【1Q84】(村上春樹)③

ようやくBOOK2に入ったので少しだけ
「説明されないとわからないのであれば、
説明されてもわからないのだ」 (第10章)
天吾のセリフ
なんだか響きました
このセリフ
何度も同じことを注意しなくてはならないことは
本当に疲れます
一回説明してわかる人というのは
恐らく説明しなくても自ら自分の過ちを恥じ
行いを改められる人だと思います。
よく採用面接や 取材で
"どんな人材を求めていますか?"
と聞かれます
'センスのある人'
ですとか
'1を言って10を分かる人材'
だとかと言った感じで答えることが多い。
いずれもこの言葉に集約されている気がします
聞く前にどこまで考えられているか
私も偉そうに言及できるほど優れてはいないのですが...
説明されずとも
考え得る思考を巡らせられる人物でありたい
そう思います。

【1Q84】(村上春樹)②

「正しい歴史を奪うことは、人格の一部を奪うのと同じことなんだ。それは犯罪だ」(第20章)
天吾の言葉
人の記憶は、個人的な記憶と、集合的な記憶合わせて作り上げられている。
その二つは密接に絡み合っている。
そして歴史とは集合的な記憶のこと。
それを奪われると、あるいは書き換えられると、
僕らは正当な人格を維持していくことができなくなる。
あまり政治や宗教のことを書く気はないのですが...
日本の戦争犯罪のように、特定の国においては
集合的な記憶を歪曲していたりします。
これはとても危険なこと。
歴史というものがあります
会社にも
個人にも
"ダメな上司"
と呼ばれる人がいます
ただ、その人にも歴史がある
なにもしないでそのポジションにいることはない
それなりの成果や過去があって
歴史がそのポジションに就かせている
そうでないケースも稀にあるのも事実ですが
人はバカの壁に向かっているという考え方があります。
私の業界にも言えること
優秀なプログラマーが
優秀なシステムエンジニアになるとは限らない
優秀なシステムエンジニアが
優秀なプロジェクトマネージャになるとは限らない
優秀なプロジェクトマネージャが
優秀なコンサルタントになるとは限らない
優秀なスポーツ選手が
優秀な監督になるとは限らない
これと一緒です。
ただ、その人にも歴史があること
これを歪曲してはいけない
上司は伊達に上司ではないものです。
私の会社は人生の先輩や
ビジネスの先輩と一緒に仕事をすることが
決して上手ではありません。
でもその人の歴史を歪曲せず
評価することは怠らないようにしたい
そう思います。

