https://www.globalnote.jp/post-1922.htmlによるとベスト10は下記の通り。

 

ベスト5の特徴は広い国土を持っていることですが、国土のわりに産出量が多い国はガーナ。

中国の約40分の1しか国土面積がないのに金の産出量は4分の1を超えています。

 

中国は年間400トン程度を算出していますが、同時に、大量の金地金を輸入しているそうです。

2020年の中国における金の宝飾需要は675トンだったそうですから

参照:急回復しているインド、中国の金需要(WGCデータ)

仮に2020年の金産出量も400トン程度とすれば、275トンは輸入ということになります。

 

ところで、日本は・・・第45位:6,453kg、つまり、6トン強になっています。

このうちのほとんどが菱刈鉱山によるものと思われます。

菱刈鉱山の推定埋蔵量は250トンなので、しばらくは日本国内でも金の採掘が可能でしょう。

ちなみに、佐渡金山、江戸時代初期の最盛期(17世紀前半)に年間産出量400kg以上。

現在の年間産出量に比べると少なく思えますが、それでも、当時の世界では最大級だったそうです。

やはり、その頃の採掘技術では産出量に限界があったのでしょう。

 

なお、金保有量ランキングhttps://lets-gold.net/chart_gallery/gold-holdings-rank.phpによると

2022年1月の時点で

1位米国:8,133.47トン vs. 7位中国:1948.31トン

まだまだ中国が米国に追いつくことはなさそうです。

但し、中国の金保有量についてはランキング作成時に更新されていない可能性があります。

また、このランキングは中央銀行など公的機関の金保有量についてです。

国民や民間組織を含めた国全体の金保有量では中国が米国を超えているかも・・・?

 

そして、このランキング表を見て、驚くことがあります。

日本、前年度比+80.76トン!

トップ10の中では最も金保有量を増やしているように見えます。

これこそ、金地金価格、海外で謎の急落&反発:本日2本目で指摘した日本の明らかな変化です。

日本は海外取引・海外投資の関係で、あるいは、米国に対する配慮でドルを保有する国でした。

しかし、最近の世界的経済&政治情勢不安定化を受けて方針転換があったのかもしれません。