学区と番組小学校のお話聞いてきました♪→ その2 番組小学校の建物は美しい♪ | 京都・上京人のひとりごと ~本当の京都を知りたい人へ~

京都・上京人のひとりごと ~本当の京都を知りたい人へ~

「ほんまもん京都」というブログを始めました。そちらでは、このブログの内容をさらにわかりやすくまとめていますので、是非ご覧ください。

こんにちは、kiritsuboです。

 

前の投稿の続きですよ♪

番組小学校のお話を聞こうと

京都市学校歴史博物館に行って

迷子になったところまで(^^;

 

肝心の話までなかなか行かへん。

でもこれも京都あるあるなので

知っといてもろたらええかなと思いまして(^^;

 

はい、これでしたね。

これですよ。

和崎先生が

学区と番組小学校の成り立ちについて

お話しやはったはずですが

5分位しか聞けず

大場先生のお話からになりました…

 

1時間あまりのお話やったんですが

要するに

 

番組小学校の建物はすばらしいキラキラ

 

そうそう、

番組小学校てわかりますか?

 

京都は日本で初めて

小学校ができたところです。

 

京都は

明治になって、

天皇さんが東京へお出かけしやはって

なかなか帰って来やはらへんので

寂れてしもたんですね。

 

それでなんとかせんとあかんと

明治2年に

当時のお役人、

学識者の人らと

町衆が一緒になって作ったのが

「番組小学校」やったんです。

 

その小学校作ったのは

町(ちょう)がいくつか集まった

それぞれの町組(今の学区)で

その町組のことを

「番組」て言うたんですね。

 

番組が作ったので

「番組小学校」です。

 

自分らが作ったので

みんなその小学校が誇らしい。

 

その小学校を立派で

美しいものにしようと

まずは

お寺とかお公家さんのお屋敷とかを買うて

それをくっつけて

小学校を作ったんです。

 

それで足らん施設は新築、

増築していく。

それは

みんなが集まる講堂をちゅうしんとして

すばらしい玄関を備えていました。

 

これは写真見てもろたほうがいいですが、

さっきのチラシね、

ここにもいっぱい載ってましたよ。

これ、

大場先生の今回出版された本に掲載されてます。

あとでご紹介しますね。

 

 

そして

最初は木造やった建物が

あるきっかけで

急激に鉄筋に変わっていきました。

 

それは第二室戸台風で

木造の西陣小学校が倒れて

たくさんの子どもたちが亡くなったこと。

 

これはまた別の機会に詳しくお話したいと思います。

 

鉄筋の小学校やったところは

被害がほとんどありませんでした。

 

そこから鉄筋に変わっていったんですが、

その建物も

素晴らしいデザインで建てられました。

 

明治の人は

子どもらの教育には

美しい建物が必要やと

思わはったそうです。

素晴らしいですね。

京都の美意識が

教育の場にも生きてたんですね。

 

また、改築するにあたって

前の建物は

また別のところに売られて

移築されたんです。

 

それは例えば

周りに新設された小学校(群中小学校ていうのです)の

校舎になったり

お寺の本堂になったり

また新しい活躍の場を与えられたんですね。

 

これって

エコやと思いませんか!

 

しかも素晴らしい芸術品なんです!

もうそこで感動してしまいました!!

 

先ほども書きましたが

これは大場先生の本に詳しく書かれています。

 

京都の小学校の歴史を知りたい方は

この本を読んでおかないといけないですね。

 

そしてなによりまず先に

和崎先生に

番組小学校の話を聞く!

 

私は

学区の力が

万が一の災害時に

すごく役立つと思っているので

是非是非和崎先生には

京都市内で

学区のお話をしていただきたいです。

何かあってからでは遅いのです。

 

そうやって

この自治組織の力を

維持し、

全国に知ってもらいたいですね!!

 

私も前に

学区については書いてますので

読んでいただいたら

分かりやすいかな、と思います♪

「京都の学区って? その1」

 

帰りしな、

博物館の玄関が

元成徳小学校の

玄関車寄せであると聞いたので

柱をなでなでしてきました♪

 

 

どんな玄関かというと

 

 

こんな屋根なんです。

面白いでしょ。

 

 

こんなふうにくっついてる。

遠目から見るとこんなん。

ここだけすごく風格がある♪

これがどんなところについてたかというのも

本の中にありますよ~!!

 

ホンマに今日もお話良かった♪

また聞きに行きますね~♪

今度は早めに行って

和崎先生のお話から聞けるようにしますガーン

 

ほなまた。

「京都・上京人のひとりごと」でした。