今年もコインが高騰しましたが、コイン高騰とともに増えるコイン投資を煽る者

しかし、コイン収集は投資?投機?資産保全?趣味?:本日2本目でレポートしたように

コインにお金を費やす行為は投機・資産保全・趣味のいずれか。

コインを集めて商売をするわけでもないなら投資とは言えないでしょう。

 

自分は以下のように投資と投機を定義しています。

投資:経済活動で利益を得るために現金を費やすこと

*現物を取得していれば、売買差益も期待可

投機:売買差益を得るために現金を費やすこと

投資:何らかの付加価値を生み出す資産を購入し長期的に保有し続けていくこと

投機:資産価格の動く方向を予測し上がるか下がるかに賭けて売買を行うこと

 

経済活動で利益を得る≒何らかの付加価値を生み出す

売買差益を得る≒上がるか下がるかに賭けて売買を行う

どちらの定義も本質は同じであり投資投機となります。

例えば、株式や債券に現金を投じた場合、発行した企業の経済活動から

配当・株主優待・利子という付加価値を得ることができるので投資と言えるでしょう。

しかし、コインに現金を投じた場合、こうした付加価値を得ることはありません。

金地金に現金を投じた場合も同じ、”金は輝くだけで何も生まない”とは

投資の神様と言われるウォーレン・バフェットの言葉です。

にもかかわらず、コイン投資と言うのは・・・ふ・し・ぎ!

もしかすると、資産を殖やす行為を投資と言っているのかもしれませんが

それは正しい言葉の使い方ではないでしょう。

付加価値を得て資産を殖やすこと=投資

売買差益で資産を殖やすこと=投機

資産を保全する過程で資産が殖えること=資産保全

これが正しい言葉の使い方なのですから。

 

誤った言葉を使う者が豊富な知識や経験を有しているだろうか?

誤った言葉を使う者が正しい情報を伝えるだろうか?

かくのごとく警戒すべきと思う次第です。

 

趣味のコイン、とか、資産保全のためのコイン・・・これならOK!

 

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参照:コインの本

 

PS コイン投機とコイン商の違い

どちらも安く仕入れて高値で売る点は同じですが

コイン投機の場合、相場が上がるを待ち高く売れる時に売却。

コイン商の場合、コインを高く買ってくれる顧客に売却。

当然、コイン商には顧客を集める努力が必要、ここが最大の違いであり

こうした経営努力を要するかどうかも投資と投機の違いと言えるでしょう。

なお、株式や債券の場合、その努力を経営者に委ねていることになります。