【本】『羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ』とコナンのチョコエッグ再び | ミステリな日常。

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 先日『羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ』(知念実希人)を読んだ。

 たまに読んでいる「天久鷹央」シリーズ。

 いつもより、やるせない気持ちにさせられた一冊だった。

 あらすじは公式サイトから引用。

 

 御子神氷魚。

 帝都大学の元主任教授で、現在は総合病院の院長を務める彼女は、天久鷹央の学生時代の師だった。

 同じ個性を持つ氷魚に導かれ、診断医の道を志した鷹央。

 天才医師が唯一「先生」と呼ぶ存在は、しかし不治の病に冒されており、最後には不可解な死を遂げる。

 謎めいた言葉を遺した師の真意を知るため、鷹央は捜査を開始するが……。

 師弟の絆を描く、本格医療ミステリー!

 

 なぜか早春にだけ肝炎になる少年の診断をする「禁断の果実」

 青い色を塗られた子猫を拾ったが、様々な色に染まった大量の猫が発見された謎を調べる「七色の猫」

 そして、あらすじにもある御子神氷魚の死の原因を探る「遺された挑戦状」

 というお話が入っている。

 氷魚の死が事件なのか病気が原因なのか。

 事件だとすれば、誰がどのようにして。

 ある意味密室のような場所で脳梗塞で亡くなった氷魚。

 脳梗塞ってことなら、普通に病死に思えるけれど、知念さんが書くのだから、もしかして殺人なのかも?

 と、つい邪道な読み方をしてしまう。

 ページ数も気になるよね(謎

 

 読み方はともかく、本当に師弟の絆が描かれた作品だった。

 ネタバレになりそうなのでどう書いていいか難しいけれど、氷魚にはもっと生きて欲しかったな。

 ラストの氷魚から鷹央への伝言、思わず泣きそうになった。

 こんな関係って、素敵。

 

 さて、人の話を聞いてくれない高津くんは、『名探偵コナン』のチョコエッグをまだ買ってくる。

 そろそろ、シークレット来たんじゃない?

 大好きな怪盗キッドも出たんじゃない?

 そんなことを予想したかもしれないが、声を大にして言いたい。

 どちらも来ていません!

 蘭ちゃんは二人も来たんだけどね(涙

 どんな被り方……。