9月24日は第85回9月泰星誌上・ネットオークションの締切でした。

今年3回目の本格的泰星コイン主催オークションですが

第84回2月泰星誌上・ネットオークションを終えて:入札2枚→落札0枚

泰星オークション2023を終えて:入札14枚→落札0枚

そして、今回は入札1枚→落札0枚でした。
落札0枚というのは、このコイン高騰の中、止むを得ないかもしれませんが
入札1枚というのは欲しいと思えるものが1枚しかなかったということ。
他のオークションでもそうなのですが、出品内容に勢いがないような気がします。
 
さて、特に注目のコインもありませんが、強いて上げれば、これ↓
ヴィクトリア女王像 ゴシックタイプ 1クラウン銀貨 1847年 非スラブ入
この銀貨の魅力は何と言っても見映えの美しさです。
今回の銀貨は肖像に大きなキズがあり、しかも、摩耗が著しいため見映えは非常に残念。
これでコインの鑑賞を楽しむことができるのか・・・?
自分のコイン収集は趣味を兼ねた資産保全ですから
割安であること、のみならず、楽しめること、これらが入手を決める重要なポイント。
決して、安物買いの銭失いになってはいけないと思うのです。
 
ところで、コレクターには2つのタイプがあると思います。
①誰もが持っているものを集める
②誰もが持っているわけではないものを集める
 
日本人のコレクターにはタイプ①が多いのではないでしょうか?
みんなが持っているものなら自分も欲しい、こうした想いに駆られてしまうのでしょう。
今回の銀貨は非スラブ入でもあったため、スタート価格5万円→落札価格23万6000円。
タイプ①のようなコレクターにとっては入手のチャンスだった・・・?
 
自分は元研究者のためか本来の性格のためか
誰もが持っているものを今さら入手してもつまらないと思ってしまうのでタイプ②。
とは言え、人気のコインが嫌いというわけではないので
見映えが素晴らしいものを割安額で入手できる機会をじっと待っています。