A.W.主催第36回オークション最終日を終えてでレポートしたように
コイン・メダルの高騰が止まりません。
その背景には金地金や銀地金の高騰があるでしょう。
オークションでの落札価格のみならず
地金商が販売している地金型金貨・銀貨の価格も上昇していますが
それでは、そうした地金型金貨・銀貨の販売は好調なのか?
Perth Mintの場合
2023年1~3月の金貨販売量19万7177オンスに対して
2024年1~3月の金貨販売量8万8179オンスでしたので
10万8988オンス(55.3%)減少しています。
特に、2024年3月は2023年3月と比べて79.6%も減少しているそうです。
United States Mintでは
2023年3月の金貨販売量21万5000オンスに対して
2024年3月の金貨販売量わずか1万2000オンスでしたので
実に、20万3000オンス(94.4%)も減少しています!
金貨のみならず銀貨でも同様な販売不振が見られるそうです。
ここまで地金型金貨・銀貨が売れていないと、逆に、どういう人物が購入しているのか?
むしろ、そちらの方が気になります。
そもそも、地金型金貨はアンティーク金貨と比べて稀少性が乏しく
金地金と比べて含み損が大きいため存在意義が謎であるとかねてから思っていますが。