What Life Is Like -6ページ目

今注目のガジェット

6月という季節は、梅雨だの祝日がないだのと色々言われることが多いが、ガジェット業界ではなぜか新作発表の雨嵐となる場合が多い。

AppleのWWDCを始め、サムソンやHTC、ASUSやSonyなど、様々な会社が新製品の発表の場をこの時期に設けることが往々にある。

さて、そんな中で今日紹介したい、今私が注目しているがジェットは、ASUSより発表された「ASUS Transformer Book Trio」である。
これはもともと先立って発表されたデスクトップタイプの「ASUS TransAiO」のノートパソコンのコンセプトモデルである。

もともと、ASUSの製品で「TransFormer」と名がついているのは、Android搭載タブレットがキーボードドックと合体をすることで、駆動時間をより延長し、さらにノートパソコンのような使い方ができる、という製品だったわけだが、今回の「Transformer Book Trio」はまた一味違う。

なんと、キーボードドックにつないだ場合「ノートパソコンのような」ではなく、実際に「ノートパソコン」になるのだ。

これだけではわからないと思うのでもう少し具体的に説明すると、AndroidタブレットをキーボードドックにつなぐとOSがAndroidからWindows8に切り替わるのである。

つまり、画面だけを持っていればAndroid、キーボードにつなげばWindowsといったような使い分けができる、デュアルブートガジェットなのだ。

ガジェットでデュアルブート、と聞くと富士通の製品「LOOX F-07C」を思い出すが、アレはいい意味でも悪い意味でもアホなマシンだった・・・という回顧はともかく。

実際問題、デュアルブートにおけるメリット、デメリットというのは当然存在してくるわけであり、今回はその辺りに的を絞って紹介していきたいと思う。


まず、デュアルブート、というよりOSが切り替わる利点からざっくり紹介していきたいと思う。

簡単に言えば、「持ち運びのしやすさ」があげられるだろう。
そもそもタブレットというのは、ノートPCで行っていた「ちょっとした作業」をノートPCよりも持ち運びがしやすい形で実現したものだ。
私自身、タブレットを持っているので良くわかるが、実際問題タブレットの使い道というのはそこまで多くはない。
ビジネス用とになればさらに顕著になるが、つまりは「資料の閲覧」に使うことがほとんどである。

そして、もう1つ、WindowsにOSが切り替わるメリットは、そうして持ち運ぶデータをローカル上で編集が可能であるということになる。
実際問題、AndroidオンリーでOffice製品などをはじめとしたファイルを、オープンはできても編集作業とまでなるとなかなか困難である場合も多い。
そして、ローカルに保存できるメリットであるが、わざわざ他のPCで作ったファイルを転送しなくて良い分、手間いらずであるし、作ったファイルをすぐにAndroid上で確認もできる。

私がこういう使い方をする場合、主にクラウドを使うことが多いのだが、クラウドの場合はネットワーク環境が必須であり、スタンドアローン状態ではどうしようもない部分もあるので、このデータのローカル共有は非常に強いメリットとなりえる。


逆にデメリットについてである。

デメリットというか、Windows8のタブレットであるSurfaceが出たときに散々言われたのだが、タブレットとしてWindows8を搭載したときは、その容量がかなり問題になっていて、実際にアメリカでは裁判になっていたりもした。

その点、今回の製品はキーボードドック側に750GBのHDDを搭載しているため、容量不足という問題は少ないだろう。さらに言うならば、USBなどで外付けHDDの増設等も可能かもしれない。

他のデメリットをあげるとしたら、それはやはり「価格の高さ」であろう。
私はASUSの作るちょっと変わった製品がとても気に入っているのだが、この前発売された、スマートフォンとタブレットの一体型ガジェット、PadPhone2が発売されたときは、その価格の高さに思わずめまいを起こしそうになったことを覚えている。

今回の製品も、予想価格は16万弱と、高性能で軽量なノートPCの選択肢が他にあるともいえる価格帯になってしまっている。
Androidタブレットと、ノートPCの合体であるため、コストがかさむのは仕様がないとはいえ、もう少し手の届きやすい価格帯になっていただけると非常にありがたいのだが、この辺りはあきらめざるを得ない感じになるだろう。

とにもかくにも、発売に当たっては是非触ってみたい製品である。
買うかどうかは微妙ではあるが・・・。
(どちらかというと、もうすぐ発表されるといわれる新型Nexus7の方が欲しいし)

2013年冬アニメ 感想まとめ

さて、4月から改変期ということで様々アニメが始まっているので、これに乗じて前期にあたるアニメの感想をまとめておきたいと思う。

というわけで、前期にあたる2013年冬には都合17本のアニメを見ていたわけである。
そのうち、30分以下の番組が2本なので、純粋な30分アニメとしては15本ではあるが、まあ多い方ではあると思う。

まずは30分以下の方からまとめてみる。

1.gdgd妖精's
ある意味今期の最強作、あるいは最恐作。そして同時に問題作。
二期にあたるわけだが、まー一騎から続けてひどいことひどいこと(いい意味で
ちょっと円盤買おうか悩むレベル。

パロディが非常に多く、それなりに伏線が張り巡らされ回収される様はなかなか壮観。
ニコニコで安く見れるのでオヌヌメ。

2.戦勇
ニコニコ発、ニコニコ着の作品。
OPとEDが無駄にこっているのが特徴。
原作の雰囲気を結構再現できているとは思う。ただ、OPとED、本編のバランスがなぁ…。

さて、それでは以下が30分枠である。
そのうち、前期からの引き続きから消化していきたいと思う。

3.サイコパス
話は面白い。すごい面白い。
ただし、ヒロインがかわいくないのが致命的な欠点。
登場人物がラストに至るまでにバシバシ死ぬのは、やはりブッチー原作だなーとは思った。
まーある程度はグロ注意なので、その辺はご注意。

4.ロボティクス・ノーツ
5pbのゲーム発だけど、惜しむべくはシュタゲの後に出てしまったというところか。
おもしろさとしては中の上くらい。
ゲームとロボにまつわるお話で、最後までそれが貫かれていたのはさすが。
パイルバンカーとドリルは男のロマン。

5.プリキュアシリーズ
前作がスマイルプリキュア。今作がドキドキ!プリキュア。
プリキュアって毎回絵のタッチがだいぶ変わるから、そういう楽しみ方もあるよね。
スマプリは最後の方の個人パワーアップのくだりは良かったけど、同時に強さのバランスがよーわからんことになった。あと、ジャンケンが数週間できないのがつらかったって人も。

ドキドキ!は、(略称ドドリア)生徒会長、全国模試常連、財閥のお嬢様、スーパーアイドルがメンバーで、これで「誰でもプリキュアになれる!」とか言ってるんだから、ケンカ売ってるレベルだと思う。
精霊が変身に関わるのってスイプリ以来か。なんかワンキャラだけ独立しているのも、ある種のお約束か。

まー、2話でプリキュア解散の危機に陥ったスイプリ程じゃないけど、ドドリアの世界観もなかなか謎だよね。ジコチューが暴れてる時の記憶を人々が持ってるってどう考えても厄介だと思うんだけど…。物は直るけど。

6.ジョジョの奇妙な冒険
もういろいろ語る必要もないかなー。
ジョジョはもうマジで別枠扱いしていいレベル。
原作に忠実だし、特にいうべきことはないかな。
第3部はよ!(私は第4部が一番好きだけど。

7.リトルバスターズ
keyファンの中には、未だに京アニなければ認められないとかいう京鍵信者がいるのであれだが、まあいたる絵じゃなくて、Na-Ga絵なんdなからJCでも良いだろ、と思わずにはいられない。
少なくともJCの方はクドはかわいく描けていると勝手に思う。
分割2パート方式っぽいけど、原作信者としては次の第1話でまた、「恭介が帰ってきたぞー」で始まってくれたら最高だと思う。
原作やったの数年前だから、ところどころ忘れている感があったけど、思い出しながら見れたのでその点もなかなかだったかなと。

8.宇宙兄弟
今期の改変期を機に視聴から外すことに決定。
なんというか、月面事故のくだりからあんまり面白くなくなってたし。
ムッタがアスキャンになったからもういいかなーって思ったってのもある。
二次選考あたりはなかなか面白かったけど、正直もういいかなとも思う。

さて、それじゃあ前期1クール作品のまとめ。

9.閃乱カグラ
おっぱいアニメ。
それ以上でもそれ以下でもないな。
話のおもしろさとか、そういうことを語りだすと非常にアレなので、頭の中を空っぽにしてみるアニメだとも思う。
見る前からわかっていたけど、マーこんなもんかって程度。
おすすめ度は下の中ぐらい。まだマシ、程度。

10.問題児たちが異世界から来るそうですよ?
OPがもう超厨二すぎて、思わず寒気が走った。
主人公が「僕の考えた最強キャラ」過ぎて震えが止まらないでござる。
知力、体力に優れてほとんど負け知らずとか典型的な厨二病です本当にありがとうございました。
しかし、なぜ10話で終わったのp化は限りなく謎。予算がなかったのかね?

11.生徒会の一存Lv.2
大人の事情で制作会社が変わったり、主要キャラの中の人が変わったりしてたけど、おおむね作品としての流れは特に変わってなかったかなというのが印象。
これも12話届かなかったけど、ここにも大人の事情g(ry
んー、話のおもしろさとしては実際問題、映像化に疑問を覚える程度ではある。
おすすめ度は下の中。

12.俺の彼女と幼馴染が修羅場過ぎる
OPとEDを見て「今週もよかったね」っていうアニメ。
世界一かわいい人の歌だけ聞いてればいいかー、のレベル。
実際問題、本編では主人公がなぜそこまでもてるのかまったくもって理解不能である。というか言動が理解不能だし、メインヒロインは中の人は置いておいて性格が壊滅的にアレだし。愛衣ちゃん大勝利だし、ホモォ…だし、なんというかいろいろ詰め込みすぎてしかも論理的に破綻しているので、基本的にあまり考えないようにしてた。
ちなみに私は幼馴染派です←

13.ささみさん@がんばらない
Twitterネームで@~を流行らせた張本人。
おもしろさ?うーん、微妙。
キャラの可愛さとかはさておき、日本神話や海外の神話をベースに作られた世界観は面白いと思うけど、なんというかごちゃごちゃしすぎてるんだよなー。こういう系の悪い点だけど。
ある意味、シーキューブを彷彿とさせられて、非常にアレな気分になった。
こっちの方はもうちょっとマシだけどね。

14.みなみけ ただいま
私は別に原理主義者じゃないんで、みなみけは4期ってことでいいと思う。
保坂先輩マジパネェっす。私の野菜の妖精っていうのはここから取ってマス。
小野Dがはじけすぎで、何も考えなくても面白いアニメであり、ほのぼの枠だったら今期1位は間違いない。
野菜の声が聞こえるかい?

15.まおゆう 魔王勇者
今期の中で、おもしろさでいえばダントツの一位は間違いない。
ただ、惜しむべくは1期というスパンの短さの故、途中から駆け足になってしまったということか。
現代経済学の概念を中世の世界観に持ち込むさまは、非常に緻密に描かれていて見ていて飽きなかった。
ただ、勇者強すぎるんじゃね?と思わないではない。ある意味戦闘という面だけ見れば万能だよなぁ。転移魔法、回復魔法、飛行魔法も使えるし、確かに一騎当千ではある。

16.琴浦さん
1話の鬱ブレイカーがすべてカナー。
まあ、ほのぼの枠っていうか、何も考えずに見られる先う品ではあったかな。そこまで躓くこともなかったし。
ただ、悪くはないとは思うけど、1話がすべて、と言えてしまう感があるのが、その後の平坦さを物語っているようで、大分もにょる。

17.ビビッドレッド・オペレーション
どうしてこうなった。

ネット界隈では「失敗作」の烙印を押されて久しいが、私的にもこの作品の魅力はひまわりの可愛さ!以上終了!的なところはある。

女の子の可愛さを引き出すことに全力を投じているのがよくわかる、がそのために話のつくりがかなりおざなりになっていて、いろいろと引っかかって躓いて、確かにこれは失敗作だわー、と思わずにはいられなかった。

トマト嫌いなことがばれたくないからって一番の親友と合体できなかったのに、敵と認識してあった少女と和解して速攻合体するわ、引きこもりの美少女と合体するわ、茜は男だったら稀代の女たらしなのは間違いない。
というか、メインヒロインがかわいくないのが致命的。

というか、輪廻のラグランジェでも思ったけど、少女しか戦えない設定はもううんざりなんですけど。つーか、マジモンの戦場で兵士がバンバン死んでいるところに、少女だけを投入するという発想がまず意味が分からん。

さらに言うならば、自分の世界のために主人公の世界を壊そうとしていたテロリストと速攻で和解するのもイミフ。友達になりたい、で済む問題じゃない気がするんだが…。と思っていたけど、この流れってどう見ても魔法少女リリカルな○はの流れとおんなじなんだよなぁ、たまげたなぁ(棒

あと一番不憫なのが、ラスボスの烏。
戦闘機や戦艦はバッカバカ落としたくせに、合体したヒロインたちには傷一つつけられず、そのまま敗北ってあーた。
宇宙を破壊するエネルギーを放出しているやつをぶっ殺したらその余波で地球滅びるだろ、とマジレス。どちらにしろつじつまが合ってないって、それ一番言われているから(真顔

まー、あの首筋の烙印の存在とかまったく語られなかったし、そのくせ「彼ら」を超えたとか、後半の話の展開が急っていうy化意味不明すぎてある意味笑えてきた、そうか、これはギャグアニメだったのか←

ファイナルって聞くと、ファイナルフュージョンを思い出す私としては、最初のファイナルオペレーションがハンマーだったのがせめてもの救いです。


とまあこんな感じか。
おもしろさ的にはまおゆう、ほのぼのがみなみけ、カオスがgdgd、ワーストがビビドレって感じだったけど、まーあんまり高評価といえるだけの骨太な作品はなかったなぁ。
今期はロボットアニメが3本もあるので、そこらへんに期待しつつ、今回は以上終了。

スマートフォンは果たしてフロンティアだったのか

どうも。絶賛就職活動中の私です。

就職活動といえば、数年前から「就職活動と言ったらスマートフォン!」とか言って煽ってますよね。単純なIT化の影響もありますが、それ以上にリクルート会社、某リ○ナビやらマ○ナビのせいであることがほとんどだとは思うのですが、さておき。

さて、私、実はデスクトップの自作沼、ノーパソ沼に続き、絶賛スマホ沼に突入してるわけなんですね。スマホ沼っていうか、ガジェット沼って言ったほうが正しいんですが。

そんな見地から、2012年を振り返って、今後のガジェット業界の衰亡興隆あたりを考えてみたいと思うわけですね。


さて、2012年内でのガジェット業界を振り返ってみましょうか。
とはいっても、結局この業界を牽引している会社は限られているわけでして、必然的にそれらの会社の話ばっかりになっちゃうわけなんですけどね。

その中で、2大巨頭がやはりAppleとGoogleですね。Microsoftも入れてあげてもいいんですけど、いかんせんWindows8を含めてあまり評判を聞きませんね。まあ、このあたりについてもおいおい話しますけど。

というわけでAppleの話です。
Appleのガジェット関係のニュースといえば、やはりiPhone5とiPad miniに尽きるでしょう。
かたやiPhoneの最新機種、かたや絶対に出ないとジョブスが言っていたiPadの7インチモデルなのですから、盛り上がらないはずがありません。

しかし、ちょっと冷静になって考えてみると、それってそんなに大騒ぎするようなニュースだったでしょうか。

iPhoneの方から考えていきたいと思います。
iPhone5になってから変わったことって何?って聞かれて、大体の人は「縦長になった」やら「LTEが使えるようになった」と答えると思います。確かにそれは大きな変化ではあります。ガジェット関連に興味がある人だったら「テザリングできるようになった」というのもあるとは思います。

でもちょっと待ってください。それって本当に大きな変化なんですか?
というか、そもそもの話、iPhoneが起こすイノベーションはバージョンを重ねるごとに徐々に縮小しているんですよ。
まあそれはある観点からしたら致し方がないという考えもあります。それが一体何を指すかといえば、「iPhoneは一般人にとっては完成しつつある」という点に収束されるわけです。

所持したことがないので、あまりバンバンといえるわけではないのですが、iPhoneが起こす大きなイノベーションの波はiPhone4を境に収束しているように思うのです。iPhone4Sが起こしたのは「キャリア選択の自由」であり、実質的には機能的なイノベーションではないからです。

それを加味したうえで、もう一度iPhone5を見てみましょう。
縦長…それはまあデザインの問題でしょうし、スペックを拡大するうえで仕方がなかったという見方もできてしまいます。LTEにしても、SoftBankはイー・アクセスを買収し、しかもどこかにうっぱらってますし、auも通信障害を起こす始末。まだまだ完全とは言いにくいし、そもそも3Gがつながりにくい事態もあるわけですから。

LTEなりテザリング、あるいはスペック拡充などは、もう一般ユーザーが求める機軸ではないのです。そもそも、iPhoneが売れる理由は、結局のところ高いブランド性やファンション性によるところが大きく、そこに使用してからわかる「使いやすさ」が加味されるのが実情なわけです。


ああ、ここまで述べてますけど、私林檎アンチじゃないですよ、念のため。iPadも新しいretinaモデル使って楽しんでますしね。


さて、もう一つのAppleのヒット商品、iPad miniについて話していきましょう。
これを語るうえで外せない要素が一つあります。それは「7インチタブレット」という点です。

7インチタブレットといえば、2012年には他にもヒット商品がありました。
Googleが発表したNexus7です。

高いスペックを持ちながら、16Gで19800円という安さを持って市場を席巻した7インチタブレット。その大きな特徴は、7インチという持ち運びやすさ重視のつくりと、圧倒的な安さでした。

AmazonからもKindle FireHDが出たりと2012年は7インチタブレットの年だったといっても過言ではありません。そんな中で出たiPad miniです。しかも、あのジョブスが7インチを出すことはない、と言い切った商品ですから盛り上がるのもわかります。

さてしかし。
iPad miniについてみてみると、販売価格は16Gで28800円と、他のタブレットに比べて1万近く高く、スペック的にもあまりぱっとしません(バッテリーの持ちと使いやすさ、背面カメラの存在を加味するなら、満足度的にはかなり高いと考えられますが)

私は、この2大ニュースを加味しても、スマートフォンやタブレットの発展が頭打ちになっているのかな、と感じ始めています。


それを証左するわけではありませんが、スマートフォンにはもう一つのムーブメントが厳然と存在しているのも事実です。

スマートフォン会社として販売台数トップに立っているSAMSUNGのGalaxySⅢを見ればそれは明らかです。
つまり「大画面化」です。

アメリカでは5インチサイズのスマートフォンを、タブレットと電話(Phone)を合わせてファブレットと呼ぶらしいのですが、それを示すように昨今の流れでは、スマートフォンは巨大化を続けています。


ある意味では確かにそれは「恐竜的進化」ともいえます。大画面にする理由は、結局は詰め込むものが増えすぎたためのスペース補充であったり、大容量バッテリーのせいでもあったりします。
あのiPhoneでさえ、その流れを組みつつあるわけですから、ある意味では不可避な流れともいえるかもしれません。

しかし考えてもみてください。
スマートフォンってもともと片手で操作するような代物ですよね?

私は現在、GalaxySⅢを使用していますが、大きすぎるので非常に操作しずらく、大画面なのに逆に打ち間違いが頻発する始末です。
一昨年あたりの、4インチ最隆起時代が懐かしいですね。というか、モンスターマシンがポンポン出る陰で、ガラケーとともに4インチ中スペック帯が出てくれないと、なかなか厳しいものがあったりするんですがねー……。
え?それは複数台もち前提の話だって?まあ、まさにその通りなんですけどね。

しかし、恐竜的な進化を含めないでも、確かに日本市場におけるスマートフォンが円熟の時期になりつつあるのもまた事実です。それを示すかのように、日本のメーカーの製品もある程度使えるようなものも増えてきました。売りにする機能が、なんというかなんという感じなのも、ある意味では日本企業らしいといえばらしいのですが……。

最後に、MicroSoftの話をしてから、まとめと行きましょうか。

MicroSoftといえば、忘れちゃいけないのがWindows8の話です。
もともと7もタブレットにインストールされている場合がありましたが、8はさらにタブレット用に最適化されたOSであります。
そのため、連綿と続いてきたUIがバッサリ変更されたりよくわからない仕様変更があったり、まあまだ使い倒したわけじゃないんでよくわからないというのが実情なんですが。

しばらくは、Windows8をインスコして使うことはないんじゃないかなー。

Windows8といえば、Surfaceで32G買っても、実質数Gしかユーザー使用領域なくて、問題になってたりしてたよなぁ。

あとは、Windows phoneも出てきて、時代はまさに三つ巴の戦争……。まあこれ、アメリカだとWindows phoneじゃなくて、Black berryなんだけどね。他にもFirefox OSやら、いろいろな会社はOS参入を画策していたりと、そういう意味では今後も面白そうな分野であることは確かなんだけどねー。



というわけでまとめ。

2012年、スマートフォンは「大型化」「大容量化」「高性能化」の機軸をもとに恐竜的な進化を遂げた。しかし、ある一面的に見れば、それは進化の「伸びしろ」を失ったということであり、技術的なイノベーションはあまり起きていないイメージが強い。
つまり、現状では「どのスマートフォンを選んでもはずれはない」状況であるということ。

まー、Xperia AXに代表されるような固体トラブルはありますがネェ……。

OSにしても、Androidでは各社の独自性が薄れ、ほとんどGoogleの最新OS待ちのような状況。ある意味委では、最新OSという区分ではなく、開発された既存のプラットフォーム(Andoroid2など)での開発のほうがもっぱら盛んであるようではある。まあ、これはタブレット分野の話なんだけど。


以上を総括して、スマートフォンは確かにフロンティアではあった。しかし、そこに住んだ種たちが恐竜的に進化を遂げ、進化は行き詰っている。ある意味では、氷河期や隕石衝突などの超大規模なイノベーションが起きない限り、自作・ノーパと同じ命運をたどりそうである。アーメン。