ミステリな日常。

ミステリな日常。

大好きなミステリと、ゲームと、日々のかけらを。

 先日『冷蔵庫婆の怪談』(大島清昭)を読んだ。

 冷蔵庫婆って!

 その響きが既に普通じゃなくて怖い。

 冷蔵庫に憑いた霊が、勝手に食事を作ってくれるとかなら嬉しいんだけど。

 もちろん、そんな話ではない。

 あらすじは公式サイトから引用。

 

 地方に住む小学生の間でかつて流行していた“冷蔵庫婆(れいぞうこばばあ)”の怪談。

 それを模倣したような、連続児童殺害事件が発生する。

 被害者たちの遺体は異様な状態で冷蔵庫の中に遺棄されていた。

 民俗学のフィールドワークの手法を用いて怪談を執筆する作家・呻木叫子(うめききようこ)は警察から捜査協力を要請されるが……

 表題作のほか、大足様(おおあしさま)と呼ばれる神の祟りで、娘が二十五歳になると必ず自殺してしまう蘆野(あしの)家のおぞましい秘密に迫る「蘆野家の怪談」など、四編の本格ミステリ×怪異譚を収録する。

 

 ということで、呻木叫子シリーズの一冊。

 前に読んだ作品と似ているな……あれ、登場人物も同じような……と思っていたらシリーズ物だった。

 大丈夫、前の二作品は読んでいるから。

 今回は、「ハザコ男の怪談」「蘆野家の怪談」「冷蔵庫婆の怪談」「満月館の怪談」という四つの作品が入っている。

 一応、連作短編集というくくりになるのかな。

 怪談だから、それぞれの短編がきれいな終わり方ではなくても、それはそれでありなのかと思いつつも、読み進めるとつながっている部分が見えてきたりして、楽しめた。

 特に「満月館の怪談」では最初に館の見取り図があり、個人的にちょっと得した気分になれた。

 館♪

 ラストは当然ここには書けないんだけれど、もやもや感のある、怪談らしいラスト(何

 問題は、これがシリーズ四作目ということ。

 ん……?

 一作読んでないような気がしないこともない……。