昨日12月10日は第86回12月泰星誌上・ネットオークションの締切でした。

第85回9月泰星誌上・ネットオークションでは入札がたった1枚しかありませんでしたが

今回は6枚も入札しました。

泰星コインが主催するオークションでは入札額を下げることができないので

よりよく考え慎重に額を決めてから入札します。

しかし、それでも、後から”しまった、割高だった!”と悔やむことがあります。

今回は6枚中4枚で入札後に割高であることが判明・・・やっちまったぜ、と思っていたら

締切8日前までに4枚全てで入札額がブレイクされたので安堵しました。

残り2枚のうち1枚を地金価値未満で落札。
泰星コインが主催するオークションで今年初めての落札となりました。
 

さて、今回の注目コインはこれ↓

バーゼル州 鷲図 1ターレル銀貨 1640年 PCGS-AU53

NGC-AU55と比べると

https://coins.ha.com/itm/switzerland/basel/switzerland-basel-canton

明らかに今回のPCGS-AU53の方が品質や見映えが優れています。

日本では実際の品質・見映えよりもグレードの方が落札価格に影響が大きいため

NGC-AU55の落札価格を参考にすべく見てみると、たったの222ドル

円建手数料抜2万2200円にしか相当せず今回のPCGS-AU53のスタート価格よりも低い!

但し、同じ主催者のオークションで非スラブ入りChoice XFと評価されているものが

https://coins.ha.com/itm/switzerland/switzerland-basel-thaler-1640

落札価格805ドル、円建手数料抜8万500円相当となっていました。

見映えがNGC-AU55<Choice XF<PCGS-AU53なので

PCGS-AU53は8万500円よりも高値でよい・・・のか?

 

更に過去の落札記録を調べたところ

なんと、今回のコインがスラブに入る前の落札価格が分かり、2016年に380ユーロ

手数料20%、1ユーロ130円で計算すると円建手数料抜5万3405円に相当。

 

今回の落札価格は10万2000円、スラブ入りにすることで1.91倍となりました。

諸経費として輸入税6%のみ考慮し出品手数料10%として計算した採算ライン

380x1.2x130x1.06÷(1-0.1x1.1)=7万603円

を大幅に突破、やはり、海外落札→国内出品&長期保有は有利なようです。