ニュースなどでそれほど多く用いられるわけではないが、知らなければまず間違いなく誤解する言葉の一つ。<金字塔>とはそもそも、エジプトにある「ピラミッド」のこと。横から眺めた形が「金」の文字に似ていることからの名称。
日本語では「後世に長く残るすぐれた業績」を表す言葉として使われるようになった(例:金字塔を打ち建てる)。むしろ、原義が「ピラミッド」とは知らない人の方が多いのではないか。中日辞典では、「ピラミッド」の次に「不朽の業績」の訳語が追加されている場合があるが、報道文で使われている場合には、「ピラミッド」または、「ピラミッドの形状に目をつけた比喩」と考えて間違いない。
例:
金字塔式的队伍结构(jīnzìtǎ shì de duìwǔ jiégòu) ピラミッド式のチーム構造
金字塔等级(Jīnzìtǎ děngjí) ヒエラルキー
(編集担当:如月隼人)