必要なのは、才能ではない
努力だ
伝説のイカサマ師兼マジシャンである男がいた
彼が7歳の頃、映画でイカサマをするマジシャンを見て、憧れを抱き
自分もなることを夢に見る
同級生から「お前は何をやっても無理だ」と馬鹿にされ、いじめを受けたが
「全て見返してやる」と努力をした
その努力は、尋常ではなく
1日16時間毎日カードを触り続け
カードを持つと重さで何枚かわかったり
0.001ミリのカードの凹凸で何のカードか当てるなど他の人にはできない技術を持つことができた
その後、カジノで働きながら、さらに技術を磨き
ポーカーやブラックジャックで大勝ちした客相手に必ず勝利を収める男として有名になる
当時のギャンブルは、今よりも過激でいかさまがばれると命を落とす
誰もがイカサマがないか、目を凝らして見ていたが
誰も彼を見破ることはできなかった
その技術は、マジックでも大いに活躍
60歳でマジック界のアカデミー賞と呼ばれるクローズアップマジシャンオブザイヤーを受賞
マジックの神様、ダイバーノンに
「彼のカード技術を真似できる人は誰もいない」
「私の知る限り、最も優れた技術を持つ」と言わしめた
世界最高のいさましであり、世界最高のマジシャンとなった彼の名は
リチャード・ターナー
彼の凄さは、目を凝らしていても気づけない
タネがわかっていても見えない
そして彼はなんと"目が見えていない"
9歳の時にかかった病気で、目の障害が残り
光を失っていき、全盲で諦めず、この夢を叶えていた
人は少し頑張ったことを"努力"と言ったり
"才能"と言う壁を作り、諦めたりする
光が見えない。彼は自分がやったことを"努力"とは言わない。
"才能"と言い訳にはしない
馬鹿にされ、いじめられ否定をされても
諦めず、夢を叶えた
障害のハンデ?見えないものは私も客も一緒さ。
リチャード・ターナー
頑張る事や努力をすることは日々生きる事に対して考えると当たり前なのかもしれない。
今の自分に当てはめてみると足が動かない程度で弱音を吐いていては、そこに魅力的な集団はできない。
改めて生きる強さを学んだ