京都市交響楽団第676回定期演奏会の感想 京都コンサートホール アクセルロッド 三浦文彰 |   kinuzabuの日々・・・

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京都市交響楽団第676回定期演奏会に行ってきた。会場は京都コンサートホール、2023年3月11日。



指揮は、ジョン・アクセルロッド
ヴァイオリン独奏は、三浦文彰

曲目は
ガーシュイン:パリのアメリカ人
コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲
ストラヴィンスキー:春の祭典


今季最後の定演は、アクセルロッドの首席客演指揮者退任の日。他に指揮者がいない中頑張ってくれてありがとう。


さて、演奏だが、
一曲目のパリのアメリカ人は、力のこもった好演だったかな。柔らかいテーマだけでなく、迫力ある管の美しさが際立ったっだ印象。

二曲目のコルンゴルドは三浦文彰くんのバイオリンが極めて美しい。オケも美しい。美しい世界に浸っていると、第三楽章で爆発した。この躍動感がいいねえ。美しさと対極の激しさ。すばらしかった。


休憩後の三曲目は春の祭典。
ホルン6人にワグネルチューバ2人、トランペット6人。木管は5管。壮観やね。この壮大なオケからは、震えるような地底から湧き上がってくるような音が。まさに春の祭典にふさわしい、えげつない音。この音を京響から引き出したアクセルロッドはすごい。

もちろん、春の祭典ならもっと踊りのテンポや、限界いっぱいに突き抜ける管弦楽に期待したいけれど、これだけの演奏をしてくれたら大満足。特にバスドラムの体を張った大音響は本当にすごかった。


いや、すごいものを聴かせてもらえた。アクセルロッドありがとう。またきてね。