書くか書かないか迷ったことがあります。
書くと決めたので、長いです。
先日。
とある複合商業施設に入った時のこと。
一軒のレストランの入り口向かいに、ワンコが繋がれてました。
誰が寄って行っても、ちょっと触ってみても、気にすることもなく視線はレストランの入り口に釘付け。
明らかに、飼い主はランチ中。
今にも雨が降り出しそうな空と、そのおとなしさで、
濡れないか、さらわれないかと気になって気になって。
その仔が見えるカフェに入って、食事しながら窓越しに監視👀
我ながらストーカー気質全開だな、と呆れますが💦
幸い、さらわれることはありませんでしたが、私がカフェを出る頃に予報通り雨がぽつぽつ。
屋根のないところに繋がれている、その仔の背中にも当たり始めました。
意を決して、そのレストランに入り、スタッフの方に犬の様子を伝えて、飼い主さんがいないか声掛けを頼みました。
いることを確認して外へ。
ワンコのところに行って、ティッシュで背中の雨を吸い取っていると、
出てきました。
サンドイッチを抱えた、高齢男性が。
はい、サンドイッチを抱えたままで。
開口一番、
「もう少し、食べたいから」
私に言い訳? 犬に言外の命令?
「でも、雨が降ってきたので濡れます。せめて屋根の下に連れて行ってあげてもらえませんか?」
と尋ねると、即答、
「ムリ」
は?
その男は片手で、係留しているリードの「首輪側」を外し、リードをほどきました。
それから、
すたすたと、その複合商業施設の歩行者用出入口の方へ。
ワンコ、ほったらかし、男、どんどん出入口へ、雨、しょぼしょぼ。
何?この状況。
慌てて「犬が置いて行かれてますけど?」 と
大声で呼び止めるも振り向く気配なし。
どんどん離れていく、ワンコと飼い主の男。
ちょうど通りかかった男性が、その男に声をかけると、
ようやく振り向き、
サンドイッチとリードを持って戻ってきました。
「ついて来るから」
ついて行ってないじゃん!
「外で、リードを外すのは違法です。」
と言うと、それを無視。
リードで引っ張って、歩行者用出入口へ。
アーチ型の車止めにつなぐと、わんこと向き合い、
喜んで前足をかけるワンコに、見せつけるがごとくサンドイッチを頬ばって見せました。
雨はぽつぽつ。
もちろん、屋根なんてなし。
繋がれたところは、1歩先が歩道、そしてその先に交通量半端ない車道。
もはや、車のガンガン行き会う音しかしない場所。
戻ってきた男は、素知らぬ顔でレストランへ戻っていきました。
だったら、さっきまで繋がれてたレストランの前の方がマシだったじゃん!
私が言ったばっかりに、見事に危険な方に行ったじゃん!
あの仔に何かあったら、完璧私のせいじゃん!
手はないのか?
動物愛護管理センターに電話しました。
経緯を話し、何とか犬を保護できないか、と一応尋ねてみましたが、
残念ながら、手はありませんでした。
状況は把握してもらったし、ワンコへの同情も聞いたけど、センターにも打つ手なし。
わかってはいたんですけどね。
声のかけ方を失敗した、私のせいだって。
センターの方の言葉にありました。
アップデートできないヒト
太古の昔からの無責任な飼い方と、命を軽んじ、所有物としか見られない、カビた脳。
私はそれを読み間違った対応をしてしまったのだと思います。
本当に悔しくて、ワンコに申し訳なくて。
泣いても泣いても、この悔しさと虚しさは晴れません。

リードが外され、フリーになった時に1枚
その仔は、男を見るなりものすごく尻尾を振り回してました。
こういう光景、以前も見ました。
明らかにモノ扱い。
死んだっていいんだよ、オレの犬だ、と言い放った男。
でもそこのワンコたちは、その男にすり寄り、尻尾を振り回し甘えた顔をしてました。
当然です。
犬たちにとって、その飼い主が自分の生殺与奪の権を持った、唯一の命綱だから。
ご飯をくれる人。
その一択で、犬たちは飼い主に寄り添います。
その犬たちの健気な習性を利用し、支配し、従え、山の大将になり、君臨する。
おぞましい人間たちが、まだまだ多くいるのだと、あらためて気づかされた
対応に後悔の残る一件でした。

オレが支配者。