Vol.629 『あなたはハエを何回キル?④~とっさに反応しない、というチャレンジ~』 | あんじゅの”シンプルライフ” ~理想の現実をしっかり創りませんか?~

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Vol.629 『あなたはハエを何回キル?④~とっさに反応しない、というチャレンジ~』

 

さて、反射的な反応をやめるという話。

私たちは自分で考えているように思っていて、実は本当に様々なことに反射的に反応しています。

 

一体どれくらいのことに反応しているのでしょうね?

 

私のパートナーは家事をする人なんですが、家事って人それぞれにこだわりがあると思います。

明らかに「それはやり方が違う~」ってことも時にはあるとは思いますが、大抵はその人その人のこだわりだったりします。

私は潔癖症が少しあるので、仕上がりが気になる。

パートナーは毎日のことなので、どれくらいコスト?がかかるかを気にしている。

つまり、目的は同じ「きれいにする」でも、「できるだけお安く」と、「できる限りきれいに」では、経過も違うし、仕上がりも違うわけです。

それで、長年戦ってきました(笑)。

お互いに悪いことをしているわけではないですよね。

でも、お互いのやっていることの結果には不満がある。

「やってくれることに感謝しなさいよ」なんてレベルはもうとっくに超えているわけです。

自分のこだわりはどんなに時間が経っても変わらない(笑)。


でも、相手の理屈もわかる。同意はしないけど。

だから、それぞれでやっている時は口を出さない、そして、自分がやる時は自分流、のスタイルできていました。

その時のね、私の潜在意識の中を今回、見てみることにしました。

なぜなら、ヨガ哲学講座の中で「イライラしている状況を一つ、思い浮かべて」と言われたので。

そうしたら、日常の中にあるイライラが一番最初にでてきました。

どんなにもう習慣として、成り立っていても、「イライラ」が「心の底からの感謝」「ありがとうのキスが溢れだす」ということはなかったからです。

その時の私の潜在意識の中は「私の気持ちをわかってくれない」でした。

これは深い深い悲しみにつながっていました。

私のイライラは家事の結果をみて、「わかってもらえない」を確認してしまうために起こっていたようでした。

とはいえ、こだわりは仕方がないです。

それは頭でもわかっています。

なので、その「わかってもらえない」「分かり合えないさみしさ」「意見を取り上げてもらえない悲しみ」をとにかく見る、ということをしました。


その状況におぼれないで。

「悲しい」「悲しい」という声に巻き込まれないで。

それを結構、長い時間やってみました。

そして、実は4日間が終わってからもやっていました。

だって、家事って至るところにあるでしょう?(笑)。

こんなところにこんなものを置かないでほしい。

パートナー的に言えば、足りなくなったら、すぐに補充できるからここがいい。

でも、私からみたら、その補充は2か月に1度なんだから、補充品は見えないところに収納してほしい。

互いに気づいたら補充することはとても素晴らしいことなのに、小さなこだわりの相違―そして、互いに同意し合えないことで悲しんでいました。

苛立ちが素直に悲しみ感じられるようになった頃、「この悲しみはもう手放したいな」と思ったんですね。

ここ大事です。

この感情、いらない―これはね、潜在意識を整理できるサインです。

私たちの本当の思いは、潜在意識をクリアにするパワーが備わっているのです。

そして、さらにね、その悲しみは実は、もっともっと昔の過去生からきていたんですね。

だから、家事のストレスは実は過去生のわだかまりを解消するものであったということが、ちょっとびっくりでした。

まあ、ここは置いといて。

世間的に言われている、「してもらえることに感謝する」は視点を変えるには有意義です。

でも、その結果が自分の嬉しくないことを「有難い」と受け取るのもまた違います。

ここ、混同しないでくださいね。

相手の好意には感謝する。

少しくらい焦げた卵焼きなら感謝する。

でも、自分がアレルギーで食べれない食べ物を作ってくれたら、感謝はしながら、対処します。

すべてを受け入れるという話ではないのです。

すべてを受け入れることが、自分の嫌だという感情を殺すことになるなら、自己犠牲を伴います。

それは現実創造のパワーをゆがませてしまいます。

自己創造の現実を創りたいなら、インドの教えでは、「自分に正直になること」が一番と教えています。

「〇〇になっていない」「○○をしてくれない」と不満を言うのはナンセンス。

なぜなら、不足のエネルギーは次の不足を生み出しますから。

だから、「あることに意識を向けて感謝する」も大事。

なぜなら、「感謝のエネルギーが創造のエネルギーの始まり」ってこと、私は感じてしまったからです。

 

感謝のないところに希望の創造はないってこと。

これ、驚愕ものでした。

ほら、考え方を変えたくなりません?

ただ、もう一つ大切なのは、「だからといって、自分の希望を取り下げない」

ここです。

これはね、わがままと純粋な望みの違いが判っていることが同時に大事になってきます。

今日はとても大切な話でした(いつもですが(笑))。

ちょっと考えてみてください。

現実って本当、自分の意識が創り出しています。

周りのものは自己創造したもの。

だからね、自分で調整していくんです。

 

続きはまた次回。

 

あんじゅ 

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ヴァ―ニア(サンスクリット語で神の贈り物の意味。インドでいただいてきました。)