プロクソン(PROXXON)のフライスマシンのコネクター部品の型取りです。
固定用の爪が破損してしまい、コンセントがすぐに外れてしまい困っていました。
まずは部品を取り外し、なくなった爪部分をケシゴムで再生。
シリコン型材を色が均等になるまで練り、部品をしっかり包み込みます。
柔らかいですが流動性はないため穴部分には先に突っ込んでおくと良いです。
今回は少し少なかったせいで、肉が薄くなってしまいました。
まあ、一度きりの使用なので大丈夫でしょう。
取り出しを考えないまま包み込んでしまいました。
まず中身が取り外せるかと、中身を流し込んだ後の型の位置決めも必要なので、部品の一番外側をねらってカッターで切れ目を入れるさいに、何箇所か凹凸を入れて位置決めにしました。
見た目は汚いですね。
取外しができました。取り出す際に型材がしっかりくっついている感じがわかります。
流動性が無いため、溝などには入り込まないです。
ツメ部分もしっかり取れました。細かい部分には先に小さく切り取った型材を詰め込んでおくと良さそうです。
何度か入れ直してみましたが、しっかり形状、サイズが再現できています。隙間0です。
安価な材料を探していて見つけたのがコレ。グルーガン用ののり。グルースティックというらしいです。細く切ります。
金属のスプーンなどに入れてゆっくり熱してみました。
一応、液状になりました。粘度は高そうです。このノリの良い所は何度失敗しても溶かして再生できる所です。あと安い。その分熱に弱いですが。
シリコン型に流し込みます。
多めに入れて押し込みます。はみ出ることで中にしっかり入り込みます。
しっかり冷やした後、型を取外します。
粘土が高い割には形状が再現できています。
流石に入り組んだ部分にまで行き渡らせるには試行錯誤が要るでしょう。
外形はしっかり再現できています!
はみ出た部分をハサミで切り落として整えるとこんな感じです。
裏側です。角部や溝に入り込んでいないのがわかります。今回使ったグルースティックなどではなく、ちゃんとしたハイキャストなどの流動性の良いものであればしっかり再現できるはずです。
実際に使ってみます。グルースティックは弾力があるので使えるか心配でしたが、様になっています。
思ったよりしっかりと止まりました。
寿命は期待しないで使ってみます。
型取り例でした。
スタッフW