★ストリートサッカー | 海外へサッカーで冒険を目指す少年とそれとは違う野望を持つただのオッサンの話

「構造的なトレーニングはコーチがいて、プログラムやメニューがあって制限時間が決まっていて、時には審判もいる。ちゃんとしたスポーツ組織が提供するトレーニング。


非構造的遊びは、その反対。

学習者本人たちの自発的な営みというか、公園遊び、ストリートサッカー、川を泳ぐ、木登りとかがそうで、特にストリートサッカーに関しては、8つのポイントがある。



①形式化されたゲームやトレーニングドリルばかりに頼らない。
②(非構造的遊びのような)楽しみながらできる活動をデザインする。
③動作の探索、発見を促す学習環境を作る。
④学習者が異なる制約(異なる天候下でのプレー、異なる年齢層、性別、人数など)でプレーする機会を作ることで適応的行動を高める。
⑤器具や施設を変える(練習のための器具や施設、サーフェス、靴、ボールの種類などを変える)。
⑥理想化された目標動作パターンをスキル実行の「方法」として概念化しない(ターゲット・ムーブメントを定めない)。
⑦スキル練習が「繰り返しのない繰り返し」を含むようにする。
⑧練習課題が常にダイナミックで、(従来のスキルドリルなどの)分解がないことを確認する。

 


この8つのポイントの中で、特に今回のトピックに関わるのは③と⑥。

要は、運動は学習者が発見するものだと考える。11の場面でドリブルをソリューションとして選択する選手がいてもいいし、そこにわざわざタッチ数制限をかけてパサーに誘導していく必要はない。


選手自身がそうなりたければなればいいし、ドリブルをしたいのならすればいい。膨大なトライ&エラーを通じてソリューションは選手に選ばせる。そこが大事」


このトライ&エラーは選手の成長には必要だが、ここに甘えてはいけない。

そこがスポーツの成長で一番難しいポイントなのかもしれない。


ストリートサッカーはトレーニングの王様。

相手のいる、パス&コントロールで相手のいるフィジカルトレーニングでもあり、1vs1のトレーニングにもなるが2vs1にも2vs3にもなる。


無制限に成長していいぞ!

って言われているようなトレーニングになっている。


だから実践に近い状態で学ぶ、経験に変えることは重要だ。