「野犬の子さん 」リブログ ”12回目の、、、葬儀” 命について思うこと。 | きらくすわんこのブログ

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基本、リブログです。
特に保護犬、動物管理(愛護)センター関連の情報を広めていくことに力を入れたいと思います。

「野犬の子」さんは、

 

その山にいる野犬の全頭保護、そして全頭の看取りを公言されてます。

 

譲渡はしない。

 

保護したらうちの仔。

 

初めて聞いた時、譲渡しないんだ…と驚くより戸惑ったものです。

 

その覚悟は、一般人の自分たちをはるかに凌駕する、体力気力知力に裏打ちされているようでした。

 

と言っても、本当はAさんもYさんも一般人のはずなのですが(苦笑

 

保護に関わるある人は称賛と驚嘆を込めて、

 

あの人は、次元が違う、別格、と言われます。

 

 

そんな方の、ひとつのお別れ報告を読みました。

 

うさぎのミミちゃん。

 

そして、いつか来るであろう、わんさんたちとの別れの瞬間。

 

とてもとても切なくなりました。
 

 

 

私はわんこを家に迎える時、つい

 

今、3歳くらいだから、裕に10年は一緒にいられるなぁ、と考えます。

 

 

煌は引き取ったとき推定3~4歳で、10年9ヶ月と5日、一緒にいました。

 

 

 

でも、急激に衰えて行き、突然倒れ、わずか5日。

 

ちゃんと観察して入れば、もっともっと早くに、楽にゆったりと過ごす時間をあげられたのに、と後悔。

 

しかもずっと付き合っていた(手術大好き)医師からは心無い言葉を浴びせられ、二重の後悔でした。

 

 

 

来楠は煌の旅立ちから半年後に引き取ました。

 

推定で10歳前後。

 

フィラリアの虫が何本も巻いていて、激しい運動ができない身体でした。

 

途中、脱走されて6日間探し回り(センターの人が別の野犬を捕獲に来て、偶然つかまえてくれた💦)

 

さらに違うバージョンで逃げられ、多くの近隣住民を巻き込み、

 

32日かけて捕獲・保護したという経歴を持つ中型女子。

 

 

 

来楠は翌年の夏、突然貧血で倒れ、その日の午後に唐突に旅立ってしまいました。

 

彼女はフィラリアに負けたんです。

 

 

 

 

他には、ハムスターを1匹飼いで8匹、みんな送ってしまいました。

 

今は、ハムロスがひどすぎると、相方にハムスター禁止令を喰らっています。。。

 

 

頭では判っています。

 

いつか、おそらく自分より先に、この仔は逝くと。

 

口では言ってます。

 

いつでもその覚悟をできるように、日々可愛がるんだ、と。

 

 

でも私は、実は、本当には、全然デキてないです。

 

 

私を見てくれない。

 

手を舐めてくれない。

 

尻尾を振ってくれない。

 

頭を撫でられない。

 

それが、本当に身体の内部が捩れるような感覚をもたらします。

 

 

そして来る、火葬。

 

彼女らの身体が、目の前からなくなるという事実が、どうしてもイヤなんです。

 

 

自分が死ぬ方が、はるかに楽だなぁと思う瞬間。

 

間違いなくその時は、自分よりわんこの命の方が重く感じられてしまうんです。

 

同じ命のはずなのに・・・。

 

 

そんな別れと葬儀。

 

「野犬の子」さんは今後10年10数年を、そうした環境の中であの仔たちと過ごすのだと思うと、

 

もう本当に、どれだけ命を大切に思ってらっしゃるのか…と、

 

頭が下がってしまうのです。

 

 

「野犬の子」さんのシェルターにて 2022.夏(左はYさん)

 

「楽しめ、楽しめ」

 

そう語りかけるお二人の声なき声が、

 

動物と生きるこの世のすべての人の声になってほしいです。