまく人に見せられるかという事です。うまく自分の中で消化して、自分にしか出来ない帝を作り出したいと思います。

それでは今回はこの辺で。