https://www.globalnote.jp/post-3164.htmlによると下記の通り。
金産出国ランキングやプラチナ産出国ランキングとは異なり
会員にならないと5位以下の詳細データを見ることはできません。
それでも、以下のことが分かります。
①メキシコ・ペルー・チリ・ボリビア・アルゼンチン・米国とアメリカ大陸の国が多い
ボリビアにはポトシ銀山があり、かつては欧州の銀を暴落させるほど大量の銀を産出しました。
銀の暴落は銀貨の暴落であり、物価は上昇(インフレ)したため価格革命とも呼ばれます。
しかし、さすがに今は銀が枯渇しているそうです。
②ロシアは金(3位)・銀(4位)・プラチナ(2位)全てで5位以内
今や世界の火元となっているロシア、広い国土を有するだけあって世界屈指の資源大国です。
天然ガスのみならず、貴金属も産出しているのです。
元々は資源を有する国土を守るために巨大な軍事力を持っているわけですが
結果的に、資源と軍事力で諸外国を黙らせる国になっています。
もっとも、その資源も生かす産業がなければ価値はなく
平和であってこそ産業も発達するはずですが・・・(軍需産業は除く)。
ところで、地上に存在する銀の総量は約140万トンとされていて
既に約100万トンが採掘されているそうです。
参照:https://goldmrs.jp/columns/gold/silver-reserves
これを金やプラチナと比較すると
総量)金:銀:プラチナ=20万トン+数万トン:約140万トン:約1万6000トン
総産出量)金:銀:プラチナ=約16万トン:約100万トン:約5100トン
銀が圧倒的に多いことが分かります。
但し、総量にしても総産出量にしても金の10倍には届いていません。
それでも、現在、銀地金の価格は金地金の価格の70倍以上になっています。
このため、金地金よりも割安感がある銀地金が注目されることが時々あります。
特に、米国ではかつて金地金の個人所有が禁じられたこともあり
銀地金も資産保全として人気があるようです。
一方、日本では銀地金を公示価格通りに換金してくれるところが少ないため
かつて、銀は金と同じく通貨の地金でしたが
金と比べてgあたりの価値があまりにも低いため同額の金地金と比べてかさばります。
一方、プラチナはかさばる心配はないのですが、通貨の地金になった実績がありません。
これらのため、中央銀行などの公的機関が資産として保有することは少ないのでしょう。
しかし、これまでの実績を考慮せずに将来的な価値を考慮すれば
金ばかりではなくプラチナも資産として保有すべきと個人的には思います。