https://www.globalnote.jp/post-3144.htmlによるとベスト10は下記の通り。

金は2018年時点のものだったのに対してプラチナは2020年時点のもの

他の鉱石からの副産物は含まず

 

南アフリカがダントツ1位、これがプラチナの特徴、産出国が著しく偏っているのです。

このため、南アフリカで停電・ストライキなどが発生して採掘に支障が出ると

プラチナの供給に大きな影響が出てしまいます。

現在、プラチナの需要は産業用途が主ですが、供給不安は致命的な欠点になりえます。

したがって、プラチナの代替物が求められているわけです。

 

ところで、日本は・・・全く産出がないわけではないそうですが

廃品からプラチナを取り出すリサイクルの方が主になっているそうです。

 

なお、世界の年間総産出量は比較してみると

金:プラチナ=約4000トン;約200トン・・・プラチナは金の20分の1にすぎません。

 

これまで人類により産出された総量を比較してみると

金:プラチナ=約16万トン:約5100トン・・・プラチナは金の30分の1未満です。

 

一方、地上に存在する総量を比較してみると

金:プラチナ=20万トン+数万トン:約1万6000トン

金は地上総量の4分の3ほどが既に採取されているのに対して

プラチナは3分の1ほどしか採取されていないことになります。

金と比較してプラチナの採取は容易でなかったためでしょう。

また、プラチナの産地が限定していることも理由でしょう。

もっとも、地上総量で比較してもプラチナは金の10分の1未満にすぎません。

 

プラチナは地上総量が少なく産地が偏っているため供給が劇的に増えるとは期待できません。

供給が限られている点こそプラチナの稀少価値をより高めることになるはずですが

宝飾需要が限定的であるうちは、せっかくの稀少価値も評価されにくいと思います。

 

PS

生産:品物を作り出すこと

産出:品物を作り出すことに加えて採取することも含む

採掘:地中に埋まっているものを掘り出して採取すること

金は砂金として採取することがある一方、プラチナは廃物から採取することがあるため

採掘より産出という言葉を使用しました。