2023年に地金程度の価値しかない銀貨について

オークション出品と換金ショップ買取のどちらが有利かを検討したところ

銀含有量が50g以上もある超大型銀貨でなければ換金ショップの方が有利

という結果でした。

参照:地金価値程度の銀貨:オークション vs. 換金ショップ

 

2023年当時、銀地金価格(売値)は1g100円程度でしたが

2024年5月、銀地金は急騰し一時は1g180円を突破するほどでした。

参照:銀地金価格1g180円突破!

その際に改めて銀貨(銀含有率0.925)について

買取効率%=換金ショップでの買取価格/地金商での銀地金買値x100%を調べたところ

93%まで上昇していました;2020年には、せいぜい、72%だったのに。

参照:銀貨買取2024

銀地金高騰と買取効率%上昇は銀貨の換金に大きな影響を与えるため

オークション出品と換金ショップ買取のどちらが有利かを再度検討してみました。

 

A.W.主催オークションなどでは最低出品手数料が1000円(税込1100円)であり

手数料落札価格が1万円未満の場合、出品手数料は10%を超えてしまうため

下記のような計算が必要です。

銀地金売値1g180円の場合

銀含有量が20g

手数料落札価格=20x180=3600円

手数料落札価格=3600円/1.11≒3243円

収益=3243円ー1100円=2143円

→銀1gあたり107.15円→銀地金売値の59.5%

銀含有量が50g

手数料落札価格=50x180=9000円

手数料落札価格=9000円/1.11≒8108円

収益=8108円ー1100円=7008円

→銀1gあたり140.16円→銀地金売値の77.9%

銀含有量が100g

手数料落札価格=100x180=1万8000円

手数料落札価格=1万8000円/1.11≒1万6216円

収益=1万6216円x(1-0.1x1.1)≒1万4432円

→銀1gあたり144.32円→銀地金売値の80.2%

 

換金ショップで銀貨(銀含有率0.925)の最も高い買取価格は、自分が調べた限り

おたからや:150円/g→銀1gあたり162.16円

https://www.otakaraya.jp/

→この時、銀地金売値1g180.07円銀地金売値の90.1%

 

以上から、銀含有量にかかわらず換金ショップの方が有利と言えるでしょう。