相手を思えば、これくらいはいいだろうは無い

中尾亜由美です。

私は、何かを作る人に『大事だよ』と言ってるのは、クオリティーの高さです。

当たり前だけどお金をもらうなら、なおさら。

人にあげるものも、その意識はします。

過去、ママ友や会社の同僚が作ってきてくれるお菓子のクオリティーに驚きの連続でした。

お、おいしくない…

人にあげれるって、
そーとー上手くないと、私は持っていきません。
ま、その感覚も自由ね。

不味いものを食べさせる人

となりますから

以前ね、関東出身のご家族の家に遊びに行ったとき、

『お母さんの料理スッゴク美味しいの！』

と言っていた、お母さんのお好み焼きが超絶に不味かったんです。

そして、数日後その美味しいよ、って言っていた友達本人が作ってくれたボンゴレが、無味だったことも衝撃でした。

アサリも塩もパスタも入っているのに、アサリの味も塩の味もパスタの味もしなかったと言う、奇跡の料理でした。

一緒に食べた男友達の一言。

『あいつと結婚するやつはかわいそう。関東人は味覚がおかしい。不味く作れるのも才能なんかなぁ……』

帰り道…2人で落ち込んだのでした…

色んな人に聞きましたが、関東の旦那さんをお持ちの奥さまも味覚が違うと。
目黒で有名なカフェでポトフを頼んだら、おでんの味でビックリしたこともありました。

関東の方が大阪に来たとき、どの店に入ってもハズレがないと言われました。

関西圏は何でもおいしいと思います。
関東を知らないのにディスってるんじゃないですよ～今までの経験からです。

胃袋をつかむって言うけど、やっぱり美味しいもの食べたいよね。

美味しくない店は潰れるわけですから。

振る舞うなら、特にとーくーにー自信があるものにしたい。

超絶美味しくなくてもいいんです。
そこそこ美味しかったらいいよね。
プロちゃうから(笑)

旦那さんの会社の人や、もう二度と来ないよね？って人に振る舞うなら、死ぬ気でやりました～。

食べてもらうまで、冷や汗たらたらです。

だいたい、おかわりしてもらえたので大丈夫と思ってます(笑)

これ分けてみんなで食べるんだよ～って量を『おいしい』と一人で食べちゃった人もいたので、まぁ良しとします。

たぶんね、わたしは料理上手な母に育てられたからだとは思います。

母はパンも手作り、お菓子はプロ並みです。

プロが扱う材料のメーカーのお菓子教室が毎月うちに来ていました。

プリンなんて、めちゃうま！

ま、わたしは結婚後半はあまりの忙しさに、漁師飯になってましたが。

ハハハ(*￣∇￣*)

おいしいものを食べるって幸せな気分になりますね。

で、その幸せをお裾分けする。

おいしいものを食べさせてくれる人は好きになりませんか？
さっきも書いたけど、胃袋をつかむって言うしね。

でね、先日何度やってもダメダメだったパンが上手く焼けたんです！

もー、『わぁ！やったー！』と声が出たよ。

この引き上がり、生地が伸びてる！

やっと、人にあげられる！

で、お友達の都ちゃんに食べていただきました。

翌日、写真と共に興奮LINEが！

ウマイ！と。

パンは、漁師飯感覚では全くだめ。
繊細だし、生地との対話が大切だと、本気で思いました。

かなり、丁寧に向き合ったから出来たパンでした。

一次発酵も二次発酵も、感覚でやっていたので失敗。
時間計るとか、フィンガーチェックなどの基本はしていましたよ〜。

今回は温度、湿度、かなり意識しました。
持ち上がってる〜。
時間もいいころをちゃんとメモ。
次回も同じように出来ます。

この前のパンを、実家に持って行ったので後悔。
まだまだ、あげたらあかんヤツやった！
他人には、絶対にあげませんが、実家ならと持って行きました。

パン作りから、色々わかることがあります。

どれかひとつが抜けてもダメだってこと。

それは、仕事も同じなんだよね。

まんべんなくできること。
(やろうと努力する)
丁寧に向き合うこと。
手抜きはダメってこと。
対話すること。
気持ちが通じること。

これくらいいいだろうは、バカ野郎です。
なんかちゃうけど(笑)

独りよがりで勝手な解釈していたら、
上手く共鳴しないよね。

だから、相手(お客様)も答えてくれないし響かないよね。

よし、上手く繋げた