どうも、北海道以外の人には札幌と函館は割と距離が近いと思っている方が意外と多いらしいですね。
何か片道数十キロぐらいの隣町といった感覚で捉えている人も多いみたいなので、改めてこんなものをば。
こちらは函館駅前の国道5号線の起点付近にある案内標識なのですが、見てお分かりいただけるように札幌までは282㎞あります。
ちなみに、以前「チコちゃんに叱られる」でも紹介されておりましたが、この282㎞という距離の基準は市役所までの距離となっております。

で、こちらは札幌の国道5号線の起点付近で撮影したものなのですが、撮影した地点と札幌市役所とは数十メートルくらいしか離れておりません。ちなみに札幌市役所は時計台と国道12号線を挟んで道路向かいにあります。
あと、こちらも同様に函館まで282kmと表示されておりますね。
で、意味もなく時計台の写真を挟んだところで、札幌~函館間の距離が意外とあることがお分かりいただけたかと思いますが、
北海道全体で見ると、そこまで割合を占めているわけではないのです。ちなみに青のラインでざっくばらんに描いたのが国道5号線のラインです。
大体の推測ではありますが、国道1号線だと東京の日本橋から静岡と愛知の県境付近になるし、国道4号線だと福島と宮城の県境付近になりそうです。
ということで、北海道旅行をされる方は事前にしっかりリサーチしておくことをお勧めします。ただ、一つだけ補足しておくと
国道5号線は札幌~函館間の最短距離という訳ではないし、このルートを使う人はそんなに多くない
ということですね。
小樽とか余市に住んでいる方は分かりませんが、札幌市の方(特に南側や東側に住んでいる方)はむしろ、こちらのルートを選択することが多いかと思います。
選択肢① 高速道路を使う場合
このルートですと、七飯町から大沼付近までは一般道を使わないといけないのですが、それ以降は高速道路に乗って札幌まで移動はできます。海岸線を通るので距離はその分遠回りとなりますが、多少はペースを上げることができるので、時間は短縮できるかもしれません。
上の写真で出した時間も概算なので、若干は変わるかもしれませんし。
尚、札幌~函館間のバスはこのルートを使うことが多いです(便によっては森町で高速を乗り降りするのもありますが)。
選択肢② 極力高速道路を使わないルート
この地図では分かりづらいですが、函館から長万部までは国道5号線を使うところまでは一緒で、そこから洞爺湖方面まで国道37号線を使い、洞爺湖付近で国道230号線を通って、ルスツ高原や中山峠を使うルートがあります。こちらの方が峠道(道幅は割と広いですが)を通るものの距離は短縮されます。
ただ、それでも250kmぐらいは走らないと札幌には到着できないですし、上に書いてあるように4時間は見積もらないと到着できないので、日帰りで札幌~函館間を往復するとかいうプランはかなりの強行軍です。
途中で寄り道もせず、他の観光地にも寄らず、途中でのグルメも堪能しないのであれば、まだ何とかなるかもしれませんが、かなりのリスクと疲労は伴うと思うので、改めて北海道旅行をされる方はどのように移動するか事前にしっかりリサーチしておくことをお勧めします。