Vol.628 『あなたはハエを何回キル?③~とっさに反応しない、というチャレンジ~』
さて、反射的な反応をやめるという話。
私たちは実に様々なことに反射的に反応しています。
一体どれくらいしているでしょうね?
そして、どうなったらうれしいのか?
そのために、意識したいのは、まずは「どう対応したいのか?」ということだと思いました。
反射的な対応は恐れを回避する対応が大半です。
すると、人との距離を創ってしまったり、傷つけてしまったり。
でもね、でもね。
不用心に心を開いたりできないよ!
誰かの切実な声が聞こえます。
今回、インドヨガ哲学の学びに4日間通ったのですが、最初は話が弾みそうだと思った女性から最後は完全、距離を置かれてしまいました。
自分の経験を話す機会が何回かあったのですが、最初はこちらに向いていた心が、3日目以降、完全にシャットアウト。
「え、私、悪いことしたかなあ・・・」
心当たりはないので、私からは普通に接していました。
結果は、「うん」とか「いいえ」とかの返事しかもらえませんでした。
そうしたら、最後のシェアで「私は自分の考えが揺らぎそうになると、他人との距離を取る癖があって、今回も何人かの人にそういう態度を取ったと思います。でも、私は自分らしさを守ることが大事で、他人に影響を受けたくないのです。その考えが稚拙なのだということはよくわかっていますが、今の自分でなくなることは怖くて、でも、どうにか変えたくて、その葛藤の中にいる4日間でした」という話をされていました。
私が話しかけたことで、そんな事態を引き起こしていたのか、と反省して、心がシャットアウトしているなら、私からは接触しないほうがよかったかな、と思いましたが、「あちらがこうするなら、こちらもこうする」もなんだかナンセンス。
もちろん、拒絶を超えて接触しようとは思いませんが、自分らしく自然に行動できているならいいかな、と思いました。
そんな時にね、本当は、「自分はどう反応したいか?」ですよね。
この人は「自分の考えをゆらがせる!」と思われてしまったのですかね・・・。
私もそういう意味では、主張を曲げない人が苦手で、そういう時は戦いたくないし、説得されるのもいやなので、、その人と同じような態度を取ってしまうかもしれません。
でも、「本当はどう反応したいの?」と聞いてみたい。
何かが変わりそうなら、何を恐れているのかに向き合う必要がありますよね。
でも、潜在意識は「変わったら、人生が大変になるぞ!! 今まで守ってきたものに意味がなくなるぞ!」とか、「傷つけられるぞ!」とか騒ぐので、思わず反射的な態度を取ってしまう。
たくさんの人が多かれ少なかれやっていることです。
ただ、それを見せてもらったなと思いました。
自分の反応をコントロールするって、本当に難しいこと。
でも、それをやっていかないと、私たちはずっと恐れからの行動を取ってしまいます。
そんな時、まずは自分の反応を意識的にみること。
頭のおしゃべりを鵜呑みにしないこと。
体の感覚は何を訴えているのかを感じること。
心に意識を持って行って、本当は何を感じているのかに意識を向けること。
最後は心からの思いを口にすること。
この4つを特に意識してみようと思った4日間になりました。
本当にね、反射的な反応ってたくさんあって。
特に家族とか会社の人って、時間を重ねれば重ねるほど、反射的になりがちです。
だから、自分が反射的すぎているということを認識することから、「現実を自分でコントロールできるようになる」が始まるのだと実感しました。
あなたも変えていきませんか?
今回、特に思ったのは、思い込み、概念などはエネルギーでクリアにできるのですが、反射的な反応まで落とし込んだものは、さっとクリアにできるものとできないものがあるようということ。
脳のシナプスが創られちゃってるからですね~。
これに対抗して、とっさの反応をやめていく。
ちょっと厄介ですが、やってみたいと思います。
続きはまた次回。
あんじゅ
または
ヴァ―ニア(サンスクリット語で神の贈り物の意味。インドでいただいてきました。)