先日『少女は殺人の夢を見る』(阿津川辰海)を読んだ。
久しぶりの阿津川さん。
今回は連作短編集。
タイトルそのまま、少女が殺人の夢を見るお話だ。
ただ、その夢にはある特徴が。
その夢に、周りの人間が巻き込まれてしまうということ。
夢はすべて有名ミステリが元になっている。
そして、夢の中での殺人事件では、元のお話と違う解決方法を求められる。
結構、迷惑な夢!
あらすじは公式サイトから引用。
サークル〈月夜のお茶の会〉の読書会に参加した俺・獏田格は課題本のミステリー小説に酷似した「事件」に巻き込まれる。
そこは二年生の先輩・夢見灯が作り出した「夢の世界」で、謎を解かなければ俺は現実に戻れない!?
カー、クリスティー、クイーン、そして……。
本格ミステリー界の若き旗手が先人たちを徹底オマージュ。
ということで、主人公は夢を見る少女ではなく、そこに巻き込まれた大学生、獏田格。
最初、設定がよくわからず、不安になりながら読み進めた。
設定がわかってからは、次はどの小説が課題になるのだろうとわくわくしながら読んだ。
目次にヒントがあるけれど、深く考えずに本編にいったので。
ちなみに、
第一話 第三の短剣
第二話 そして誰にも共感できなかった
第三話 モザイク岬の謎
第四話 女死刑囚パズル
第五話 三階の窓
第六話 九角館の殺人
という、六つのお話が入っている。
元になった本、わかるかな?
読んだことのない作品もあったけれど、ある程度の説明もあるし(もちろん、ネタバレなし)その作品に対する感想などをサークルメンバーが議論していくので、それはそれで楽しめる。
個人的には、第二話の「そして誰にも共感できなかった」が読みながら、くすっとなった。
あるある。
そして、第六話になって、いよいよ大好きな綾辻さんの作品が登場!
ずっとにやにやしながら読んでしまった。
……まあ、犯人はわからなかったんだけど。
こういう読書会、楽しそうでいいね。
あ、夢の中に入りたいわけではない。
そういえば、Huluオリジナルドラマでの「館シリーズ」実写化、次回は『水車館の殺人』ですね。
これまで『十角館の殺人』『時計館の殺人』と面白かったので、次も期待大。
ただ、原作には江南くんが登場しなかったような……と思っていたら、実写では登場するらしい。
江南くんと島田さんのコンビ、好きなんだよね。
どういう感じで描かれるのか楽しみ♪
ちなみに、2027年3月配信予定とのこと。
予習というか復習しなくては。
