奇跡の軌跡 -50ページ目

連絡のない日々

2003年夏以来、ずっと連絡をとっていなかった。

あとでわかったことだけど、
私が携帯を変えたことも、
引越しをしたことも、
しゅんくんは全く知らなかった。

しゅんくんも私の事を考えながらも、
彼氏から奪うという行為をするなんて、
考えもしない子だから、
半分、諦めつつ、合コンに行ったりしていたらしい。

でもでも、口下手なしゅんくんは、
なかなか良きパートナーを見つけることができず、
ずーーーっと一人でいたそうな。

酔っ払った勢い?

2003年夏

久しぶりに一緒に働いていたおっさんから連絡があった。

お「今、Oくんと飲みよるっちゃけど、
 OくんがMさんも呼ぼう呼ぼうってうるさいけん、
 ちょっと来てくれる?」

と「ああ、迎えにきてくれるならいいよ~」


ある居酒屋にて。

店に入り、おっさんとしゅんくんが向かい合って座る。

心の声(・・・ん~、そうきたか・・・どっちの隣に座るべきか・・・)

少し迷ったけど、しゅんくんの隣に座った。
↑これがすごくうれしかったらしい(笑)

ふたりは既にベロンベロン状態
エロ話ばっかりで困った盛り上がった。

お「もう、OくんがMさんを呼ぼう呼ぼうってうるさくってさぁ。





 Mさんのこと、好きなんよねー。」





し「もー、言わないでくださいよー。」

と「(゚Д゚;≡゚Д゚;)?」




心の声(今、否定しなかったよね?)





この日から、しゅんくんの恋心は、私に向かっているのだと、確信した。

でも、しゅんくんはすんごい酔ってて、
このときのこと、ほとんど覚えてないんだって_| ̄|○

別居

2002年11月

旦那と私は別居することになった。
借金があったため、正式な離婚はまだ。
これから話し合いをしていこうという段階での別居となった。

お金がなかったので、引越業者には頼まず、
自分で引っ越すことに・・・

もちろん、しゅんくんも呼び出した。

しゅんくんはその日、仕事があったにもかかわらず、
会社のトラックまで出してくれて、
仕事の合間に手伝ってくれた。
夜にはしゅんくんの友達まで呼んでくれて、
大きい家具、家電等、全て運んでくれた。

私としゅんくんと、私の会社の同僚と3人でトラックで移動中、
私がしゅんくんに一言






と「そうそう、これ、彼氏~(笑)」

し「・・・早いねぇ~_| ̄|○」


離婚を前提とした別居と聞いて、
「これはチャンス!」と思い、
ルンルン気分で引越しの手伝いに来ていたらしいのだが、
一発でどん底に落とされたしゅんくんでした(笑)

結婚しましたハガキ

2002年4月

私はめでたく結婚式を挙げた。

でも、はっきり言って、夫婦仲は最悪

結婚式の準備って、
オトコはなかなか手伝ってくれない。
そのことにイライラしてケンカが絶えなかった。

結婚式を終えてもその関係は変わらなかった。

旦那の本性がだんだんわかってきて・・・
私は毎日泣いていた。

でも、プライドの高い私は、
幼なじみの友達以外には真実を言えず、
「結婚しましたハガキ」をいろんな人に送って、
幸せをアピールしていた。

もちろん、しゅんくんにも(笑)

このハガキがのちのち出てくるなんて、
このときは夢にも思っていなかった。

初めての日

会社を見事に辞めてすぐ。

2002年1月

私は当時付き合っていた彼氏と結婚した。
身内に不幸があったため、結婚式は4月に延期したが、
1月に籍を入れ、一緒に住んでいた。

しかし、入籍した次の日から、
実家に帰るほどのケンカが絶えず、
関係はうまくいっているとは言えないものだった。


そんなある日。
しゅんくんから連絡があった。

し「会社のPCのことで、聞きたいことがあるんやけど。」
と「いいよ。今日の夜、飯でも食いにいこうや。」


---その夜---

私は会社を辞める時、
簡単な「PCマニュアル」を作っていた。

それを見ながら問答。

し「MOのドライブがマイコンピューターに出てこんっちゃけど?」
と「MOの電源入れてからPCたちあげてる?」
し「・・・ん?」
と「だから、このマニュアルの最初に書いとるやん。
 MOの電源入れてからPCたちあげるか、
 再起動させんと、MOは使えないよって。」

し「・・・∑( ̄□ ̄;)」




・・・終了(-_-)




仕事の話は5分で終わり。
あとはエロ話に花が咲いた(笑)
二人とも時間を忘れて、お店の人に
「もう閉店なんで・・・」
って言われるまで、しゃべりまくってた。

初めて二人だけで会った思い出の日

突然の別れ

ひどい会社だった。
私はとにかく、会社を辞めたくてしょうがなかった。

何か辞める理由、確実に辞められる理由を考えなくては・・・と思って、
思いついたのが「結婚」だった。

と「結婚することになったので、11月で辞めさせてもらいます。」

社長「・・・(゚Д゚;≡゚Д゚;)?」
事務員「・・・(゚Д゚;≡゚Д゚;)?」

何も言わせないくらいの速さで、
私はその場を去った。

たった2ヶ月でした(笑)


しゅんくんがこのことを聞いたのは、
おっさんからだったらしい。

結婚ってのもショックだったけど、
本人からでなく、人から聞いたってのも
相当ショックだったらしい。

初耳?!

3人で仕事をしていた時、
「のどが渇いた~」
ということで、休憩することにした。

しかし、ここは・・・5階( ̄□ ̄;)
自販機は・・・1階_| ̄|○
エレベーターは・・・なし_| ̄|○

誰が買いに行くんだよ~って雰囲気のとき、
しゅんくんが
「僕が買いに行ってきますよ!」
と言ってくれた。
残り2人は、遠慮もせず、
お「俺、コーヒー」
と「うち、アクエリ○ス~」
と注文。
し「わかりましたっ!(>Д<)ゝ”」
ってなカンジで、もろパシリ状態。

戻ってきて、
お「金は?」
と「(心の声)・・・出す気ねぇ~」
し「いいっすよ~」



お「Oくん(しゅんくんの苗字)、
Mさんにはやさしいね~( ̄~ ̄)」




おっさんは、しゅんくんの気持ちを知っていたらしい。

と「(゚Д゚;≡゚Д゚;)?」
↑まだ、いまいちわかっていないアホ


確かに、しゅんくんの行動や言動で、
しゅんくんLOVEともとも
と思われるようなものもあった。

しかし、私は変な勘違いをしたくなかったので、
このことは聞こえなかったことにした(笑)

私の中では、
「もしや・・・?いやいや、まさか・・・」
ってカンジで処理された。

Let's下ネタトーク

下ネタは、お互いに下ネタ好きの場合、大変盛り上がります。

と「ねーねー、初めてHしたのいつ?」
し「ん~20(ハタチ)ん時かな。」
と「おそっ・・・っつーか、去年じゃん!!」
し「・・・f(^-^;」
と「え~相手は?彼女、ここ何年もいないって言ってたじゃん!誰?誰?」
し「・・・プロの方に・・・」
と「(爆笑)何やってんの~?じゃー、プロとしかしたことないんだ~?」
し「・・・うん・・・Mさん、練習させてよ~」
と「ダメに決まってんじゃん(爆笑)」

とまぁ、会話に花が咲いた。

実際はもっとたくさんしてるのだが、
あまりにグロテスクなので、ここでは控えさせてもらいます(笑)


でも、ここで練習を断っててよかった。
断ってなかったら、きっとしゅんくんは今頃、
「誰とでもやるオンナ」って思ってただろうからね。

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ほんっっっっっっとにどーでもよかったらしく、
この時交わした会話を私はほとんど覚えていない(笑)

↑この辺の会話は最近、しゅんくんから聞いた話です。

断られて良かったと今では思うけど、
断られたときは、ちょっとショックだったそうです(笑)




車中の会話

全くもってしゅんくんの事を意識していなかった私。

当時、彼氏もいたし、
私の中で「年下」を恋愛対象としては見れなかった。
好きになったことも、付き合ったこともない。

オトコの方が、精神年齢低いって言うでしょ?
年下+精神年齢低い=お子ちゃま
という考えにしか至らなかった。

だから、もし、彼氏がいなかったとしても、
しゅんくんをオトコとしてみることなんてできなかった。

だから、何を話しても、
この人とどうかなることなんてないし、
別にいっかぁぁぁ~

ってなカンジで私が選んだ会話のテーマは・・・



「下ネタ」でした。
↑どっちがお子ちゃま?

人見知り

私もしゅんくんも極度の人見知り
会社に入ってしばらくは話す機会もそんなになかった。

しかし、しゅんくんは私に好意を寄せていたらしい。(後日談)

そんなことには全く気づかない鈍感な私と
しゅんくんと同時入社のおっさんと3人で仕事をする機会ができた。

現場には2台の車で移動。
2台に3人=必然的に2:1になるわけで・・・

しゅんくんが最初に一言。
「Mさん(私の旧姓)はこっちの車ね」
と自分が乗る方を指差した。

アホな私はなーーーんの疑問も持たず、素直に従った。

現場へは片道1~2時間。
この車中でやっとまともに話し始めたふたり。