自分は金貨の方が好きです。

1)黄金の輝きが独特

2)地金の価値が高い

が主な理由、特に自分の場合、資産保全を兼ねた趣味ですので。

*参照:あなたが好きなのは金のコイン? それとも、銀のコイン?

 

それでは、デザインの見映えは金貨と銀貨、どちらが良いでしょうか?

同じデザインの金貨・銀貨を見比べて検証してみたいと思います。

ほぼ同時代のハンブルクの金貨と銀貨です。

 

(左)20マルク金貨:1878, 7.97g (Au 0.9), 22.5mm, KM602, Numista Rarity Index 76

(右)5マルク銀貨:1876, 27.78g (Ag 0.9), 38mm, KM598, Numista Rarity Index 55

 

写真では同じ大きさになっていますが、実際は銀貨の方がずっと大きく存在感があります。

重さも銀貨の方が3倍以上あり重量感たっぷりです。

*密度は金の方が大きいので金貨には”小さい割に重い”という独特の感じがあります。

 

一方、黄金の輝き、100年以上経っているにもかかわらずですよ!金貨独特の魅力ですね。

 

さて、デザインそのものの見映えはどちら良いでしょうか?

金貨ではデザインが黄金の輝きの中に埋没しているような印象を受けます。

銀貨ではデザインが黒色のトーンで縁取られてクッキリと浮き出ている印象を受けます。

更に、銀貨ではトーンの有無・程度によりデザインの印象が異なるのも特徴であり魅力です。

参照:コイン・コレクターはトーンがお好き

あくまで自分の主観ですが、銀貨の方がデザインの見映えが良い、と思います。

 
みなさんはいかがでしょうか?
こういう検証は高価な金貨・銀貨でなくてもできます。
同じデザインの金貨・銀貨を入手すれば良いのです。
これもまたコイン・コレクションの楽しみ方だと思います。