今日の日経平均は、反発して始まった後は、上値の重い展開。後場大引けにかけて売られ、マイナス圏まで下げる場面もありましたが1円高い15031円で取引終了。一応プラス引けですが、プラスで引けたというようなムードではないですね。東証1部の売買代金は2兆円割れとエネルギーが感じられず、中小型株や新興市場の下げがきつくて、底硬いという印象もない。一部の大型株のリバウンドが日経平均を支えたという印象。
今日はザラ場見れなかった上に、ニュースなどほとんどチェックできていないので以上で簡単にまとめです。明日もザラ場見れないので簡単なまとめになる予定。
昨晩のNYダウは、前日終値を挟んで荒い値動き。65ドル高い13232ドルで取引終了。ゴールドマン・サックスが予想を上回る決算でしたが、目先の見通しに慎重な姿勢を示した事から、警戒材料となりました。また、アドビが今後の業績見通しについて明るい見通しを示した事から、ハイテク株が物色対象になったようです。
欧米主要5中央銀行の資金供給策にどの程度の効果があるのかを見る上で、今晩発表される17日に実施された1回目の入札の結果に注目が集まりますが、昨晩ECBが、2週間物資金を無制限に供給するとした所、約5000億ドルの資金が供給されています。これは、週間定例オペの一環という事です。なんと57兆円。FRBが17日に実施した入札は総額200億ドルで、期間28日。資金の供給額が圧倒的に足りないように見えます。逆に、入札額が200億ドルに満たなかった場合。ほとんど機能していないと判断できると思います。今晩の結果発表と、株式市場の反応に大注目。
日経平均はシカゴの先物が15295円と高く返って来ていましたが、小幅安で始まりました。その後ジリ高の展開でしたが、12:34の15267円が今日の高値。大引けにかけて右肩下がりの展開になり、177円安い15030円で取引終了。15000円台はキープしました。
個別にも、前場反発の動きを見せていた銘柄が、終わってみればマイナス引けという所が目立つ。個人的に注目のコマツ(6301)は売買代金1位と商いを伴って大幅続落。この様子だと日経平均15000円割れは時間の問題だと思われます。東証一部の売買代金は2兆円台前半と今日も低調でした。国内機関投資家が下値では買いを入れているようですが、それ以上に戻り売り圧力が強い。戻らないからあきらめて売っている個人投資家も多そうです。
月足チャートと相談しながら下で待つスタンス継続。
昨晩のNYダウは172ドル安い13167ドルで終了。スタグフレーションに対する懸念は、随分前から出たり消えたりしており、このブログでも何度も触れて着ましたが、グリーンスパン前FRB議長が、「その兆候がある」と発言したためあらためて意識されているようです。FRBが利下げ方向に舵を切った時から、あるていど想定できた事。
ここの所ドルは買い戻される動きですが、原油や金の先物価格は高値でもみ合っている状態。米国以外にインフレ圧力が高まっている事に注意。
米株は目先、欧米主要5中央銀行の資金供給策の効果を確認する場面。市場が効果なしと判断すれば、さらに大きな失望売りが待っている。スタグフレーションが懸念される中、利下げ期待は膨らみにくい。
日経平均は、米株が下げた事から下値を試す展開が予想されましたが、15000円をギリギリ割りませんでした。15000円から前日終値の間で方向感のない展開で41円安い15207円で取引終了。
業種別で上昇率一位の鉄鋼は、値上げの材料があった新日鉄(5401)が貢献しましたが、業種別で見ても個別で見ても、市場全体の方向が見えてこない。新日鉄の反発も物足りない。「日経平均は15000円を割らずに反発したが、何を買っていいか分からない」というような雰囲気ですね。
月足と相談で下で待つスタンス継続。コマツ(6301)が3000円の大台を完全に割れている事に注目。ここがこのまま下げるようだと、思惑通り下値が期待出来そう。
まずは、先週金曜日の日経平均。前日終値を挟んで先物主導で上下に振れる展開。22円安い15514円で取引終了。日経平均終値は小幅安でしたが、個別には、不動産、銀行、鉄鋼、卸売りなど大きく下げている所も目立ち、明るいムードはない。
先週金曜日のNYダウは、178ドル安。13339ドルで取引終了。前日の米11月生産者物価指数に続き、米11月消費者物価指数が予想を上回る高い伸びとなった事で、FRBが今後必要な利下げを行えないという懸念が浮上している事が背景。インフレ懸念が膨らめば、一方でリセッション懸念があっても、利下げという選択が難しく、FRBには厳しい状況が続く。原油高がインフレ圧力を高めているという側面が大きく、今後も原油先物に注目。これまでの所、下がりそうでなかなか下がらないですね。
米利下げ期待後退でドル円は円安方向の動き。113円台前半まで円安が進んでいます。これでもまだ、企業の想定より円高な水準。総合商社などに、未だに利益確定の売りが観測されている事や、米経済に懸念が広がっている事を考えれば、単純に強気にはなれない。そもそもドル高の動きがこのまま継続するかどうかが不透明。
日経平均は、今週も米株次第の展開を予想。米では、ゴールドマン・サックスなど大手金融の決算発表が今週も続きます。その他は、米住宅関連の指標など一応注目ですが、年内は好材料出尽くしの可能性も高く、ここから誰が買いに入るのか?という感じ。多少の乱高下があっても振り回されずに、下で待つのが正解だと思われます。
デイトレで参戦なら、外需に注目。
昨晩のNYダウ、寄り付き直後に前日比272ドルの急反発でしたが、右肩下がりの展開で、前日比111ドル安まで下げる場面もありました。大引けにかけて戻し、41ドル高い13473ドルで取引終了。値幅383ドルと、なんとも荒い値動き。
欧米の主要5中央銀行が、年越しの資金需給が懸念されていた短期金融市場の流動性を確保するために、異例の協調対策を取ると発表した事が、まずは好感されて、米株は急上昇で始まりました。欧米中央銀行が一致団結してサブプライム問題に取り組むというアナウンス効果は多少はありそうですが、構想は11月17・18日のG20が開かれた時から練られていたという事が明らかになっています。その後、ECBはインフレ懸念から利上げが議論される事はあっても、利下げの話はないという状況で、とても足並みがそろっているとは見えないですね。今回の主要5銀行による対策は、あくまで年末年始の短期金融市場に流動性を確保するためのものと見て良さそうです。信用収縮懸念を後退させる効果はほとんどなさそう。値付かず債権の損失拡大は止められない。という事で昨晩のNYダウは、右肩下がりの展開。
日経平均は、シカゴの先物が16005円と、なぜか小幅高で返って来ていましたが、寄り付きから100円以上下げて始まり、大引けにかけてもジリジリ下げる展開で、終わってみれば、395円の大幅安。15536円で今日の取引を終えました。昨日の安値を大幅に下回ってます。昨日の大引けにかけての反発はFRBから、なんらかの発表があるという情報が伝わってのものだったという面もあったようですが、今日の下げ幅から見れば、完全に期待はずれだったという事ですね。
キャッシュで買い場を待っているところにとっては、まだ下が期待できそうな雲行きになって来たようです。ただ、今回の欧米中央銀行の措置で、欧米の短期クレジット市場に対する危険度はかなり大きいものだという事もあらためて確認できました。サブプライム問題に絡む損失処理は、ここまでのところまだ半分も終わっていないと思われ、きっかけ次第で一気にすすむような事も想定すれば、中途半端は押し目は拾えない。買い場は月足チャートと相談したい。
明日は、個人的に忘年会なので更新できないかもしれません。
昨日今日とザラ場を見れなかったのですが、一応簡単にまとめておきます。
昨晩のNYダウは294ドルの大幅下落。25bpの利下げ発表で急降下。ちょっと過剰反応しすぎのような気がします。25bpの利下げは、織り込み済みとはいえ、市場の予想通り。300ドル近くも下げる材料か?
日経平均は、シカゴの先物が15615円と大きく下げて返って来ましたが、今日の安値は、15700円。後場先物の買い仕掛けが入ったようで、112円安の15932円で取引終了。週末SQという事で、先物の動きに振られやすい地合。単純に底堅いという判断もしにくい。
FOMC通過ですが、今ひとつ方向感が見えてこない。今晩の米株が続落するようだと、下向きに方向感が出ると思います。今晩の米株待ち。
先週金曜日の米株は、高安まちまちでほぼ変わらず。注目の雇用統計は、市場予想を小幅に上回り、50bpの利下げ期待は大きく後退。11日のFOMCでは、現状織り込み済みの25bpの利下げになるというのが市場の見方としてほぼ固まった。サブプライムローンの借り手の救済策も、対象はかなり限られそうで、住宅価格の下落や差し押さえ件数の拡大など、住宅市場の悪化を食い止める事は無理だと思われる。
先週ECBは金利を据え置きましたが、利下げは議論にならず、一部利上げを支持する動きがあった事が明らかになっています。インフレが引き続き警戒されている模様。
米国経済は、住宅と金融以外はまだ底堅さを見せています。今週11日のFOMCで市場の予想通り25bpの利下げとなった場合でも、米株がどう反応するのかは不透明。25bpの利下げ以外の結果になった場合の日本株は、為替の反応も警戒されさらに不透明。NYダウは、長期的には下向きという視点に立てばチャート的にも、もう戻すところまで戻したという感じ。材料出尽くしで上値が重くなる可能性は高い。日経平均もそろそろリバウンドは限界というところまで戻している。
さらに今週は日経平均の先物・オプションSQが週末に控えている事もあり、日経平均は波乱要因が多い。リスクは大きいと思いますが、日経平均がさらに上値を試す展開を想定するなら、ここまで戻りが弱い外需株が狙い目。建設機械、工作機械、総合商社など、まだ戻り余地が大きそうな銘柄がゴロゴロしている。
今週は、あまり先入観を持たずに柔軟に判断して行きたい。週明けは、シカゴの先物が16010円と、先週末の日経平均とほぼ同じ水準で返って来ているため、為替と先物の動き次第か。デイトレで外需株に注目。